
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

コロナウイルスの猛威は欧米を直撃しています。死者の数ではイタリアが中国を抜き、世界経済の中心ニューヨークも急激な感染拡大でパニック状況になっているようです。行き過ぎた資本主義とも言える状況で病院の病床数が減らされたりスーパーマーケットの淘汰が進んでいたりして、いざパニックになった時の対応が追い付かない状況の様です。そんな中で金持ちたちは別荘に逃げ出し、優雅な生活を送っていることなどが報道されていて、気持ちをひとつにしてこの危機を乗り越えようという感じにならないことが難しさを感じます。
日本もオリンピックの問題があるので、思い切った対策が打てていないのではないかという見方をする人もいますが、私は比較的上手く対応しているのではないかと思っています。まだまだ予断を許さない状況で、感染者爆発が起こる可能性も排除できませんが、冷静になって協力してこの危機に対処するという気持ちが大切なのだと思います。
ただ、金融相場の下げはまだ止まりそうにありません。日本の場合の危機の本質はコロナ禍よりも、それによる経済や金融相場への影響だと考えた方がいいかもしれません。株式を売る権利であるプットオプションの行使価格が1万2千円のものや1万円のものの売買が活況を呈しているという報道を見ました。それ以下に日経平均が下がるということに賭けている人がそれだけいるということなので事態は結構深刻です。
もちろん、間違いなくそうなるというわけではありませんし、その辺りの価格だとまだ安いので、もしそこまで下がったら大儲けしてやろうということに賭けるということですが、このテールリスクを取るという投資(投機)手法が注目を集めているのも事実です。
日本の株価が下がっている大きな原因は外国人の売りです。マーケットの取引量の70%が外国人によるものというのがそもそも異常な状態なので、この下げが止まった時に、日本人の投資家がマーケットに入ってくるような相場になれば一番いいと思っています。
証券会社のトップ営業マンだった友人からは、買い時が来たらそのタイミングを逃さないようにしたらいい。こんな千載一遇のチャンスはめったにないというメールをもらいました。私は乗れませんでしたが、逆にコロナショック前にテールリスクを取る(相場の下げに賭けてプットオプションを買っておく等の手法を実行する)ことができた人は大儲けできたと思うので、そんなことも考えるいい機会になったと思います。
「舩井幸雄が生前好きだったシリーズ」第1弾は先週の矢山利彦先生でした。今週は、森美智代先生です。森先生は少量の青汁だけで22年間不食を続けている関西の鍼灸師さんですが、私は森先生のことを世界一「霊性の高い人」だと思っています。簡単にいうと、世界一「心が綺麗な人」です。
私も森先生に感化されて(白鳥哲監督の映画「不食」を観ただけですが……)しばらくの間、1日1食に挑戦をしました。私の場合、不食まではいきませんでしたが、お酒を飲まない。肉を食べないということも合わせてやると、15キロ痩せました。体が軽くなり、ちょっと心配だった健康面もクリアされた事もありましたが、その当時は、直感力に磨きがかかり、24時間見えないものに突き動かされているような不思議な体験が次々と起こりました。心はいつもフラットで、光に包まれているような泰然とした気持ちでした。
父が亡くなってからはお金儲けに意識を向けるようになったこともあり、このような食生活は続けていませんので体重は元に戻ってしまいました。でも、少し心におりがたまってきたと感じると、節食を数日するだけで、前述のような感覚がしっかりと戻ってくるのを感じます。私は、霊性と金銭欲は反比例するのだと思っています。金銭欲というと言葉が悪いのですが、生を受けて「お金をしっかりと稼ぐ」お役目がある人は世のために必要ですので、私も含めて邁進しつつ、たまには少し食べることを節制してみることで、バランスをとってみるのも悪くないと思います。
今回の森先生の新刊「「断食の神様」に教わった 霊性を高める少食法」(徳間書店)はかなりの人気でアマゾンでも一時的に品切れになっては、入るということが繰り返されているようです。私も拝読しましたが、森美智代ワールド集大成という感じで先生のファンにとってはページをめくるのが勿体無いほどの充実ぶりでした。「空腹になれると運命が変わったとわかる時期がやってきます」という帯のコピーもかなりキャッチーです。
森先生の提唱されている健康法、開運法がこれでもかとたっぷり詰まっている構成になっていて、まだ森先生の本を読まれたことのない方にはこの1冊を是非!と思います。不食の本は読んだことがあるけれど、森先生の研究されている「龍体文字」をご存知のない方には、とても即効性のある開運方法と、私の周りから実践者続出ですので、こちらもお勧めします。
=以上=

2020.03.23:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】断食の神様 (※舩井勝仁執筆)
2020.03.16:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】舩井幸雄の魂が今語りかけてきたこと (※舩井勝仁執筆)
2020.03.09:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】ゆるしの法則 (※舩井勝仁執筆)
2020.03.02:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】なんくるないさ (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

