トップが語る、「いま、伝えたいこと」

１１月２日のこのホームページ上で述べたように「リスクマネジメント」は、大事なことです。
　とはいえ、私は根元的には「すべては必然、必要、ベスト」と考えていますから、かなり気楽に生きてきました。
　毎月１回、私宅で行っている『幸塾』には大体１００人くらいの人が見えますが、そのうち何十人かは初対面の人です。私は来宅される人の名前も経歴もほとんど知りません。
　「人の性は善だし、善意で付きあえば、悪意でなどはだれからもかえってこない」と考えているからです。
　事実、１９７０年に創業した船井総研は、いままで一度も訴訟をおこされたことがありません。
　私個人も、善意で付きあってきたのに、それを悪意ととられて対応されたのは、最近の２０年間では、２人しか知りません。１９８９年に１人、そして今年１人の２人しかなかったのです。その２人に対しても善意で対処していますし、もともと悪意で、他人と対処できないのが私の特性のようです。
　ところで、私はリスクマネジメントの専門会社と親しく付きあってきました。いまも「船井総研」や「船井幸雄グループ」は、そのような会社と契約しています。
　また警察や公安の人々にも多少ですが知人がいます。そのような人々から、「船井さん、いまのあなたは、未知の人、身元のはっきりしない人とは付きあわない方がいいですよ。気をつけてください。自分のことを一つもお分りでないようですね」と最近よくいわれます。事実、私の周辺のガードが最近、急に厳しくなってきました。そうしなければならない理由がいろいろあるからです。
　もともと人さまを区別したり、差別したりできないうえ、すべてを包みこみ、善意で至誠の気持でつきあいたいと考えている私は、いま、かなりびっくりし、とまどっています。「リスクマネジメントの大事さ」は充分に知っているのですが、自分個人のこととなると、考えさせられます。
　ともかくこれから私の身辺ガードはきびしくなりそうですが、私は、そういうことは好きでないのです。そのことをお知りいただき上手に私とお付きあいください。
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