トップが語る、「いま、伝えたいこと」
私の仕事には、出張をする機会が大変多く、７１歳という年齢からは考えられないくらい、いろいろなところへ出向いています。私の若い時よりも多いくらいです。たとえば１ヵ月前、９月下旬の１０日間くらいを振り返っただけでも、熱海を起点に東京、札幌、大阪、金沢、米子、京都、長野・・と走りまわる具合でした。これは９月だけに限らず、日常的なことです。
何故こんなに忙しい生活なのだろうと考えてみたのですが、いくつかのことに気づきました。
まず、出張で各地域を訪れると、同じ日本でありながら地域によって、それぞれ独特の個性があることに気がつきます。たとえば気温でも、札幌では１７℃だったのが翌日の大阪では３０℃・・といった具合に全く異なります。これも各地域の特性ですが、いろいろな場所に行くことによって場の空気や地域性、特性などを肌で感じることができます。なにごとも、自分で体験してみないと分りません。つまり、各地域の特性を把むことが、私の使命の一つでもあるようです。
そして、行く先々で予定が詰まっているので、とても忙しくなります。東京や熱海にいるときも予定は詰まっていますが、出張先ではそれに移動の時間が入ってくるし、たいてい一人なので、いかに効率的に動くかが重要になってきます。
さらに、こんなに忙しいのに未だに携帯電話を持ちたくないと思っている自分にも気づきます。それだけ私の本能が携帯電話を受けつけないのですが、これは私の身体に良くないようだということを知っているのかもしれません。
ともかく、こういった忙しい日々のおかげで、効率的に仕事をし、効率的に物事をつかみ、それらをまとめてリーダーシップをとっていくための訓練をさせてもらっているのだということに気づきました。ただ、もう、やめてもいいと思いはじめました。ともかく、世の中の仕組みには無駄がなく、すべてが必要・必然・ベストになっているようです。
その辺のことがよく分る最近の忙しさです。
＝以上＝
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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
１９６４年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として１３年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。２００１年、（株）船井本社の前身である（株）船井事務所に入社し、（株）船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 ２００３年４月、（株）本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、２００８年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、２０１２年、（株）５１ Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。２０１３年９月に（株）船井メディアの取締役社長ＣＥＯに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』
（ごま書房新社）、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』
（ナナ・コーポレート・コミュニケーション）、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』
（成甲書房）、船井幸雄との共著『本物の法則』
（ビジネス社）、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』
（総合法令出版）、『幸感力で「スイッチオン！」』（新日本文芸協会）がある。
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