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2005年1月26日
『日本壊死』と『あしたの世界』

 私の新刊『日本壊死』(ビジネス社刊)が2月に出ます。つぎの文は『あしたの世界パート3』の「すいせんのコトバ」ですが、いま私が一番皆さんに知ってほしい内容を書いています。
 ぜひ、お読みください。
 
『本書を読んで  (読後感とすいせんのコトバ)
                           2005年1月23日     船井幸雄


 私は、昨日(2005年1月22日)、二冊の本の原稿というか初校ゲラを読みました。
 一冊は、2月にビジネス社から発刊される副島隆彦さんと私の共著『日本壊死』です。大学教授でもあり、国際経済や政治に詳しく、去年発刊した『預金封鎖』『老人税』(いずれも祥伝社刊)でいま話題の人でもある副島さんは、私の親友ですが、二人でありのまま語りあいました。それをテープアップして整理したのが、この本で、日本という国の現状を、現在人の常識的発想からストレートに掘りさげた本です。
 たとえば、最近では、日本の税収が75兆円くらいしかないのに、毎年毎年、国と地方自治体だけで150兆円も使っていること、その不足分の75兆円は国債や地方債、そして長期借入金で補なってきたので、それらの借金残高の総額がすでに一千兆円になっていること。しかも公務員の年間給与だけでいまでは税収の50%になっているとんでもない構造にあることなどや、日本人の正味資産よりも、すでに国や自治体の借入金残高の方が多くなっていることなど多くの人々の御存知ないことで大事な点をストレートに書きました。
 その結果、題名は『日本壊死』とすることにしたのですが、日本よりさらにひどい状態にあるアメリカの実情も詳しく説明しています。もちろん日米の関係もストレートに書きました。
 結論は、近々、資本主義が崩壊せざるを得ないだろうと思えることと、すばらしい人類の未来をつくるためには、「まず、この本に書いた真実を知り、人たち、特に日本人が目覚めるより方法がないだろう」ということで、多くの日本人に読んでほしくてこのような題名にしたのです。

 二冊目は、本書『あしたの世界パート3』の初校ゲラです。完全に読みました。
 著者の池田邦吉さんと、版元の明窓出版の増本利博社長から「せひゲラを読んでほしい。よろしければ、読んだ感想文と、すいせんのコトバがほしい」と言われていたからです。池田邦吉さんによる『あしたの世界』シリーズは、本書が三冊めです。
 一冊めは、私との対談共著で、去年(2004年)三月に発刊されました。二冊めの『あしたの世界パート2』は、池田邦吉著、船井幸雄監修で、去年(2004年)7月に出版されています。
 いずれも池田邦吉という類い稀な才人がまとめた本で、「多くのことを教えられる」と、精神世界に興味を持っている人々の間では大評判になりました。
 私も非常に参考になりました。
 ところで本書『あしたの世界パート3』は、私にとっては、前の二冊よりも、はるかに勉強させられ参考になりました。
 そこで、この感想文を書き、本書を「すいせん」することにしました。
 この本の中には、私が非常に影響を受けた関英男先生のことと、関先生に紹介され、時々は拙著内で記した宇宙学(コスモロジー)のポイントが、あますところなく記されています。
 関先生が、どうして、あんなにすなおで正直であったか・・・その謎が本書で解けたのです。また関先生と同じくらい、まったく、すなおで正直な人が池田邦吉さんです。
 前記の副島隆彦さんや『心の眼』シリーズ(文芸社刊)の著者の井出章彦さんなど、私の周辺には、まったく、すなおで正直な人が何人かいます。いつも感心しながら、びっくりしていました。なぜなら、いままでの私は、自分で納得しない以上は「すなお」ではありませんでしたし、自分の信頼できない人には、ウソはつかないまでも、正直に自分をさらけ出すようなことのできない人間でした。
 ところが、昨年来の池田さんとの深い付きあいや関先生についての勉強、あるいは副島さんや井出さんとの付きあいを通じて、どうも関先生や池田さん流の「まったく、すなおで正直な生き方」が人として正しい生き方のようだと思うようになってきたのです。
 それゆえ『日本壊死』という、いままでの私なら、決して書かないような内容の本も出すことにしたのです。
 このような姿勢が、まちがいではなかったようだ・・・と、本書で再確認したのが、まず、本書の読後感でした。
 
 私は、いままでも、いまも「世の中のすべて存在の本質は創造主というかサムシング・グレートの分身であり、本質としては平等な存在だ」と認識しています。
 したがって、世の中のすべての存在を尊敬し認めており、どんな存在にも「これは上だ」とか「下だ」と差別的に対応できないという特性を持っています。
 具体的には天皇陛下もアメリカ大統領も、東大総長も大企業社長も、零細企業の新入社員も、わが家の愛犬も、隣の家の松の木も、小さなバクテリアとも、まったく同じように気分の上では付きあってきました。
 創造主や神さまという存在も、あるとは思いますが、それらを尊敬はしても恐れおののいたり、仰言ることは何でも無条件に聞くべきだ・・・などとは決して思っていません。多分、生涯これは変らないと思います。
 したがって、「命令形のコトバ」などは、大きらいで、「洗心」のよさは分るのですが、「洗心の命令形のコトバ」が納得できず、「気にいらない」とよく関先生を困らせました。
 しかし、本書のゲラを読んで、「すべての存在は、個の存在でもあるのだから、個性がある。コトバづかいを含めてそんな小さなことにこだわらず、よいことはマクロに受け入れよう。宇宙学の説いていることをこだわらず理解しよう」と思ったのです。そうすると、よく分ったのです。「分った」・・・これが第二の読後感でした。
 ともかく今朝から、このゲラを、このすなおな気持ちでもう一度読みました。
 そうすると、宇宙学で言っていることが、正しいか否かは別として、完全に納得できました。
 あとは、折り折りにさらに「世の中の構造」とか「人のあり方」を研究していこうと思いますが、ともかく本書は、すなおに読むと、非常に教えられることの多い本です。きのうも、きょうも多く教わりました。
 その意味で、本書を、心から「すいせん」いたします。ぜひ、何回もお読みください。
 なお、本書内に私のことがたびたび出てきます。池田さんが書かれていること、たとえば、見たとたんに「エフ・グラビクス」は「本物の活水器だ」と言ったということなど、みんな眞実ばかりです。
 人間は、あることに真剣に打ちこみつづけていると、そのことについては神のレベルに達するか、神のレベルをこえることができるようです。
 たまたま私のそのような部分が本書内で一〜二、書かれていると思ってください。
 私は、自分をトータルの人間として見ると、まだまだ勉強しなければならない不充分な存在だと思っております。
 そのようなことを気づかせてくれたのが、本書であることを書き、「すいせんのコトバ」のペンをおきます。

                                          =以上=
            

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