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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2019年11月4日
大嘗祭 (※舩井勝仁執筆)

 10月は相場の上げ基調が続きましたが、先週の金曜日になって米中貿易摩擦再燃への危機感から少し相場は売られました。専門家の見方も分かれるようになってきたので、短期的な相場が上に行くのか下に行くのかの分水嶺にいるのかもしれません。2万円から2万2千円のレンジだったものが、1千円から2千円上にあがったのか、はたまた上にも下にもその幅を広げたのかはまだ分かりませんが、来年のオリンピックが終わり、米大統領選の結果が出るこの時期までは大きく見れば膠着相場が続くのではないでしょうか。
 FOMC(米連邦公開市場委員会)は3会合連続の利下げを決めました。これは予定通りでしたが、パウエル議長が利下げの打ち止めを示唆したのかどうかが議論になっています。冒頭に書いた米中貿易摩擦への懸念もとってつけたような材料のような気がしますので、大きな雰囲気はどちらに行こうか迷っているというところではないでしょうか。

 株式の運用を積極的にしている友人に話を聞くと、12月12日に決まったイギリスの選挙の結果を見極めたいという話をしてくれました。ブレグジットを巡る混沌とした状況で、まったく結果が予想できない状況ですが、確かに相場に与える影響はかなり大きいだろうと思います。いろいろな思いが渦巻いているのが相場の特徴ですが、多くの方の話を聞いてみることの大切さを改めて感じています。
 定期購読をしてくださっている皆様には、そろそろお手元に届き始めた「ザ・フナイ」の12月号(書店では11月6日に販売開始予定です)で、巻頭鼎談をしてくださったI-Oウエルス・アドバイザーズ代表の岡本和久先生は1970年代から80年代にかけてニューヨークで証券アナリストとして活躍されたのですが、帰国された80年代の日本の状況をアメリカが現代だとすると旧石器時代ぐらいだったとおっしゃっていました。では、現在はどうですか、という質問をしたら「プロの運用の世界は明治維新ぐらいまできたが、素人の投資に対する姿勢はまだ大和朝廷ぐらいですね」というお答えでした。
 個人が持っている金融資産という日本の強みを活かすためには、プロが昭和の高度成長期、アマは大正デモクラシーぐらいまでは進歩したいものだなと思います。

 この秋は、大事な皇位継承式が2つあります。即位の礼では朝から東京にシトシトと降る雨が徐々に上がり、虹がかかるという素晴らしい奇跡を目の当たりにして、心清々しい令和の幕開けを実感された方も多いのではないでしょうか。
 次は、11月14日夜半から15日にかけて行われる「大嘗祭(だいじょうさい)」が控えています。こちらも大がかりな神事です。歴代天皇が毎年、宮中で行っている新嘗祭(にいなめさい)とほぼ同じ内容を、新天皇が一度だけ大掛かりに行う儀式だということはご存知の方も多いと思いますが、大嘗祭に関する現在の法規は何もなく戦後の現典範では削られているので、前回同様、国事行為ではなく、皇室の公式行事としてクラシカルな伝統的な形をとって行われるということも話題になりました。この「大嘗祭」、関心はあるけれど、今1つわからないという声も結構耳にします。
 にんげんクラブでは、ちょうど大嘗祭の直前の11月7日に畑アカラさんによる「初めて語る天皇と大嘗祭の真実」講演会を田町の舩井本社のセミナールームで行います。畑さんは古代天皇の研究家で、徳間書店はじめ数冊のご著書があります。畑さんはとても研究に真摯な方なので、にんげんクラブのブログに大嘗祭の連載をお願いしたところ、ボリュームたっぷりの原稿を送ってくださり、いい箇所をたくさん泣く泣くカットしたという経緯がありました。
 なので、講演会では、大嘗祭の知識なら、誰もどこにも負けないものが身につくほどのレクチャーをしてくださると私もとても楽しみにしています。もちろんにんげんクラブらしく、他では聞けない大嘗祭を様々な角度から読み解くコンテンツも用意していただいているので、とっても面白い有意義な時間になると思います。神事としての大嘗祭への理解を深めたい、宮中祭祀に関心がある、古代天皇家の真実を知りたい方は、ぜひ足をお運びください。
 赤塚高仁さんは大嘗祭に対して言いたいことがやまほどあるようです。まず、いまは勤労感謝の日になっている11月23日が毎年の新嘗祭の日になります。いまでも日本の祝日は名前を変えられていますが、神道や皇室行事に基づいて設置されているものが実は多数あります。だから、大嘗祭も23日に行わなければならないのですが、なぜか今回は日程を変えられている意味が分からないという話をしてくれました。その他、歴史を勉強している人から見たら不満がいっぱいある大嘗祭になるそうです。
 日本の国体を考える上で、とても大事な意味合いを持っていることは間違いなく、天皇が交代した折にしか行われないことを考えると、ぜひ皆さんもセミナーにご出席いただくか、本などを読んでいただいて学んでいただいてもいいのかもしれないと思います。
                                           =以上=

バックナンバー
2019.11.25:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】光と影のやさしいお話 (※舩井勝仁執筆)
2019.11.18:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】kan.さんに訊く (※舩井勝仁執筆)
2019.11.11:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】お金と心 (※舩井勝仁執筆)
2019.11.04:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】大嘗祭 (※舩井勝仁執筆)
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