
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

株式相場が大変なことになっています。年末から、今年の前半は適温相場が続くのではないかと書いてきましたので、早速予想を外してしまったことになります。申しわけございません。株価は22,000円ぐらい、為替は109円程度で落ち着くと思っていたのですが、金曜日の朝の時点で21,000円が抵抗線だと報じられているので、それが突破されると2万円割れも視野に入ってくる可能性も出てきました。
相場波乱の大きな要因はコンピュータ取引だと言われています。コンピュータの自動アルゴリズムによる売りが止まらなくなることを予想していませんでした。そして、アメリカの長期金利が上がってきたことで適温相場が続かないという見方が優勢になったことがこの流れのきっかけになりました。よく考えてみると、日本の長期金利は日銀の意向もあり低く抑えられていて、アメリカと違って日本企業の業績はよく株価収益率(PER)も低水準で収まっているので、日本株が下げるのはおかしいのですが、金融の中心アメリカ発のトレンドは簡単には止められないようです。
時宜を得たというわけではありませんが、定期購読いただいている皆様には2月の下旬(大きな書店には3月上旬に並びます)にお届けする『ザ・フナイ』4月号の特集は「日本と世界に直撃する 近未来からの警告」です。朝倉慶先生の「それでも暴騰する株式市場」、増田悦佐先生の「資本主義は2027年までに崩壊する」、そして若林栄四先生の「黄金分割で読み解く相場の行方」をお送りする予定です。若林先生の論考のサブタイトルは「2022年に1ドル65円となる理由」という衝撃的なものです。ぜひ定期購読いただき、少しでも早くお読みいただければと思います。
「スピリチュアルサミット特別企画 本田健・久米小百合(元・久保田早紀)と行く遥かなるイスラエルへの旅」、先週このコラムに書きましたらたくさんの資料請求をいただきました。金融相場を動かしているのはユダヤ人たちだという話もありますが、陰謀論的に考えるのではなくても、いまの金融が中心になってきた資本主義を動かしているのは、金融工学に長けたユダヤ人に代表されるエリートだということは大まかには当たっていると思います。
私がニューヨークで金融の勉強をしていた26年前にすでに、金融の世界は数学の博士号を持っているような人たちでないと理解できなくなっていると言われていたのですが、いまでは大半の取引はコンピュータの自動取引が行っていて、人知では動きが予想できないところまで来てしまっているようです。その流れはAI(人工知能)技術がこの分野に取り入れられることで、ますます複雑化していくのは間違いないと思いますので、しばらくは混乱が続くのかもしれません。
金融や軍事の分野のテクノロジーをリードしているイスラエルやユダヤ人の考え方の背景から、いまの民主主義や資本主義ができていった背景にあるキリスト教の考え方や実はフランス革命やアメリカの独立戦争などを通じて現代のシステムの骨格を作ったと見られているユダヤ人の思想などを学べるまたとない機会になると思っています。
10日という長旅ですが、お申込みも好調なようで、たいへんうれしく思います。一般的には、イスラエルは距離的にも心的にも遠い国、初めて参加される方にも、イスラエルを勉強されている方にも満足いただけるよう、今回のツアーに際し、いま日本でイスラエルを最も熱く語る男 赤塚高仁さんと私で6つのキーワードを考えました。
1つ目は「キング・オブ聖地エルサレム」。イスラム教、キリスト教、ユダヤ教という3大宗教の「聖地」となっているイスラエルのエルサレム。なぜ、複数の宗教が同じ場所を聖地としているのか、エルサレムの複雑な歴史を明晰にひもときながら、わかりやすく理解を深めるため、現地で赤塚さんに講義(私も何度もうかがっていますが)をしていただきます。これまでのプライベートツアーでは、いつも質問が多く時間が足りない充実した時間です。
2つ目は「イエスの足跡をたどる」。エルサレムから南に10キロほど行ったキリスト生誕の地ベツレヘムをはじめイエスが活動した生誕からお墓まで10か所前後のゆかりの地をまわります。
3つ目は「ユダヤ古代の風に触れる」。ユダヤの祝日は過去の辛酸の記憶を忘れないための祭りとなっています。「シャブオット(収穫祭)」は、ユダヤ三大祭り(他は、スコット=仮庵祭、ペサハ=過越祭)のひとつで、過越祭の 第二日目から数えて50日目にあたる日に行われます。今回のツアーの目玉の1つでもあるのですが、ちょうど5月20日におこなわれる「シャブオット」の祭りに参加者の皆様は特別に参加できます。こちらは私も大変楽しみにしています。
あとの3つのキーワードは後半編として次週お送りします。資料請求がまだの方は51コラボレーションズまでお願いします。ホームページでは1月21日の説明会の模様が動画でご覧いただけますし、当初予定された説明会は終わってしまいましたが好評のため3月4日臨時の説明会を開催する方向で検討を始めていますし、質問は随時受け付けておりますのでぜひお気軽にご連絡ください。これから何度でも皆さんがイスラエルに訪れたくなるよう、魅力を沢山隅々まで伝える熱いツアーにしたいと、鋭意準備中です。
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2018.02.19:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】和平さんならどう考えるか (※舩井勝仁執筆)
2018.02.12:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】いまなぜイスラエルなのか
2018.02.05:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】ユダヤ人大富豪の教え (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

