photo

トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2007年5月16日
「健康診断」のムダ

 先月19日号の週刊新潮に、私の知人の中原英臣医学博士が、『健康狂時代』という連載の中で、「医師だけが美味しい「健康診断」」というテーマで、以下のような記事を書いています。これは彼の文章の一部ですが、私は、ここ2年くらい健康診断を受けるのをやめました。理由は、私と安保徹さんの著書『医者いらず老い知らずの生き方』(2006年 11月30日 徳間書店刊)に書いていますが、それは『医者いらず老い知らずの生き方』、「ムダだ」と思ったからです。
 とりあえず、まず中原博士の文章を読んでください。

 2004年には1100万人を超える国民が健康診断や人間ドックを受けました。実際に多くの日本人が生活習慣病やがんを早期発見するために、年1回は健康診断などを受けています。健康診断ではそれぞれの検査について「正常」「要観察」「要精検」「要治療」といった判定が送られてきます。
 もともと健康な人が受けるわけですから、ほとんどが「正常」と思われるでしょうが、日本人間ドック学会によると、2004年の人間ドックの受診者のうち294万人で、すべての検査が「異常なし」だった「健康な人」は、わずか12%しかいなかったのです。
 男性では肝機能の異常が31%、コレステロール値の高い人が24%、女性でも高コレステロールが24%もいます。受診者の9人に8人が「異常」ということになります。この数字をみる限り、私たち日本人は健康な人が少ないということになります。ところが、こうした健康診断について驚くべきことがわかりました。健康診断は、費用対効果でみると、ほとんど意味がないことがわかったのです。
 厚生労働省の「最新の科学的知見に基づいた保健事業に係る調査研究班」が、健康診断で実施している代表的な24の検査項目のうち16項目は「病気の予防や死者の減少という視点では、有効性を示す根拠が薄い」という結論を公表したのです。
 それぞれの検査項目が示している数値基準の根拠について、研究班が世界中の論文に当たって調べたところ、科学的に十分な根拠があった検査項目は「血圧の測定」「飲酒と喫煙に関する問診」だけでした。
 その他にも「身長と体重の測定」は減量の指導を充実させるなら効果が認められ、糖尿病を調べる「糖負荷試験」と「うつ病を調べる問診」は指導と治療の体制が整備されているなら有効と判定されました。
 多くの人たちが健康診断を受けるときに最も気にしているコレステロールや中性脂肪、肝機能の検査、さらに心電図や聴力検査は何だったのでしょう。健康診断を受けた後、手元に届く健診結果に書かれた「要精検」や「要再検」という文字を見て、ひどく心配させられたのはいったい何だったのでしょう(転載ここまで)。


 私は医院や病院の内容を案外よく知っています。多くの病院や医院の経営のコンサルティングをしたからです。
 「検診」や「再検査」は儲かるのです。
医は、算術で医師や製薬会社の金銭的な利益のためのものであってはならないと思うのですが、皆さんの御意見はいかがでしょうか。
                                             =以上=

バックナンバー
2007.05.30:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】「自然の理」に沿わないことは、すぐに潰れる
2007.05.28:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2007年5月20日〜5月26日)の主な行動と主として感じたこと
2007.05.25:【先週のびっくりより】究極のイヤシロチ=イワクラいっぱいのお宅
2007.05.23:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】目ざめよ、日本人
2007.05.21:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2007年5月13日〜5月20日)の主な行動と主として感じたこと
2007.05.18:【先週のびっくりより】微量元素の補充で病気が急速回復
2007.05.16:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】「健康診断」のムダ
2007.05.14:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】船井幸雄の先週(2007年5月6日〜5月12日)の主な行動と主として感じたこと
2007.05.11:【先週のびっくりより】わが家のポインセチア
2007.05.09:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】今年の東北、北陸の稲作は凶作の可能性あり
2007.05.07:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2007年4月29日〜5月5日)の主な行動と主として感じたこと
2007.05.04:【先週のびっくりより】活性酸素は病気の原因か?
2007.05.02:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】アタマを使えば、アタマはよくなるし、若がえる
公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 -->
健康の超プロ4名が語った「じぶんでつくる健康未来図」の動画をプレゼント 数霊REIWA公式サイト 佐野浩一 本物研究所 本物研究所Next C nano(ネクストシーナノ) 成功塾説法 舩井幸雄動画プレゼント 高島康司先生の「日本と世界の経済、金融を大予測」 メールマガジン登録 舩井メールクラブ 佐野浩一note