
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

アメリカの株式が史上最高値を更新しました。米中貿易戦争が勃発していて、FRBが利上げ政策を止めて利下げに方針を転換するほど経済の状況が悪いと見られているにも関わらず、ジャブジャブに発行されているお金の行き場がなく、それがアメリカの株式に流れ込んでいるようです。
日本人はお金が大好きで資産の50%以上を現預金で持っていて、株式の保有比率は投資信託を含めても10%強程度しかありません。それに比べてアメリカ人は、現預金は15%以下で株式の割合が50%近くにもなります。この投資に対する態度の違いがアメリカの株価が上がって、日本の株価がそれほどあがらない大きな理由になっていると思います。
日本人が株に投資しないのは、やっぱりバブルの後遺症が癒えていないからというのが一番大きな原因なのかもしれません。あれだけ大きな損失を出して、大きな社会問題にもなりましたので、株を買うのはよほど投機が大好きな博打打ちのような人だと見られているのです。でも、アメリカほどにならなくてもいいですが、いまは社会全体ではお金が余っているので預貯金をしてもそれが経済の活性化につながることはあまりありません。 それよりも、いい会社に投資した方が社会全体の活性化にはつながるのです。
アメリカのように、利下げが大きな株価上昇の要因になっているのは本末転倒のような気がしますが、もう少し日本人の投資行動を変えないと日本経済が強くなるための前提条件が整わないと感じています。いろいろな投資手法があり、もちろん現金で持っているよりはリスクはありますが、リスクとリターンは見合うもので、日本でもようやく金融機関だけが得をする状況から脱して、投資家にも正しい情報がいきわたる素地ができつつありますので、リスクを取って投資をすることにぜひ挑戦していただければと思います。
今回は2冊の本を紹介したいと思います。
1冊目は盟友赤塚高仁さんの最新作「聖なる約束 日本よ永遠なれ」(きれい・ねっと)です。やっぱり盟友の山内尚子さんのきれい・ねっとから刊行されました。これまで出された赤塚さんの「聖なる約束」シリーズの集大成とも言えるご著書です。
ブログ、メルマガ、そして講演会と精力的に発信されている赤塚さん、最近ますます書きたいこと、伝えたいことがあふれ出るように活動されています。今後も書籍の発信での活躍も大いに期待できますが、神話、教育勅語、ぺリリュー島など、赤塚さんのライフワークとされていたことがたっぷりと詰まっていて「聖なる約束 日本よ永遠なれ」は赤塚さんの著作の中でも1つの区切りと言えるような気がしますし、もし「赤塚高仁さんってどんな人ですか?」と質問されたら「赤塚さんを知りたいならこれを読みましょう」と勧めたくなるような迫力ある1冊になっていると思いました。
最終章「日本よ永遠なれ」は、令和の始まりに日本という国を振り返り、よって立つ自国に向き合い、そして慈しむ気持ちが溢れてくるような読後感に満ちています。おすすめです。繰り返しになりますが、日本が永遠に繁栄するためには日本経済がある程度は強くなる必要があります。それを達成するのはどこか遠くにいる誰か偉い人ではなくて私たち自身の責任ですので、自分が何をするべきかを考えるべきだと思っています。
2冊目は、ガラッと変わって「過去はうんこです?!」(ヒカルランド)という、自分が書店の店員ならちょっとタイトルをいうのをためらってしまうだろうなと感じるインパクトに満ちた題名の本です。著者の世生子さんという方には、まだお目にかかったことはないのですが、精神世界のジャンルに詳しい方が「今一番面白い!熱い方ですよ」と言うので、早速読んでみました。とにかく不思議な本で、自分は速読の達人かと思うほど、文字も内容もするする頭に入ってきます。200ページの量を30分ほどで読み終えてしまい、そして人に語りたくなるような面白い本でした。
本の主なるテーマは「自分を大切にしよう」と言うことなのですが、「究極は損を取るという覚悟を決めることです。実は損を取ると決めた人は必ず損はしないという宇宙のカラクリがあるのです」という箇所に心が大きく動きました。久しぶりに「人生変わるかも」という気持ちにまでなりました。そのあと、そのカラクリをものすごく平易な表現と文字数で解説してくださっていますが、これはここに引用するのは著者に悪い気がするくらい、良いことが書いてあるので、皆さんにぜひ手にとっていただきたいと思います。
脈絡のない2冊のようですが、日本を強くするのは、結局は私たちにかかっているのだということを意識できる本だと思いますので、そういう視点でお読みいただければと思います。
=以上=

2019.07.22:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】北海道の恩人 (※舩井勝仁執筆)
2019.07.15:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】本物商品 (※舩井勝仁執筆)
2019.07.08:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】日本よ永遠なれ (※舩井勝仁執筆)
2019.07.01:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】フラワーエッセンス (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

