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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2013年4月1日
他人の思わく

 私はいま病人でケガ人だからか、病院や医師との付きあい、処方されている薬の種類と区分けなどでも非常に忙しいのです。病気にはなるべくならないことだと思います。
 つい先日のことでした。「あすは11時半までに話しを終り帰りますから」と、その日の前日に知人からきいたので、10時半に薬を一種類服み、それから少し話しをきき、11時からつぎの仕事を用意していました。
 ところが、当日9時半ごろ、「11時半に行きます。変更してくださいませんか」と、私の秘書に一方的に彼から言ってきたのです。
 その人にとってはその方が都合がよかったのでしょうが、予定が狂った当方は、こういう時はたまったものではありません。
 ともかく、10時半に服む予定の薬を12時に服むことに変更し、その薬の副作用で睡くなる時間(1時間半くらい睡い)と早すぎる中食前の昼寝にでも当てようかと変えたのですが、このようにすべての人には自分の思わくと計画による予定があるものです。
 それはだれでもだと思いますが、それを自分の思わくだけで他人の、多分大丈夫だろうとの思わくで一方的に変更するのは、たとえ10分間といえども、このように迷惑を他人にかけることになります。
 特に他人が私のような病人の場合は、大変なのです。
 こんな場合、他人の思わくにも充分にぜひ注意してください。
 考えますと、われわれは人さまに迷惑をかけながら生きています。
 とはいえ礼儀がありますから、一応、常識的にはていねいにことわっておくべきでしょう。
 昔といっても数年余り前まで、一人前に働き、大多忙の時の私の場合は、たえず秘書室に何人かの秘書がおり、私の都合も相手の都合も仕切っていてくれていました。だからいまの10数倍も30倍も忙しくとも、他人の思わくも気にしてうまく回っていました。やり方だと思います。
 これは立場上、人の上に立つ人にもおおいに責任があります。
 私は多年、人の上に立ってきました。しかし40年も50年もトップで頂点にいたのです。
 どうしても他人にムリを押しつけがちになります。
 そうしても、多くの人は、そのムリにふり回されることになります。
 ここしばらく世界中で大きな人事変更がありました。
 ローマ法王に初めて中南米出身者のアルゼンチン人のベルゴリオ氏が選出されて「フランチェスコ1世」として初登場しました。3月13日のことです。
 中国では、14日に習近平氏が新しい国家主席に選出されました。もちろん首相も変わりました。日本でも日銀総裁が変わりました。
 このような時は他人の思わくに多くの人が左右されることが多くなります。

 ところで80才をすぎ、病気もあるとなると、どうしても他人に迷惑をかけます。
 そこで1人で、できるだけ多くの他人さまに迷惑をかけないように注意しています。
 家の中でもっとも静かで1人で独立して住めるところへ寝室兼書斎をつくりました。
 このBEDに大体、夜は9時〜9時半に転がりこみます。大体4−5分で睡りに入るようです。朝は6時前ごろに起き出します。それからTVを見ながら、全身運動としてもっともよいといわれている両手ふり運動を1時間半ほど行ない、カラダを楽にしておいて、8時ごろから家内と一緒に朝食などをいただきます。
 一般的な所用が終れば、できるだけ自分の書斎に引っこんでしまいます。
 これで、かなり気楽に自分なりの他人を煩わさない、なおかつ他人の思わくに左右されない日々を送れています。
 いま書いているような原稿は、朝7時半〜8時ころに大体書くことにしています。
 静かでカラダもアタマもリラックスしているからで、1日中で一番好きなことを考え、書けるし、他人の思わくを気にしなくてよいからです。
 それと、その日の第3者に関係する主な予定も、ここで確認します。
 たとえば、きょうは歯医者さんに歯の治療をたのんでいました。たのんだのは1週間ほど前のこと。時間まで決めていなかったので確認しました。
 以上は、たまたま私の一日の生き方のほんの一例ですが、何とか何人の思わくも考え、自分の思わくも考え、人さまにできるだけ迷惑をかけないように生きているつもりです。
 これらは、小さなことですが、80才を過ぎてからの知恵といわれるかも分りません。
 若い人たちにとってできるだけ参考になればと思い、一筆記しました。
                                           =以上=

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公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 -->
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