新時代への道しるべ

このページは、船井幸雄と同じ理念を持った、(株)トータルヘルスデザイン会長の近藤洋一氏によるコラムページです。近藤会長は、健康、環境、食料などの分野で、新しい21世紀を創り上げることを使命とした活動をされています。

2009.02
新型インフルエンザは天の声?

 新時代を築いていく上で、今年特に気をつけなければならないのは、「新型インフルエンザ」ではないでしょうか? 世界のどこかで発生すれば、ウイルスはあっという間に世界全体に広がるとされているだけに、万一に備えて適切な対策をとる必要があると思います。
 プレパンデミック・ワクチンや抗インフルエンザ薬のお世話になる前に、ウイルスにかからないための対策を考えてみることが大切だと思うのです。どんなに疫病が流行っても、無事生きのびる人がいるものだからです。

ウイルスをたたくという発想はおかしい
 ウイルスというと、一方的に悪者というイメージが強いようですが、人とのかかわりの中で、無害でもあれば凶悪にもなる変幻自在な生物であることはあまり知られていないようです。「人の心」のあり方とかかわっているようなのです。

 三十数億年前に、地球上にはじめて誕生した原初の生命はRNAで、「RNAワールド」を形成していたと言われています。ところが、いま地球上に存在する生物はすべてDNAを遺伝子としています。RNAに書き込まれていた情報がDNAに転写(逆転写と呼んでいます)され、現在の遺伝的に安定な生物社会「DNAワールド」が出来上がったとされています。以来、三十数億年間DNA生物が地球上に君臨しているということなのです。
 ところが、いま人間世界を震撼させているポリオ、エイズ、麻疹(はしか)、インフルエンザなどのウイルスは、すべて逆転写酵素を持った原初の生命、RNAウイルスです。
 全生物のご先祖様が全生物の頂点に立つ人類を脅かしているのです。なんだか変ですね。
 いま人々はウイルスを敵と認識し、これを徹底的にたたくことによって感染を絶とうとしていますが、すべての生物の中に存在している私たちのご先祖様ともいうべきウイルスをたたくという発想はおかしいという気がするのではないでしょうか?

ウイルス病には、戦争の後始末をする役割がある
 ウイルス病は戦争の後始末をする役割をもって登場していることが明らかになっています。
 古くは、中国と匈奴(フン族)が攻防を繰り返していた紀元前250年頃、中国に定着したと考えられる天然痘や、第一次世界大戦のときドイツ軍を襲い、全世界に蔓延し莫大な被害を出したスペイン風邪、朝鮮戦争でアメリカ軍を襲った韓国出血熱ウイルスなど枚挙にいとまがありません(『ウイルスで読み解く「人類史」』根路銘 国昭 徳間書店)。
 戦争という自然の摂理を逸脱した人類の狂気ともいうべき行動に対して生物の先祖としての威信をかけてウイルスが立ち上がったのではないかと思える節があるのです。
 新型ウイルスは、そうした人類の行動に待ったをかける天の声かもしれません。

 ウイルス研究の権威・中国科学院教授の金鋒博士は、その著『乳酸菌革命』(評言社)で「バクテリアやウイルスを殺してはいけません。バクテリアは人間を守り、ウイルスは進化の手助けをしてくれるのです。・・・・・人間の細胞は60兆個あるといわれています。同時に人間と共生している微生物の数はその100倍にもなります。この事実はほかのすべての生命体も同じだと考えて間違いありません。
 微生物の中にはバクテリアもあるし、ウイルスも少なくありません。通常、バクテリアは人間の表面にしか分布しない微生物ですが、ウイルスは人間の組織や細胞の内部に入れる微生物です。すべての生命は共生共存の関係にあります。・・・・・・・」

 人と共生しているウイルスやバクテリアが、凶悪なウイルスやバクテリアの攻撃から人体を守ってくれているというのです。
 金鋒博士はNS乳酸菌によって、凶悪なウイルスやバクテリアから身を守る方法を開発し、豚や鳥、人の健康に大きな成果をあげておられます。金鋒博士の研究によって、美しい腸がカギを握っているということが明らかになっています。
 免疫研究の権威として知られる新潟大学大学院・安保徹教授はその著『病気知らずで大往生 安保流ピンピンコロリ術』(五月書房)で、リンパ球を生み出す拠点ともいうべき腸の免疫システムが大切な役割をになっていることを明らかにしておられます。
 そして「腸内を老廃物がなく善玉菌が多く住むような環境に保っていれば、歳をとってもガンなどを撃退する免疫力は低下しない。歳をとったからといって何も悲観することはない」と腸の大切さを強調しておられます。

 また、腸造血説で有名な元岐阜大学教授・千島喜久男博士は「ウイルスの病気は、ウイルスが原因というより結果である。ウイルスは体の細胞や組織の活力がなくなると、細胞内に自然発生する可能性が大きい」と述べておられます(『血液と健康の知恵』地湧社)。
 また、山の土や海の土など、土の中には健康な作物を育てる要素がすべてあるという研究成果があります。豚やトリの飼料に使うと、ウイルス病にかからないということもわかっています。人間の腸にも共通することがわかっていて期待がふくらみます。

 ウイルス対策としては、腸を美しく保つこと、そして住居をはじめ、身の回りを凶悪ウイルスが棲息できないような美しい環境(イヤシロチ)にしておくことが、何よりも大切だといってよいようです。
 備えあれば憂いなし、いざというときのために十分な準備をしたいものです。

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2009年2月号



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Profile:近藤洋一(こんどうよういち)

近藤洋一株式会社トータルヘルスデザイン 会長。2008年10月に株式会社バンクシア設立。1938年生まれ。61年京都工芸繊維大学繊維化学科卒業。90年、株式会社トータルヘルスデザインを設立。「びっくり現象のなかに21世紀を切り開いていく鍵がある」という考え方をもとに、従来の思考の枠組みを超えた技術、商品を発掘。「だれもが美しく健やかに、そしていきいきわくわく生きていくことのできる暮らしづくり」を提案し、実現していくことを企業目的として、京都と東京を拠点に、《美と健康》事業を展開している。《安全、安心、エコロジー、“気”のある商品、気になる情報》を提供しつづけている。月刊『THD LIFE』や、インターネットを通して情報発信活動に取り組んでいる。

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