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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
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2013年4月8日
将棋と囲碁こそ最高の勉強ツール

 私には孫が7人います。上は大卒後3年の女性、下は6つの元気な坊主です。
 これだけの孫の遊び具合を見ていると、さまざまですが、脳の鍛え方についてもっとも大事な手法を忘れているように思えます。
 それは至って身近なところにある将棋と囲碁です。
 この二つさえ小学校へ入る直前くらいから覚えて、これを習熟すると、それに優(まさ)る勉強のルールはないでしょう。
 6才の孫が、あっというまに将棋の並べ方をおぼえました。あと彼はルールさえおぼえればいいのです。
 多分、10日もたてば遊びはじめるでしょう。
 また、囲碁は将棋より少し奥深いようですが、私の経験から石にさわりはじめて1−2年も経てば、こんなにおもしろいものはなくなります。私らの年代は若い時、今の子供たちとちがって、他に特別のゲームなどをやっていたわけではありません。
 しかし時間があると当時は、大人たちが子供の将棋や囲碁の付きあいをしてくれました。喜んで付きあいました。私でも小学校の6年生ぐらいの時は、けっこう楽しめるし考えられる腕前に達していたように思います。
 とともに、これらを知らないいまの子供さんたちに比べて、大局的にものを把(つか)むことやルールを知ることにはかなり長け、小中学校の優等生は大抵は将棋や囲碁も、そこそこたしなんでいたように思うのです。
 いつのころからか、このようなすばらしい風習というか、民族のアタマを鍛える方法が忘れ去られました。……ように思うのです。
 子供相手に次つぎといま発明されるゲームをみていますと、将棋と囲碁にかなうものは一つもないと思うのです。
 最近病気になったり大ケガをしたりで、よくベッドの上で考えています。
 私には何の特質もありませんが、かなり、マクロのようです。先も読めます。ミクロでもあります。論理的です。理屈っぽいくらいで、計画的だとさえ思われています。
 それらを大把みすると、その原因は将棋と囲碁を少なくともいまの若い人たちの何千倍もたのしんで来たことだと思います。
 これはいま時の珍しい再発見だと思いますが、われながらびっくりする再発見で、たまにはベッドに伏せるのも決して悪くないなと思います。
 私は性格的に囲碁が向いています。
 二つか三つの置き石をするだけであの盤面の地盤自体にどうしてあんなに大局的に影響あるのかいまでもフシギなのです。
 将棋も大好きですが、一差し一差しにはじめから神経を使わねばならない。
 これは何時間も考えつづけるにはきびしいですね。
 このようにみれば、性格や生き方にまで関係してきますからおもしろいものですね。
 一芸は大芸の要のようですね。
 そうなりますと、世界最高の勉強の要は、日本人には将棋とやはり囲碁だと思えて仕方がないのです。

 ところで、そのような観方で世界情勢を少し眺めてみましょう。
 私は、TPP、円安、アベノミクスなどより、キプロスでの銀行とりつけが、囲碁なら一石で10石にも相当するとても大事なことだと思います。
 キプロスとロシアの関係を見ても、一筋縄ではおさまらないでしょう。
 安倍内閣のふりまいている現実と期待の落差がかなり大きくなれば、日本などはいっぺんでふっとびます。安倍首相は多分、囲碁については全く分らない、将棋もそんなに知らない人なのだろうと思えるのです。
 イランやイスラエル、パレスティナを見るなら、そのようなマクロとミクロ(将棋)の定石からでも答えが出てくるようです。
 北朝鮮もその目で見れば、アメリカはまだしも日本にとっては決してさわぐ必要はないようです。
 北朝鮮の戦意の高さとは、したたかなリーダーはいますが、囲碁も将棋も分らないリーダーたちの戦意の高さで、ホワイトハウスとアメリカ議事堂をミサイル攻撃するという動画などをつくるとはまったくナンセンス、放りっぱなしにしておけばいいでしょう。

 きょうは短い文ですが、大事なことを書きました。
 あの人はどれくらい人が大きいか、どれくらい目先も考えているかをアタマに入れて、世の中の話題の人に対処したらよいと思います。
                                          =以上=

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公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 -->
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