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このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2019年12月2日
葦船の冒険家 (※舩井勝仁執筆)

 アメリカで香港人権法にトランプ大統領が署名して成立しました。時々、紹介させていただく中国の将来に対して悲観的な意見を持っている国際政治評論家の宮崎正弘先生のメルマガで分かりやすく解説してだいているので、記事の全文を引用させていただきます。

(引用開始)
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和元年(2019)11月29日(金曜日)
    第15号(通巻6290号)  
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トランプ大統領「香港人権法」に署名成立
  さて、日本はどうするのか。本気で習近平の来日を準備するのか?
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 トランプ大統領は11月27日、米議会上下両院を通過した「香港人権・民主主義法」に正式に署名、同法は成立した。香港では直ちに民主諸派の歓迎集会が開催され、次は英国の類似法案可決を望むという声が聞かれた。
 中国は猛烈に反発し、対抗措置を講じると大見得を切っているが、米中貿易交渉の山場を迎えたタイミングで、はたして報復措置をとれるか、大きな関心が集まっている。

 この「香港人権・民主主義法」は二月頃からルビオ上院議員らの周辺で準備され、九月には委員会で次々と可決、本会議でも下院、ついで上院が可決し、上下合同委員会で、法案のすりあわせののちに、先週の21日、22日、上下両院議会で可決していた。

 内容はと言えば、香港の自治が後退すると判断された場合、米国はこれまで認めてきた関税優遇やヴィザ発給に強い制限を加え、香港の自由や自治を冒した中国ならびに香港の政府の責任者を特定し、米国内にある資産凍結、米国への入国禁止などの制裁措置を取る。

 この新法は11月22日までに上下両院で可決・成立しており、十日以内にトランプが署名すれば成立、十日を過ぎても大統領が拒否権を発動しなければ自然成立というプロセスにあった。
ホワイトハウスは米中貿易交渉の土壇場を控え、様子見だったが、24日の香港選挙において圧倒的多数で反北京勢力が勝利したことが弾みとなった。

 中国側は猛烈に反発し対抗措置をとると強気の反応を示しているものの、トランプ政権が課している報復関税をめぐっての話し合いが最終局面にあり、これをまたもや白紙に戻すリスクを冒して報復措置にでるか、どうか。注目される。
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(引用終了)


 いま、世界で最も注目が集まっているのが香港の行方です。1997年まで香港を統治していたイギリスやアメリカ、それに米中貿易戦争等で本格的にアメリカと覇権争いを始めた中国がどんな行動を取るのかを世界が固唾を飲んで見つめている状態です。第二の天安門事件になって、再び、中国が世界から孤立するのではないかという見方もささやかれています。そんな情勢で日本はどんな対応を取るべきなのか、大変難しい決断の時を迎えているようです。
 米中の争いは、当初アメリカの楽勝だと見られていたのですが、中国が長期的に頑張る姿勢を見せてなかなか成果が出ず、トランプ大統領は来年の大統領選挙に向けて焦り出している様相を呈していました。ただ、いままでのアメリカのやり方を見ていると香港の民主化の動きを背後で米英が煽っていることも十分考えられ、中国としてもさすがに天安門事件の二の舞はできないので、かなり困っている状況のようです。
 ケ小平以来の中国の大躍進も勢いが止まったのではないかという見方もありますし、大きな流れで見ると相対的にはアメリカが衰退して、アジアの時代になっていくのは間違いないこと等を考えると、日本はここをどう上手く立ち回るかが、近未来の重要な鍵を握っているようです。香港の暴動は、西側諸国なら信じられないぐらい強硬な手段を使って鎮圧に乗り出しているようですが、ここで負けてしまったら実質的に一国二制度は終焉してしまうので、本当に命がけの戦いが続いているようです。日本も、いつまでも傍観を決め込んでいるわけにもいかなくなる可能性が高いと思います。

 探検家で葦船航海士の石川仁さんという友人がいます。私は最初は小川雅弘さんからご縁をいただいたのですが、『ガラスの仮面』で有名な漫画家美内すずえ先生も彼のことを応援していますし、音楽家の岡野弘樹さんも仁さんと大親友で人脈が濃厚に重なっています。『葦船とは、行きたい場所に向かう船ではなく自然と共に行くべき場所にたどり着く船のこと。いつどこに辿り着くのか分からないという一見無謀な航海は、人間が自然をコントロールしていくのではなく、自然にゆだねるという感覚を思い出すための旅。そしてそんな海から学んだ感覚を伝えていくことが葦船の目的であり役割なのだと信じている。』彼が書くこの文章から伝わる、情緒的な世界の通りの活動をしておられます。
 彼から聞いた印象的なエピソードは、冒険家として活動を始めたばかりの頃、サハラ砂漠を旅していて2頭いたラクダのうち1頭を盗まれて奮闘した話だったり、どんなにお腹を壊すリスクがあっても、現地の水はとりあえず飲んでみる、そのことでその地の波動がわかり、自然と、どのように旅すればいいかというプランやビジョンが明確に見えてくるという話です。自分の感覚を研ぎ澄まして、果敢に行動する仁さんのあり方がよく伝わる2つの逸話です。
 そんな仁さんは、今クラウドファンディングで次なる夢を叶えるべく頑張っておられます。その夢とは、太平洋を古代から続く「葦船」で渡ってみたいそうで、2021年、アメリカ・サンフランシスコで18mの葦船を製作し、4,000km離れたハワイ諸島を目指す「EXPEDITION AMANA(エクスペディションアマナ)」というプロジェクトです。
 こちらには約3億円の費用がかかるそうです。この全額を日本だけで達成するのは難しく、まずは1/2サイズの葦船を作り、サンフランシスコ湾で3ヶ月間のテスト航海を行うためにかかるプレゼン費用1000万円を日本のクラウドファンディングで募りたいとのことで、私も協力させてもらっています。
 「昔と同じように葦を刈り、手作りで葦船を造り、川や海に浮かべて乗る。そんな自然と寄り添う美しい知恵を過去から未来へとつないでゆきます。」とのことで。ご関心のある方は、彼のHPをご覧いただけたらと思います。
                                           =以上=

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