photo

トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2005年2月25日
中小企業にとっては、これからは金融機関対等が何より大事

 株式会社セイワコミュニケーションズが発刊している「先見経済」という雑誌があります。中小企業経営者がよく読んでおり、実践的な内容の雑誌で私も愛読しています。
 ところで先週、この雑誌の速報版の「速報、先見経済」の1月第4週号を、たまたま見ました。

 この号に「ズームアップ社会」として私の文章が載り、その掲載紙が送られてきたからです。出張の新幹線の車中で、ゆっくり読みました。「なるほど・・・」と思った記事が二つあり、このような記事を載せる「速報版」は読むべきだと思いました。同誌の勇気にびっくりしました。その一つは岩井義照さんの文章ですが、いつも私が中小企業経営者に言っていることを実に分りやすく書いていました。

 これを読むと小泉、竹中というのはとんでもない人たちだと思いますが、同誌には「日本の戦畧は、アメリカに忠誠を誓って友好を深めること」という文章が猪口孝東大教授によって出ています。やはり日本はアメリカの属国で、アメリカの言うとおりにしか生きられなくなっているようです。その意味でも、いま話題になっている私と副島隆彦さんの共著の『日本壊死』(ビジネス社刊)を、ぜひ真剣に読んでください。

 では岩井さんの文章を転載します。これをまずお読みください。特に中小企業経営者は絶対に読んでください。

 2000年、ブッシュ大統領が当選した時、すでにITバブルは弾け、株価は低迷していた。彼は、なんとしてでも株価を上げ、景気の回復を計らなければならなかった。そこでブッシュ大統領は、二つの戦争に取り組んだ。一つはイラクを占領し、石油の利権を獲得して株価を上げること。もう一つは不良債権処理に名を借りて日本の大手銀行を解体し、米銀と合併させることだ。日本の銀行を傘下に収めれば、約600兆円の日本国民の預金を、自由にアメリカの株式や国債購入に投資することができる。イラク戦争の泥沼化と異なり、こちらは小泉・竹中ラインの協力で着実に進んできた。

 しかし、ここに来て反乱が起こった。四大メガバンクの一つ、東京三菱が米銀との合併を拒否し、UFJを傘下に収め、世界一の資金量を確保して、独自路線を進み始めたのである。屈辱的な合併を望むものは誰もいない。三井住友が、強引にUFJ合併戦争を起こしたのもこのためであり、金融庁がUFJの粉飾を暴いて合併を中止させようとするのは、米銀との合併促進のためである。ただ私は、銀行資本と経営者が外人に代わっても、そのこといついては関心はない。

 恐ろしいのは、アメリカの銀行が原則として投資銀行だということだ。したがって、設備資金などの融資でも、期間は原則として五年以内。期日に返済できなければ、担保物権の所有権は銀行に移り、その物件を売却して貸し借りは終了する。いわゆるノンリコース(担保物権を渡せば借金は消える)である。

 しかし日本の中小企業は、銀行から事実上資本金を借り入れしている。借入の大半は、事実上資本金として工場や店舗に投資され稼動しているから、実際は返済なし、(借替)、利息のみを配当として払うのが実情だ。しかし、米銀の考えはこれを不良債権と見なす。したがって、最長でも五年で全額返せと要求する。

 これはとんでもない間題だ。米銀への合併が強行されれば、膨大な中小企業の倒産が起こり、大変な不況や混乱が始まる。中小企業は、今から中小金融機関への借入変更を準備すべきである(転載ここまで)。

 
 以上のとおりです。自分の会社をつぶさないために、いまから充分に準備しておいてください。
                                         =以上=

 

バックナンバー
2005.02.28:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】先週(2005年2月20日〜2月26日)の主な行動と主として感じたこと
2005.02.25:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】中小企業にとっては、これからは金融機関対等が何より大事
2005.02.24:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】本物研究会スタディーツアーのお知らせ
2005.02.23:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】今一番知らせたいこと、言いたいこと
2005.02.21:【主な行動と主として感じたこと】先週(2005年2月13日〜2月19日)の主な行動と主として感じたこと
2005.02.19:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】船井幸雄主宰、本物研究会からのお知らせ
2005.02.18:【先週のびっくりより】普通人の健康法
2005.02.16:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】単純がいい
2005.02.14:【主な行動と主として感じたこと】先週(2005年2月6日〜2月12日)の主な行動と主として感じたこと
2005.02.12:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】本物研究所からのお知らせ−船井幸雄完全ひとり説法
2005.02.11:【先週のびっくりより】フォトンベルトの実態
2005.02.09:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】日本人の良さを生かそう
2005.02.07:【主な行動と主として感じたこと】先週(2005年1月30日―2月5日)の主な行動と主として感じたこと
2005.02.05:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】船井コミュニケーションズからのお知らせ
2005.02.04:【先週のびっくりより】両手ふり運動をやろう。
2005.02.02:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】このホームページを読む人なら、これくらいは知っててほしい =船井幸雄のスピリチュアルな世界=
公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 -->
健康の超プロ4名が語った「じぶんでつくる健康未来図」の動画をプレゼント 数霊REIWA公式サイト 佐野浩一 本物研究所 本物研究所Next C nano(ネクストシーナノ) 成功塾説法 舩井幸雄動画プレゼント 高島康司先生の「日本と世界の経済、金融を大予測」 メールマガジン登録 舩井メールクラブ 佐野浩一note