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このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
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2018年8月27日
いざという時の純金家宝 (※舩井勝仁執筆)

 先週もご紹介しました小川雅弘さんの大型著作本がビジネス社より今月発売になりました。『幸せを呼ぶ純金家宝 竹田和平の金言』です。
 和平さんは皆さんも御存知の、日本のウォーレン・バフェットとよばれた日本一の個人投資家でした。時価数百億円の株を所有されていましたが株を買うのも、自分の資産を増やすためではなく、その会社が成長し、日本の経済が好循環することを使命とされていました。未曾有のインフレのときでも、10グラムの金貨を1枚持っていると一般的な家庭の1ヶ月分の生活費になるので、相場が安定している金はおすすめです、というお話をよくされていましたが、ご自身は「自分のために買うとお腹が痛くなるんや」とおっしゃっていました。
 ちょっと裏話をすると、和平さんが金の事業や投資を始めたのは、金の価格がとても安かった時です。投資家の直感で絶対に儲かると思ったのですが、株だと経営者や会社の応援をすることになりますが金を買っても誰のためにもなりません。そういう自分だけのエゴのための投資は必ず痛い目にあうことを知っている和平さんは延べ棒を買うのではなく、一工夫して、自分が家祖になって代々受け継がれる家宝としての金投資を推奨されていたのです。
 これは和平さん流のお考えではありますが、竹田さんが時間をかけてセレクトされた卑弥呼から渋沢栄一まで日本の偉人を百人掘った純金の金貨「純金百尊家宝」は何より縁起がよく、先程書いたようにたとえ換金するタイミングがなくても、末代まで大切に資産として持っておける世代を超えた資産になると竹田さんの生前最後の思いが込められています。今回の本では、その金貨たちを図鑑のようなレイアウトで1枚1枚見ることができます。この本を持っているだけでツキを呼びそうな、いい波動を感じます。
 前述の本には、特別寄稿も充実しています。なによりすごいのは本田健さんが、まるまる書き下ろしで4ページ載せられていること。本田さんについて長年勉強されている方が「お金についての考えや、向き合い方はこれまでたくさんセミナーや本でおっしゃっている本田さんですが、今回の寄稿は今まで発信されていなかった内容で、これは読み応えがあります」と感想を寄せてくださいました。
 私も、竹田さんのもっとも近くにいらした最後の秘書の真田絵里さんと対談という形で登場させていただいています。私がもっとも感動した和平さんの金言は「節税という方向に意識を持っていくと縮んじゃうんですよ。節税して何も儲からないのにそっちに意識が行ってしまう。マイナスは思ったより大きいの。節税は守り。これで一番大事な攻撃がおろそかになる」という言葉でした。「意識が縮む」「大事な攻撃がおろそかになる」、短いセンテンスの中に襟を正すことばが散りばめられていて、まさに「金言」だと感じています。

 話はちょっと矛盾しますが、金の本当の価値はいざという時の備えです。経済がクラッシュして円やドルが使い物にならなくなった時に強みを発揮するスーパー通貨として捉えておけばいいのだと思います。もちろん、経済合理性だけを考えると和平さんの純金百尊家宝よりも、金の延べ棒やその他メジャーな金のコインを買った方が得ですが、金は金利はつきませんし、いまは売買の報告がちゃんと求められていて節税商品としても使いにくいので、純粋に投資商品としての売買はあまり勧められません。あくまで、保険的にいざという時に備えるためのものなのです。
 だから、買った価格も忘れてしまい、金の相場も気にならないぐらいが一番いいのだと個人的には思っています。和平さんの投資も情報源は四季報と日経新聞ぐらいでした。それぐらいの情報量であれだけの資産を動かし、年間で数億円の税金を支払うぐらいの収入がありました。一般には投資で成功するためには、人よりも一瞬でも早い情報を得るための情報武装が大事になると言われていますが、ちょっと考えさせられるエピソードでもあります。

 相場はトランプ大統領に振り回される状態が続いています。アメリカではトランプ大統領のスキャンダルに注目が集まっているようですが、ちょっと客観的に見られる日本にいると、また話題は振りまくが、結局は大した影響を与えずに相場は動いていくのだろうと感じてしまいます。中間選挙はさすがに共和党が苦労しているという報道を目にしますが、その方がトランプ大統領は既存の政治家たちに文句を言っているだけでよくなるので、本領を発揮できるという見方もあります。
 何度か書きましたが、当面はトランプ大統領という不都合な真実に私たちはお付き合いしていかなければいけないし、ストレートに利益のことだけを考えてくれるので、皮肉にも相場にはプラスに働いているという不思議な現象が続いています。いつかは、それが破たんする可能性が極めて高いのですが、それがいつになるかはちょっと予想できない状態です。こういう時は、お腹が痛くならない金投資をちょっと考えてみてもいいかもしれませんね。
                                           =以上=

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2018.08.27:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】いざという時の純金家宝 (※舩井勝仁執筆)
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