トップが語る、「いま、伝えたいこと」

　私には、世間が秘蔵児だと言ってくれる人が何人かいます。
　それは、石渡　明君、平川俊之君、井本雅之君、高島　栄君、佐藤芳直君と小山政彦船井総研社長です。
　この前記の５人は、船井総研が大卒の新入社員を採りはじめた昭和５１年から数年間内の大卒新入社員たちで、共通した事象がいくつかあります。
　�@入社後約１年間、私の車の運転手兼秘書をやった。�A奥さんも船井総研社員であり、私と家内で仲人をしている。�B船井総研の役員になり、がんばってくれた・・・などなどです。
　これらの５人中、いま船井総研に残っているのは高島　栄君だけで、専務として小山政彦社長を助けてくれています。
　しかし、石渡君、平川君は、船井総研を去り、経営コンサルタントとしてがんばっていますし、井本君、佐藤君は実家の仕事をひきついで経営者業に精を出しています。
　先週仙台で、（株）Ｓ・Ｙワークスの創立セミナーがありました。私も講師として行ってきました。この会社は一昨日、このホームページ上で紹介したように、今年３月に船井総研を辞め、４月に父上とともに佐藤芳直君が仙台で設立し、社長になった会社です。
　３００人余の参加者に祝福されたすばらしい出発のセミナーで、佐藤君のためにもよかったと思います。
　しかし、それよりも私がびっくりしたのは、世間の人が秘蔵児といってくれる人については、やはり私にも特別の思い入れがあることを知ったからです。
　ともかくかわいくて仕方がないのです。それとともに、ここに名前をあげた６人には、行く道は異なっても仲よくしてほしい・・・と心から思ったのです。
　この自分の心の動きにびっくりしたのです。
　私は現船井総研の小山社長とこの佐藤君、そして神田昌典さんを「１０年に１人の天才コンサルタント」と思うのですが、佐藤君の近著『思いが実現する船井幸雄の６０の言葉』の著書中の著者略歴には、つぎのように書かれています。

佐藤芳直(さとう･よしなお)
（株）Ｓ・Ｙワークス代表取締役。
　１９８１年､（株）日本マーケティングセンター､現在の（株）船井結合研究所に入社。２０代から一躍トップコンサルタントとして圧倒的実績をあげる。
　２９歳で部長職に､そして１９９４年､当時の上場企業最年少役員に就任し､世間の注目を集める。
　大手メーカーから行政機関､観光開発､村おこしまで幅広い分野で成功事例を生み出し続け、船井幸雄氏をして｢１０年に一人の天才コンサルタント｣と言わしめた。
　２００６年３月、同社常務取締役を退任｡４月に家業である会計事務所を統合し、財務戦略と経営コンサルティングを主薬とした(株)Ｓ・Ｙワークスを設立し、代表取締役に就任。
　｢経営の目的は永続にある｣という哲学のもと、“百年企業の創造”を提唱し続けている。その一貫した佐藤哲学には全国に熱狂的な佐藤信者が多く存在する。
　２５年のコンサルティング実績は３０００社におよび、幾多の一流企業を生み出し続けている。
　また、講演においては企業経営者のみならず教職者、そして子育てに情熱溢れた父母の間まで広く聞かれ、心を打つ感動講演として知られている。
著書に、『船井幸雄のヒント　勝ち方の法則』、『船井幸雄のヒント　リーダーの法則』、『船井幸雄のヒント　マーケティングの法則』(ともに中経出版)、『リーダーは夢を語れ！』（日本経済新聞社）、『ずっと、あなたのお客様でいたい！』、『“１００年企業を創る”経営者の条件』（ともに大和出版）、『はぐれ熊ロンリー』(たま出版)などがある。
（株）Ｓ・Ｙワークスのホームページ･アドレスhttp://www.syw.jp/

　これを読みながら、私は目を細めているのですから、たしかに彼は秘蔵児と言えるのでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝以上＝