
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

私のところへは個人的に多くの情報が送られてきます。
それらのほとんどを私は読むチャンスがないのですが、なかには心待ちに愛読しているものもあります。
そのある人の4月17日の論文には、NY金は、通貨安の激化に反応して、一気に1550ドル台から1690ドル台まで急騰した……と思ったら、16日に1366ドルまで暴落した……フシギなことがあるものだと書かれています。
たしかにその通りですが、結果には原因があるので、4月18日には、どうなるか分りませんが、しばらくは見物でもしましょう。いま上らなくてはならないゴールドがなぜ暴落するのか、4月17日時点では一つのフシギであることはまちがいありません。
ところで、世の中には目立つ人というのがいます。
安倍晋三首相や維新の会の橋下さんです。
私は彼らには別に好意も悪意もありません。私ならもっと目立たないように生きるだろうな……と思うくらいです。
が、これは各自の性格と生き方のちがいでしょう。
最近、この2人の前途というか、すでに現状が気になって仕方がないのです。
安倍首相の言っていることは矛盾だらけで、いままでよく彼の言への賛同者が多かったな……と私は思っていたのですが、トップがしゃべりすぎると、いろいろな問題点がはっきり出て来すぎます。
憲法を改正して戦争に前のめりになるような発言は、彼としてはどんなことがあってもやめねばならないでしょう。
TPP、日銀総裁問題、GDPの減速、彼があてにしていた中国との貿易収支の1年1ヵ月ぶりの赤字、鳥インフルエンザの問題などはもとより、いまとなっては北朝鮮をこれ以上刺激するのも決してプラスにはならないでしょう。
当面の円安も、世界的にそんなに進むとは思えず、今回日銀の人事をきっかけに輸出企業を後押ししようとしたのも、多分、あて外れになると思います(なるでしょう)。
多分これで、日本の国債の金利は上りそうですし、もうすぐ国内は大不況になりそうに私には思えます。
一方、橋下さんも、すでに関西の彼の足下の宝塚市と伊丹市の市長選で維新の会の候補者が大敗けしており、関西ですら、権威が維持できなくなりつつあるもようです。
彼らをあおったのはマスメディアですが、ともに本人たちにも、かなりの責任とか性格的な特性と責任があるでしょう。
いま世界全体が激動しています。何がとび出すか分りません。というより、少しゆっくり考えると分るのですが、彼らには、それを直接教えてくれるような方がいらっしゃるのでしょうか? ……と私には気になります。
私はユーロ国のキプロス、チェコなどには一切さわらない方がよいし、ともかく目立つ人は余計な発言はやめた方がよいように思います。
それが責任ある立場、目立つ立場なら、より大事ですから、安倍首相に特によろしくお願いしたいと思うのです。
分りやすくいうならば、いまの国内外情勢は、世界大恐慌に入ってしまいつつあると言った方がよく、本物の戦国時代が始まっているようにすら思うのですが、いかがでしょうか?
まあこんな時ですから、抜け道も知恵もいろいろありそうです。
人助けのニーズもあるでしょう。それだけに地道に、こういう時ほど身の丈にあわせて生きて行きたいと思うのです。
では、きょうは短文ですが、この辺でおもいつくままの、少し無責任ですが、私の意見を終ります。よろしく。
(この文は4月17日から4月中に書きました。)
=以上=

2013.05.20:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】安倍、橋下氏の今後が何か気になる。
2013.05.13:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】イマジネーションの苦楽
2013.05.06:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】結婚50年

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

