
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

次元についてこのコラムでも何度か書かせていただきましたが、一般的な次元の定義を単純に解説すると以下の様になります。
0次元空間が点 (方向がない世界)
1次元空間が線 (上下だけの世界)
2次元空間が面 (上下と前後だけの世界)
3次元空間が立体 (上下と前後と左右のある世界)
4次元空間が、上下と前後と左右と、もう一つの方向があるような世界です。
5次元以降は難しくなるので割愛しますが、最近、次元に関する考察を深めて、さまざまなところで次元をテーマに話をさせていただいています。私自身もまだまだ全方位の人にわかりやすく説明する域には達していないのですが、ある経営者の方が「舩井さん、自己と他者がともにある状態が『3次元』ですよね」と声をかけてくださいまして、そのシンプルな言葉に心の目が開いたような気がしました。
苦労してとことんどん底まで落ちて葛藤の末に開き直ると、新たな次元が開くという、次元上昇については私の話を聞いてくださった皆さんからのリスポンスですとんと腹の底まで落ちました。開き直るしかない状態になると、サムシンググレートに直接つながり、ただ委ねられる状態になります。そうなると、空間や宇宙が自分のことを全面的にサポートしてくれるようになるのです。
いままではとんでもない苦労を経ないと次元の壁を超えられなかったのですが、誰でも簡単に、次元の壁を超える方法を模索中です。ヒントは愛というエネルギーをどう使いこなすかだと思っていますが、理屈にかない、かつ実践的に考えてみたいと思っています。私は金融経済の分野が好きなので、とりあえずはマネーを次元の壁を越えて使いこなす方法を模索していきたいと思っています。
先週、高江洲薫先生のセッションイベントに私と「ザ・フナイ」の副編集長で姪の舩井かおりがゲスト出演しました。父と私、そしてかおりの過去世でのつながりをとても綺麗に読み解いてくださり、受講生の方々と一緒に、ゲストの私たちも鳥肌が立ちました。
後半のワークでは、高江洲先生は自分の生まれたときから現在まで、そしてまだ見ぬ未来を行きつ戻りつすることで、時空を広げ、自分の可能性を広げ、そして運命を自発的に作り出すことができるとお話してくださいました。よくイメージトレーニングをすることで願望が実現するということは、多くの自己啓発本に書いてあるのですが、なかなかうまくいかないと耳にします。私もそうですが、いままでの失敗や傷が脳裏に浮かび、クリアなイメージトレーニングを邪魔することが原因です。
高江洲先生曰く、自分の人生の時系列を丹念に追っていくことが大切なのだそうです。過去の辛かったことや悪しき習慣が脳裏に浮かんだときは、「ありがとう、もう終わったよ」と感謝して、しっかりと手放す。そのうえで、1月後でも、1年後でも、5年後でも、道筋をつけて、自分のなりたい姿をありありと思い浮かべる。それを丁寧に繰り返す。この方法で、先生も数多くの生徒さんも多大な効果が出ていると教えてもらいました。
私もその日、先生の誘導で、自分の年表を追っていく瞑想をし、未来にも足跡をつけてきました。かなえたいことが脳裏にでてきたのではなく、その時の自分が喜び、落ち着いてその使命に取り組んでいる姿が出てきたので、これはとてもよいイメージトレーニングだったのではないかなぁと、確信をもって満ち足りた気分になりました。とても簡単な方法で、時空を広げる習慣を自分につければ、次元上昇も可能なんだなぁと、またこの日、ひとつ釈然とする機会をいただきました。
高江洲先生は1998年にインドに向かう飛行機の中で、「過去を解き明かし未来を語り癒す者」であるというご自身の使命の啓示を受けられました。今回の私たちをゲストに招いてやっていただいたセッションで、「過去を解き明かし未来を語り癒す者」の実践を見事にやって見せてくれたことに感激しています。前世というものがあるのかないの、あるとすればどんなものなのかを私もきちんと理解しているわけではありませんが、目に見えないものを詮索してもしかたがないので、私たちの心と魂にこれだけ強烈に響いてきた今回の体験を素直に受け取りたいと思っています。
いままでは、空間の意識を広げる瞑想方法やワークショップ等は数多く体験させていただいてきましたが、今回は時間の意識を広げるワークショップの体験をさせていただき、自分の中で新しい世界が広がった時に感じるいい意味での心地の良い違和感を覚えています。この違和感がなくなっていって、何度か時間の意識を拡大することを体験できれば私の次元論にもまた一歩進んだ体験が加わるのだと思っています。
目に見えない世界を観念としてではなく、実践論として使えるようになるまでもう少しという感覚が持てるようになってきました。各地のセミナーや寄合い等に参加させていただく機会に皆様からの体験や考え方等の教えを受けたいと思っています。そんな出会いを楽しみにしています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
=以上=

2016.03.21:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】過去を解き明かし未来を語り癒す者 (※舩井勝仁執筆)
2016.03.14:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】前世からのご縁 (※舩井勝仁執筆)
2016.03.07:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】船井セミナールーム大阪 (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

