船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
民族共栄のオーケストラ
2014.4.9(Wed)
社名:(株)船井メディア コンテンツ・プロダクトグループ
名前:中沢 弥生

 音楽へのひたすらな情熱を胸に、まさに命がけでタクトを振り続けている指揮者、柳澤寿男さん。「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれるバルカン半島、特に旧ユーゴスラヴィアの国々を中心に活躍しています。
 旧ユーゴスラヴィアは現在7つの国(スロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、モンテネグロ、コソボ、マケドニア)に解体し、各地での激しい紛争の結果、民族間のわだかまりが根強く残っています。

 「音楽に国境があってはいけない!」
 コソボの盟友の言葉に心を動かされ、2007年にバルカン室内管弦楽団を設立。民族分断の象徴的な土地である、コソボのミトロヴィッツァで、敵対していた民族が共演する歴史的なコンサートを実現する様子など、TVほか各種メディアでたびたび紹介され、ご覧になった方もいらっしゃることと思います。
 最近彼の著書を読み、音楽に導かれる道筋をたどりました。

戦場のタクト―戦地で生まれた、奇跡の管弦楽団
柳澤寿男(著) 実業之日本社


 指揮者になりたいという熱意だけを頼りに、指揮者の佐渡裕さんのもとを訪れ、ほとんど拝み倒す勢いで弟子入りし、研鑽を積んでいきます。
 音楽活動のみならず、日常生活全般において感性を磨く大切さを、折にふれて伝えられるエピソードが興味深く、また若い弟子たちの生活への心配りなど、佐渡さんの包容力や人間味あふれるお人柄に感動しました。
 そしていよいよ指揮者デビューの後、柳沢さんは、文字通り国境や民族を越えて、体当たりで突き進んでいきます。

 バルカンの地で拠点とするコソボは現在も情勢が不安定で、停電や断水は日常茶飯事のようです。暗闇の中を帰宅後、冷暖房もなく、ろうそくの灯でスコアを勉強するような日々。冬には水が凍らないようにペットボトルに入れ、抱いて眠るのだとか!かなりの覚悟をしてきたつもりでも、暗闇、孤独、不便な生活によるストレスは相当なものだそうです(体重20キロ以上減少)。そのような状況にあって、土地の人々の心情が理解できるのかもしれません。

 2007年に設立したバルカン室内管弦楽団の名称については、その地名にどうしてもつきまとう紛争地域という負のイメージを払うべく、断絶した民族間の交流を少しずつ再開し、この地への誇りを取り戻せるようにという願いがこめられています。各民族の問題は、公平を期すために楽団の事務局を日本(東京)に置くというほどのデリケートな感覚です。そうした関係性の中で、民族的にニュートラルな立場である日本人だからこそ、果たせる役割があるのでしょう。
 とかく民族共栄という話題性が先行しがちですが、音楽そのもので聴衆の心を響かせるクオリティを磨き、人々に愛され、バルカンの誇りとなるような室内管弦楽団であることを目標に掲げています。
 各民族ごとに特有の「音」があり、互いに一歩ずつ歩み寄りながらハーモニーを築き、互いの信頼が深まっていくのが何よりの喜びであるようです。

 危険な地域での活動にありながら、必要なところで支援者や協力者が現われ、サポートを受けながら構想を実現し続けています。国や民族を越えて人々を巻き込み、大きな潮流を生むその原動力は、柳沢さんの岩をも動かす信念と、見境ないほどの行動力、そして何よりも音楽への情熱によるのではないかと思います。

 余談ながら、だいぶ前の話になりますが、私が休日に参加しているアマチュアオーケストラで、柳沢さんに半年ほどご指導をいただく幸運に恵まれました。
 アマチュア相手とはいえ、要求される音楽に妥協はまったくありません。
 ピアノを使い、音程を1音ずつ確認していく厳しさ……。
 「真面目に音楽やりましょうよ」
 「練習でできないものは、本番でもできませんよ」
 毎回の合奏練習はよい緊張感に満ち、身が引き締まる思いでした。
 演奏会本番、「あとは僕が面白くしますから」と、情熱あふれる熱い指揮でオーケストラを最大限に引き出してくださいました。
 真剣に向き合っていただいた経験が、今も心の励みになっています。
 柳沢さんのますますのご活躍を、心よりお祈りいたします!

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【2014年 バルカン室内管弦楽団 来日公演スケジュール】
5/29(木)東京都千代田区:紀尾井ホール
5/31(土)6/1(日)長野県下諏訪町:下諏訪総合文化センター
6/2(月)石川県金沢市:石川県立音楽堂 コンサートホール
6/4(水)愛知県名古屋市:愛知芸術劇場 コンサートホール

【柳沢寿男 オフィシャルサイト】
http://www.marscompany-balkan.com/


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18周目:「インドの叡智」
19周目:「目に見えないけれど大切なこと」
20周目:「倍返し!?」
21周目:「かけがえのない日々」

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