日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書　相澤智子-

このページは、２００９年１１月から（株）船井本社　熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子（あいざわ　さとこ）によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。

川沿いに熱海桜が咲いています

　皆さまこんにちは。

　先日、熱海の糸川に咲いている熱海桜を見に行きました。川沿いに濃いピンクの桜並木が続いていて、多くの人が足を止めて桜を眺めていました。桜を見ると心が和みますね。皆さんとても嬉しそうでした。

　熱海桜は、沖縄の寒緋桜と並んで、日本で最も早咲きの桜です。今年は平均気温が低いため去年に比べると開花が３週間ほど遅かったそうですが、こんなに早く桜を楽しむことができて、とても贅沢だなぁと感じます。

　先日、船井会長と車で出かけたのですが、船井も「桜か〜＾＾」と言いながら窓越しに桜を眺めていました。船井は、自然が多くあり、こんなふうにきれいな桜を見ることができる熱海が大好きなのだそうです。「熱海はいいところだ」とよく言っています。

　さて、船井は、「組織体というのは、トップで９９％決まるんだよ」と言っています。
　約５０年、経営者として、また経営コンサルタントとして仕事をしてきた経験から、そのように強く実感しているようです。
　
　トップに必要な大事なことを、船井は以下のように述べています。

・素直で、勉強好きで、プラス発想的人間であること。
・自主・自助でいき、生命がけで取り組むこと。
・客思考＝世のため、人のために行動すること。
・たえず前向きであること。
・できるだけ任せること。
・正しい人間性を身につけること

　大きなもの、小さなもの、組織体にはいろんなものありますが、どれにおいてもこれは当てはまるようです。強いリーダーシップと、圧倒的プラス発想、これがトップには必要だと思います。どんな大変な状況であっても、その人がいるだけでみんなの気持ちが明るく前向きになってしまう、よーし頑張ろう！と思わせる、そんな人間性がリーダーには必要のように思います。
　
　何十年も前の船井の書籍の中で、ある経営者の方と船井の対談の様子について読んだことがありました。（何の本か忘れてしまいました、すみません）
　その中で、印象的だったのは、トップはどこから影響を受けるかというお話です。
　
　その本で船井と対談していたのは、大きな企業の社長さんでしたが、その方は「トップは自分の親から大きな影響を受けるように思う」とお話されていました。

　その方のご両親はご商売をされていたそうで、「お客さんが喜んでくれることが自分たちの生きがいだ」というお考えで一所懸命仕事をし、いつもお客さんに尽くしていたそうです。その姿を小さい頃からずっと見て育ったため、それがあたり前だと考えるようになったとお話されていました。

　『世界でもっとも入りたい５つの会社』（李白社刊）の中で紹介されている、めいらくグループ創業者の日比孝吉のお話の中でも、同じようにご両親に大きな影響を受けたというお話がありました。戦争を体験された日比さんは、ご両親が家族のために一生懸命働く姿を見て育ち、戦後親に少しでも楽をさせたいという思いで、必死に働いてきたそうです。
　家族を大事にする心が企業の理念につながっていったのだなと、日比さんのお話から感じました。

　親が一生懸命頑張っている姿を見て子供が育てば、自分だけがよければよいなどと考える人にはならないように思います。家族も小さな組織をいえますが、親の影響というのは大きいのだなと感じました。

夜桜もとてもきれいです

前回お伝えしたふきのとうが、天ぷらに 　　なりました。おいしかったです＾＾