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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄の遺志を引き継ぐ舩井勝仁と佐野浩一が、“新舩井流”をめざし、皆様に「いま、伝えたいこと」を毎週交互に語っていきます。
毎週月曜日定期更新
2012年12月10日
これからのアメリカはどうなるか。

 未来のことは、だれにもはっきり分かりません。したがって予測はするべきではないのですが、もともと予測がよく当った私、今週はこれからのアメリカ、来週はこれからの中国という、いま世界の大国であり、日本としては付きあわざるを得ないこの二つの国について、近未来予測を述べたいと思います。
 もちろん、限られた知識と情報をもとに予測するのですから、大半は私の論理的な直感になります。また常識論になります。

 ではまず、アメリカについて、予測を述べてみましょう。
 オバマが大統領選に勝ち、2013年1月20日から4年間は彼が中心になって大統領としてアメリカを動かすことになりました。
 リーマン・ショック時の大統領は、大統領として見事だったとして有名ですが、あれは本当はAIGショックだったのです。
 2008年9月15日の後の世界不況はAIG(American International Group)のためで、これは世界中の識者の常識です。
 AIGはCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)という企業や銀行の倒産保険を大量に扱っていたのですが、大きすぎて潰せない会社でした。だからリーマン・ブラザーズをスケープゴートにし、リーマン・ショックと大さわぎをしているどさくさにFRB(米連邦準備制度理事会)は本当はやってはいけない、投資銀行のAIGに大量の公的資金を投入したのであり、これは大統領とFRB議長の勇断だったと思います。
 しかし、オバマ大統領になり、FRBの3度にわたる金融緩和で、金融関係の会社の株価は1.5倍以上にもなりましたから、2012年にはAIGはこの公的資金を国に返してしまいましたが、政治とはこのようなもので、秀れたスタッフが案を考えますから、決断するオバマもまた一流の政治家だと言えましょう。
 それはそれとして、アメリカはいま貧富の差がますます大きくなり、政府債務は2012年10月31日時点で、16,231,854,869,546ドルです。
 日本円でおよそ1,300兆円で、増えつづけることはあっても、減りそうにありません。
 民間の借金まで入れますと、それは5京円をすでにこえているといわれています。それに財政の崖もあります。
 その上、両院がねじれ国会で、上院はオバマ民主党が少し優勢ですが、下院は共和党優勢で、よほど議員たちに危機意識がないと、オバマ政権は何もできない政権になるでしょう。
 ともかく法律が成立しないのです。現議会は過去2年弱で150ほどの法律を成立させましたが、過去30年に比べると、議会は法案成立という点では30%ぐらいも機能していません。日本の現国会そっくりです。したがいまして今後、超党派で議会がオバマ政権に協力するかどうかが決め手になりそうです。
 が、それは、いままでよりはよいでしょうが、完全にはむつかしいでしょう。
 はっきり言って、アメリカは潜在的財政破綻国家であり、そのうえに赤字が減る見通しもないことから、常識的にはオバマも選挙に勝って喜んでおられるような状態ではありません。
 やはり常識的には、バーナンキのFRBがドルを刷りつづけるか、中国や日本の現在の保有ドルを零(ゼロ)にする戦略をとるか、戦争をおこすかの三つが、具体的な方向づけでしょう。
 すべての可能性があると思いますが、FRBはその成立のプロセスからロスチャイルド財閥の意向が強く関係しています。これは日銀も同様です。
 いまアメリカとFRBに従って先進国の行なっていることは、赤字つづきで回復の見込みのない会社が返す(落す)あてがないのに毎日先付け手形を乱発しているのと余り変りはありません。
 いま、アメリカではFRBが通貨を印刷していて、それでいてアメリカの国債を買っているのです。
 これもロスチャイルドというかオバマの戦略といえると思います。
 が、来年は、しばらくこれを続けて行くでしょう。FRB議長は、オバマと一体のバーナンキなのです。
 ついでアメリカは、イランとイランの一体国であるシリアに手を出したいでしょう。
 イランは、いま西側諸国の金融面のしめつけで、猛インフレに泣いていますが、アメリカはこれだけでは多分すまさないと思います。それに、アメリカの利益を代表する軍産複合体がじっとしていないと思いますので、イスラエルの動きとともに気になるところです。イランを対象とする中東戦争の可能性が考えられますが、平和主義のオバマ大統領もアメリカの国益と存立のために動くことでしょう。目を離せないと思います。
 さらに潜在競争国としての対中国戦略が虚々実々に今度はくりひろげざるを得なくなると思いますが、その詳細としては、いままでより中国に強く出なければならないだろうと思います。
 日本には憲法改正、自衛隊の軍隊化、アメリカ軍との一体化などの圧力が強まってくるでしょう。
 ともかく「戦略的パートナーシップ」などという妥協がアメリカにはすでにできなくなりつつあることは常識的に判断できます。
 日本に少し視点を移しますと、アメリカは日、中、朝鮮半島の一体化を何とかしてストップして来ました。この三つが一体化すると、それこそ世界の覇権を手にすると思えるからです。
 これにロシアやインドをからませ、ドルの力を活用して見事に世界を牛耳ってきましたし、その下でふり回されてきたのが、日、中、朝鮮半島などです。
 その路線については、今度は強まることはあっても弱まることはないでしょう。
 ともかく弱くなりつつあるとはいえ、アメリカは世界の覇権国です。その動きには目を外すわけには行きません。
 オバマとそのスタッフには、まだ、それだけの力があります。とはいえ、以前のアメリカに還るには、歴史の流れに反すると思います。それはムリでしょう。
 この際、日本にこのような世界情勢に対応できるすばらしい政治家が出てくればいいのですが、それは常識的には不可能なようです。
 とすれば、今後のアメリカは衰えたりといえども、まだ世界の覇権国として大統領とその周辺の決意次第では、いましばらくはいろんな方法で世界に君臨しつづけると思われます。
 日本人としては、上手に付きあうしか仕方がないでしょうが、本気で日本国の独立を考えるべき時が近づきつつあるようにも思います。これからがチャンスです。
 読者の皆さん方の御勉強を強く望んでおきます。
                                          =以上=

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舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長
1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。
2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けている。
著書に『生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『未来から考える新しい生き方』(2011年 海竜社)、『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年きれい・ねっと)、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき共著 2014年 きれい・ねっと)、『いのちの革命』(柴田久美子共著 2014年 きれい・ねっと)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一共著 2014年 きれい・ねっと)、『聖なる約束』(赤塚高仁共著 2014年 きれい・ねっと)、『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(朝倉慶共著 2014年11月 ビジネス社)、『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(竹田和平、小川雅弘共著 2015年 ヒカルランド)、『日月神示的な生き方 大調和の「ミロクの世」を創る』(中矢伸一共著 2016年 きれい・ねっと)、『聖なる約束3 黙示を観る旅』(赤塚高仁共著 2016年 きれい・ねっと)、『お金は5次元の生き物です!』(はせくらみゆき共著 2016年 ヒカルランド)がある。
佐野 浩一(さの こういち)
株式会社本物研究所 代表取締役社長
株式会社51コラボレーションズ 代表取締役会長
公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。
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