新時代への道しるべ

このページは、船井幸雄と同じ理念を持った、(株)トータルヘルスデザイン会長の近藤洋一氏によるコラムページです。近藤会長は、健康、環境、食料などの分野で、新しい21世紀を創り上げることを使命とした活動をされています。

2010.06
ひとついのち

 北朝鮮製の魚雷によって韓国軍哨戒艦が沈没した事件と沖縄県・米軍普天間基地の移設問題に関する記事がマスコミをにぎわせました。この二つの事件は全く関連がないように見えますが、お互いがリンクしているようでもあり、何やらその奥には、きなくさい臭いが漂っているようでもあります。
 自分の専門とは全く関係のないことなのですが、以前から気になっていることと関連していますので、あえて、この場をお借りして、いま、何が起ころうとしているのかについて私見を述べさせていただくことにいたします。


“対立”から“ひとついのち”へ

 第二次世界大戦後、イスラエルとアラブ諸国の間で4回にわたって、中東戦争が繰り広げられました。1973年、第4次中東戦争において、アラブ諸国が石油戦略を発動したことによるオイルショックは、世界を震撼させたものです。
 ところで、アラブ諸国に囲まれたイスラエルという国は石油が自給できず、輸入に頼っているそうです。
 一方、アラブは石油の宝庫。アラブから兵糧攻めならぬ石油攻めをされたらイスラエルはイチコロです。そんな情勢の中でイスラエルは、どこから石油を手に入れていたのでしょうか?
 アラブを支援する社会主義国家・ソ連から分けてもらっていたのだそうです。「え? ソ連は敵ではないのか?」と思うのが庶民感覚ではないでしょうか?
 ところが、国際政治ともなると違うようなのです。ソ連がアラブ諸国の前で大きな顔ができるのは、イスラエルという強敵があるからです。もしイスラエルが負けてしまったら、ソ連は中東諸国にとって何のメリットもない国になってしまいます。
 イスラエルに負けてもらっては困るのですね。こんなことはお人よしの日本人には考えられないことではないでしょうか? このことを知ったとき、この世界は一体どういう力で動いているのかが推測され、イヤになってしまいました。
 そういえば戦後すぐ、わが日本のすぐそばの朝鮮半島で朝鮮戦争が繰り広げられました。
 同じ民族がアメリカの援助を受けた韓国とソ連を頼みとする北朝鮮にわかれ、38度線をはさんで、骨肉の争いを繰り返し、現在に至っています。
 北朝鮮の歌曲「イムジン河」が民族の悲しみを率直に表現しています。’70年ごろ日本でもよく歌われたものです。他人事ではないと思うのです。

@イムジン河 水清く とうとうと流る
 水鳥 自由にむらがり 飛び交うよ
 わが祖国 南の地 想いははるか
 イムジン河 水清く とうとうと流る

A北の大地から 南の空へ
 飛びゆく鳥よ 自由の使者よ
 誰が祖国を 二つに分けてしまったの
 誰が祖国を 分けてしまったの


 そしていま、韓国軍哨戒艦「天安」が沈没した事件は、北朝鮮製の魚雷による水中爆発であるとして、韓国は制裁を要求。これに対して、米国・オバマ大統領は北朝鮮からの攻撃など不測の事態を想定し、米軍各司令官に即応体制の徹底を指示したと伝えられています(5月25日現在)。
 この事件に呼応するかのように、時の首相・鳩山さんは沖縄県の米軍普天間基地を現行案と同じ名護市辺野古に移設することを決定しました。鳩山さんのはじめの勢いはどうなったのかといぶかる声が巷には満ちていました。
 北朝鮮が強硬な姿勢を示せば示すほど、米軍基地の必要性は高まり、事態はアメリカに有利に展開していくように見えます。
 ソ連にとってイスラエルが必要であったように、アメリカにとって北朝鮮が必要なのではないでしょうか? 北朝鮮の危険性が増せば増すだけ、日本国内に米軍は磐石(ばんじゃく)な基盤を築くことができるというわけです。
 大切なことは、米軍基地問題を通して日本人同士の対立を深めてはならないということです。日本が二つに分かれるという愚は避けなければなりません。
 思えば20世紀は、分離することによって対立を生み、その対立が戦争を招き、経済が発展するという、弱いものを犠牲にして発展した世紀でした。
 二つの大きな政党が交互に政権を担う二大政党制が理想とされて今日にいたっていますが、これももう時代遅れではないでしょうか? 何でもかんでも対立して、もめにもめるというやり方に、皆もう、うんざりしていると思うのです。これが夫婦なら離婚、家庭なら家庭崩壊、会社なら倒産へまっしぐらなのですから、政治の世界も根本的に考え方を変える必要があるのではないでしょうか?
 古来、日本人は『徳』を重んじてきた民族です。『徳』のある人を要の位置に据え、対立を避けてみんなが融合し、あらゆる問題の解決をはかっていきたいものです。
 21世紀のキーワードは“ひとついのち”です。おりしも、口蹄疫問題で世間が揺れています。この事件ももとを正せば、自然破壊を繰り返すことによって、ウイルスの生息の場を奪った結果、ウイルスが人間世界に反撃を開始したことによっていると考えられます。牛や豚を平気で処分する人類に天罰が下らないとも限りません。
 いまこそ“ひとついのち”を共通のテーマとして、新しい社会を作る必要に迫られているのではないでしょうか?


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2010年6月号

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Profile:近藤洋一(こんどうよういち)

近藤洋一株式会社トータルヘルスデザイン 会長。2008年10月に株式会社バンクシア設立。1938年生まれ。61年京都工芸繊維大学繊維化学科卒業。90年、株式会社トータルヘルスデザインを設立。「びっくり現象のなかに21世紀を切り開いていく鍵がある」という考え方をもとに、従来の思考の枠組みを超えた技術、商品を発掘。「だれもが美しく健やかに、そしていきいきわくわく生きていくことのできる暮らしづくり」を提案し、実現していくことを企業目的として、京都と東京を拠点に、《美と健康》事業を展開している。《安全、安心、エコロジー、“気”のある商品、気になる情報》を提供しつづけている。月刊『THD LIFE』や、インターネットを通して情報発信活動に取り組んでいる。

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