
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

アメリカの株価の調整はちょっと本格化してきたようです。陰謀論的に考えると、トランプ大統領の再選を望まない勢力がこのタイミングで株安をしかけてきたという見方もある程度はできると思います。ただ、相場をやっている人の本能はいまここで儲かるかどうかに素直に反応するようになっているので、多少は意図的な仕掛けに影響されることはあると思いますが、いくらなんでもアメリカのハイテク株は上がり過ぎていたということが事実なのだと感じています。
先週も書きましたが、為替相場での投機の対象がユーロから円に替わってきていると言われるようになって、目先のトレンドとしては円高傾向が強くなってきました。いまのところ、欧米や中国に比べて株価高騰のトレンドに乗り遅れていた日本株は買いもしくは下げ渋るだろうと言われていますが、円高はマクロな日本の企業業績に対してはかなりマイナスに作用することは間違いのない事実なので、ちょっと大きなトレンドで気をつけなければいけないのだと思います。
そう考えると、ポイントはアメリカのハイテク株の下げがどこで止まるかだと思います。大統領選挙の行方にも大きく左右されると思いますが、金融市場やコロナ対策のための財政出動で実体経済にも大きなお金が流れ始めていて、マネーの量はかなり増えている状態にあるのだと思います。その行き先を考えるとやはり規模が小さい日本ではなくて、アメリカの市場にお金は流れたがっているのだと思います。トランプ再選のトレンドが見えてくれば、ハイテク株はまた上がるのかもしれません。
一方、もしトランプ大統領が敗れるようなことがあると、素直に大統領の交替に応じないのではないかと言われ始めています。そうすると一種の内戦状態のようなことが起こる可能性すらあり、ただでさえコロナの影響で混乱している世界が崩壊に向かって突き進んでしまうのだと考えられます。トランプ大統領が勝つか、負けた時には潔く政権交代に同意できるかが、こんな低レベルな話はないと信じたいと思いますが、ポイントなのかもしれません。
日本に関しては、アベノミクスの成功の要因を素直に分析すると円安政策だったということが言えると思いますので、やはり新政権も円安政策につながるような経済金融政策を取ることが相場から見ると望まれるのだと思います。デジタル庁の新設はいいと思うのですが、結局マイナンバーカードを普及させることが目的だというのなら少しがっかりです。官庁ひいては日本社会の仕事の仕方が根本から変わるような大変革を望みたいと思います。
10月4日(日)ににんげんクラブ主催で、占術家、神社研究家である羽賀ヒカルさんとコラボの講座を開催します。久しぶりに麹町の東京グリーンパレスの会場をお借りしての開催で、もちろん席間はゆったりと取りますし、ZOOMでのオンライン受講も受け付けますので、まだお出かけを躊躇されている皆さんにもぜひ聴いていただきたいと思っています。
羽賀さんは最近の私を最も理解してくださる数少ない友人だと思っています。春に羽賀さんのユーチューブチャンネルに出させていただき、3回にわたって対談しました。羽賀さんは、舩井幸雄の生前の伝えをとてもよく勉強してくださっていて、しっかりとお腹に落としてくださっていることが伝わり、嬉しく思いました。また私がライフワークとしている高次元論の研究についても、多くの人に分かりやすく伝えることにまだまだ試行錯誤している最中なのですが、羽賀さんは会話の中で、ハッとするような言葉で明晰にキャッチボールしてくださり、私の中でも整理できたいい時間でした。
話が少し脱線しましたが、10月4日のコラボのタイトルは「2021年の開運に向けての秘訣」。ともすれば足元がブレそうな今を読み解き、これからを予測したいと思います。そして、私も羽賀さんも「日本はなんだかんだでこれまでもこれからも大丈夫、心配ない」という見解で一致しているのですが、その根拠をしっかりとお話することが大切だと思い、心して準備を進める毎日です。
また、今年の初めに出された「伊勢の神様」「出雲の神様」
(ヒカルランド)がとてもよく売れている羽賀さん、日本の神様を味方につける足の運び方、参拝の仕方を語らせたら、羽賀さんの右に出る者がいないと個人的には思っております。この日も今、どのように神様に向き合ったらよいのかというお話をしていただく予定で、私も楽しみにしています。
羽賀さんは人生を常に果敢に「実証実験」している人という印象があります。その一つ一つの結果を読者に伝えようとしている姿勢にいつも胸打たれます。特に、日本人としての原点に立ち返っての魂の磨き方についてはとても「熱い」と感じます。年末ではなく、この時期に来年の開運講座をするのは、先行き見えなく駆け足で過ぎていった2020年を統括して、早めに来年に迎え撃つ準備をしておいた方が良いとの考えからです。ニューノーマルの時代を強運に過ごすためにヒント余すことなくお伝えしますので、ぜひいらっしゃってください。
=以上=

2020.09.21:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】円高の足音 (※舩井勝仁執筆)
2020.09.14:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】Gコンセプト (※舩井勝仁執筆)
2020.09.07:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】生命(いのち) (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

