
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

1月10日は故・船井幸雄の誕生日、そして19日が命日でした。
父は霊峰富士を北に仰ぎ、熱海、初島を眼下にのぞむ風光明媚な場所に眠っています。 終の棲家をこの熱海に選んだ父でした。年々暑さが堪える夏ですが、桐の家で作った自宅(現・舩井幸雄記念館)では、冷房なしでも、古き良き日本らしい自然な風を感じながら過ごすことができます。また冬は比較的温暖で、1月くらいからいわゆる「あたみ桜」が咲き始めます。梅も美しく、初春は華やかで心浮き立つ地になります。
そのような情緒的価値に加え、父のことですから、地盤が比較的しっかりしていて災害にも強いといった「機能的価値」も見据えて、東京から熱海に基盤を移したのだと思います。少しだけ、変な話をしますと、父は自分が熱海に住むことで、富士山が爆発しなければいいなあと思っていたようです。
命日の日は珍しく風邪を引いて熱まで出たので墓参はやめましたが、お正月に実家に帰った時に父の墓前に手を合わせてきました。昨年の命日はかなり冷え込んで、猛々しい突風にさらされ、立っているのもやっとといった感じでしたが、今年のお正月は暖かくて、穏やかな冬の陽に抱かれ、富士山の稜線もくっきりと清々しい空気の中、父とゆっくりと対話できたことを嬉しく思いました。今年も父の誕生日と命日が近づくにつれ、特別な力をお持ちのさまざまな方に「舩井先生がそこにいらっしゃるような気がします」というエピソードをたくさんいただきました。そのようなエピソードを聞くのは決して嫌いではなく、心が楽しげな気分になり感謝の心持ちになります。
今回、父の誕生日の日に面白いエピソードを話してくださった方に、村中愛さんがいらっしゃいます。この話は、1月15日に四谷の舩井セミナールームでの講座でも披露されたので、オープンにしてもよいかと思い書きます。村中さんは1月10日に弊社に打ち合わせのため来社されました。舩井幸雄の写真が飾られている応接室に入った瞬間に「会長、おめでとうございます」と大きな声でおっしゃり、腰を折って深々と頭を下げられました。私が「父の誕生日をご存知だったのですか」と聞きましたら、村中さんは「全く存じておりませんでした!いまこの部屋に入った瞬間、そう言わなきゃ!と思ったんです、というか、自然に声に出ました」ととても驚かれておられました。
そのあと、小川雅弘社長ときれい・ねっとの山内尚子さんの4人で食事に行ったのですが、村中さんの傍らにはずっと父がいて「白いワインが飲みたいな」と言っていたそうです。そんなことはつゆ知らず、赤ワインを頼んで楽しんでいた私に、「村中さん、勝仁はわかってくれへんなぁ」と鷹揚に笑っていたそうです。宴も終盤に入ってからこの話を聞いた私はあわてて父のために白のグラスワインを頼んだのですが、遅かったですかね。
父の想いを実現するということに関しては、1月29日に中矢伸一先生との共著『日月神示的な生き方』(きれい・ねっと)の出版記念講演会を東京で開催していただくことになっています。一般にオープンにできない情報を中心に講演会を開催している中矢先生は他社主催の講演会はほとんど断っているのですが、今回は特別にお話してくださることになりました。
中矢先生の情報は本質的なものであり、深く理解ができなければ危ない劇薬でもあります。中矢先生があれだけ父のことを信頼してくれていたのは、父というフィルターを通すと真意が多くの人にちゃんと通じたからだと思います。私がどこまでその父の代わりをできるかは分かりませんが、『日月神示的な生き方』を上梓させていただいたことで、中矢先生の伝えたいことはそれなりに理解できましたので、得意の、中和するというかオブラートに包みながら、しっかりと本質を伝えるという作業をやっていきたいと思っています。今度は、父の飲みたかった白ワインをタイミングよく頼めるように、中矢先生の真意を分かりやすく皆さんにお伝えできるように精進したいと思いますので、ぜひ出版記念講演会におこしくださいね。
村中さんと小川社長の1回目の講座はおかげさまで満員、セッションの方も即日完売となる人気ぶりでした。4時間半にも及ぶ講座でしたが、開運や未来予測、お金を絶大に引き寄せる方法といった皆さんがお聴きになりたい話が満載で、時間はあっという間でした。飄々とした村中さんとおっとり小川社長との掛け合いが、漫才コンビのようで、精神世界やスピリチュアルのお話を聞いたことのない参加者の方も、抵抗なく楽しんでくださったという感想を聞いて嬉しく思いました。
かなりのぶっ飛んだ話も飛び出しますが、「基本、眉唾ものの話が嫌い」という小川社長のつっこみが程よいバランス具合になり、濃すぎず薄すぎず、これは2回目からも期待大だな、と思いました。今年は9回ありますが、毎回惜しみなく新しい開運のコツを教えてくださるとのこと、皆さんに是非聞いていただきたいと思います。
=以上=

2017.01.23:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】父の白ワイン (※舩井勝仁執筆)
2017.01.16:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】からだ占い (※舩井勝仁執筆)
2017.01.09:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】丸山先生の発明品 (※舩井勝仁執筆)
2017.01.02:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】本音で生きる年にしましょう (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

