
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

5月2日のこのHPで、私のいま書いている本の「まえがき」を載せました。そこで最近の私は「無用のことに、まったくと言っていいほどこだわらなくなり、執らわれなくなった」と書いたところ、「具体的に教えてほしい」という御質問が多くきて、びっくりしました。
こういうのは常識的に考えてほしいのです。それでいいのです。
われわれは社会人として生活を送る上で、いろいろな法律や規則にしばられます。躾というものもあり、それ以外にも、儀式の作法とか席次などいろいろなルールがあります。
お茶の飲み方、洋食の食べ方にもルールがあります。しかしたいてい有用です。
いわゆる有用か否かは各自の常識なのです。
やった方が気持いいこと、あるいはやった方がよいと思うことは、こだわり、執らわれてやればいいのです。そんなものです。
「やってもやらなくともいいな」と思うことは、できれば、それにこだわったり、執らわれない方がいいでしょう……と私は思い、最近はそれができるようになったということです。
私は小さいころ「ご先祖のお墓にお詣りしてから、お宮さんに参拝してはいけない」とか「家族が亡くなったら、少なくとも100日間くらいは、お宮さんの鳥居の中に入ってはいけない」と教えられました。当時は国家神道の時代だったからですが、いまはできることなら、こんなことはこだわらなくともいいでしょう。しかしそのように信じている人と行動する時は、それなりに気をつける必要があるでしょう。うまく合わせてください。
また小中学生時代には「天皇陛下は神さまだから、お写真にでも姿勢を正して最敬礼しなさい」とか「神さんや仏さんの前では正座するのですよ」と躾けられました。
これなんかも、いまではあまり気にすることはないでしょう。私は正座が苦手なので、長年まったくこれにはこだわっていません。ただし、一応断ってからひざを崩します。
私が言いたいのは、社会生活上、必要なことは別としても、「不用なことには私は、まったくと言っていいほどこだわらなく、執らわれなくなりました」ということなのです。
それがどんなことかは、皆さんが各自で考えてください。
ともかくこのように生きたら、生きるのがめっぽう楽になりますよ、とだけここでは言っておきます。
=以上=

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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

