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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2007年7月25日
人の思いや、やる気は大事
主な企業の神社一覧表(本社及び工場に祭る神社)
    (同書中に掲載)

 ほとんどすべての人が認知でき、分ることしか認めないとうい人が、世の中には多くいます。このような人は、一般に近代科学万能論者と呼ばれていますが、彼らは「目に見えないこと」や「耳にきこえないこと」、人の「思いの力」などは肯定しようとしない人たちです。
 しかし人はそれぞれです。常人には考えられない能力を持った人が多くいます。
 たとえば清田益章さんは、手に持ったスプーンを、彼の思いだけで、何百本も、まっ二つに折ってしまいます(これは私自身、何十回も見ましたし、何千人もの人も見ています)。
 ともかく多くの人は、「思ったことは実現する可能性が高い」ことや、「やる気が効果をあげる」ことを知っています。
 また、あるかないかは分らないが、神や仏に頼んだり、手を合わせると、不安が少なくなることも知っています。
 それ故に、1月1日には何千万人もの日本人が初詣でに行くのです。私は、それらはよいことだと思います。
 先日、本田総一郎著『知っているようで知らない! 日本神道』(2006年日本文芸社刊)を読んでいましたところ、日本人は、ことごとに神さまにお祈りをする・・・と多くの例が上げられていました。
 その中の「宇宙ロケットの打ち上げを女神に祈願」という文章をまず紹介します。

宇宙ロケットの打ち上げを女神に祈願

 日本の宇宙ロケット「H2A」の打ち上げが、ここ数年間、三回にわたって成功し、いよいよ国産ロケットの商業化が始まった。このロケットは、数万点の部品からなり、すべて人間がつくったものである。神がつくったものであれば、故障も失敗もないだろうが、人間がつくったものである以上、そこに間違いがないとはいいきれない。
 万全も人事も、尽くしに尽くした。あとは神に祈り、成功を待つだけである。平成十四年(二〇〇二)九月十日の「H2A」の打ち上げに際し、万全の準備を終えたロケットの製作・打ち上げの関係者・技術者たちは、宇宙センター近くにある宝満(ほうまん)神社に、その成功の神助を祈願した。天候に恵まれていなければならない。ロケットのエンジン・制御装置に故障があってはならない。少しの間違いがあってはならないのである。
 宝満神社は、種子島の守護神で、いつも近くで日本のロケット・衛星の打ち上げを見守ってきた女神である。この神社は、玉依比売命(たまよりひめのみこと)が主神として祭られている。宇宙センターの建設、ロケット発射場の建設にあたり、宝満神社の宮司が出向して、地鎮祭や竣工式、あるいは安全祈願を行なった。
 これまで技術関係者は、打ち上げが行なわれるたびに、この神社に祭る種子島の女神に打ち上げの成功と順調な飛行を祈願してきた。この時も、この神社に参拝し、神酒(みき)を奉納して、神前にぬかずく者もあれば、社頭でお賽銭を入れて柏手(かしわで)を打つ者もいた。みなそれぞれに敬虔(けいけん)な祈りを捧げたが、願いは同じ打ち上げの成功と、順調な飛行であった。
 「H2A」の打ち上げの日、多数の関係者や島民が見守る中、「H2A」は轟音(ごうおん)を発して秋空高く上昇し、宇宙の彼方へ消えていった。打ち上げは見事に成功した。種子島の女神は、宇宙に向かってさわやかに微笑んだのである。
 ロケットの打ち上げを祈願する神社はここだけではない。茨城県筑波山麓には、日本の宇宙衛星センターが建設されている。種子島宇宙追跡センターで科学技術の粋を集めた気象衛星・放送衛星・通信衛星などが打ち上げられる時は、関係する科学技術者たちが、衛星の打ち上げ成功と、順調な運行・安全を祈って筑波山神社に参拝するのである。
 また埼玉県秩父市の秩父神社に参拝する関係者もいる。古来、北辰(ほくしん)(北斗七星)信仰の「妙見様」すなわち「星の神様」として知られ、祭神は、宇宙・大空をつかさどる天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)と、英知の神で知られる八意思兼神(やごころおもいかねのかみ)である。宇宙を支配する星の神に、打ち上げの成功と順調な飛行を祈願するのだ。
 参拝者の一人は「科学技術に携わっている者にとっては、科学技術の発展した今日ほど、神にすがりたくなります。科学で解明し得る限界を知っているからです。参拝して心が安らぎました。感謝しております」と語っている。


 さらに「神々を崇め敬う日本の経営者たち」という文章も転載します。

神々を崇め敬う日本の経営者たち
 企業神社の奉斎とは別に、日本の会社の首脳や幹部たちは、信仰し、崇敬する神社や仏閣の責任役員や氏子崇敬会の幹部を奉仕している例が多い。こうした神々への奉仕は、精神的安定剤というよりも、自らの姿勢を正して律し、よりよい経営と行動の精神的エネルギー源にするということにある。
 もちろん、厳しい完全実力競争をくぐり抜け、企業のトップに就任した経営者たちであるだけに、基本的には「神を敬して、神を頼まず」というのがその姿勢だが、そうした絶えざる精神的向上と自己鍛練が、こうした人々を結果的に人生の勝利者にしていることは、いなめない事実である。
 その代表的な存在が、裸一貫から天下の松下電器産業を築き上げ、「経営の神様」と仰がれた松下幸之助であろう。わが国至高の宮と仰がれる伊勢神宮崇敬会長や、全国神社総代会の会長を長くつとめた。「神道は、古来より日本人の思想や宗教意識を培ってきたものであり、われわれの日常の何気ない行動一つを見ても、深く神道に根ざしていることがわかります」という松下氏の言葉には、千金の重みがあった。
 伊勢神宮をはじめ、東京の明治神宮・日枝(ひえ)神社、奈良の大神(おおみわ)神社・春日大社・橿原(かしはら)神宮、京都の賀茂別雷(かもわけいかずち)神社・石清水(いわしみず)八幡宮・平安神宮、大阪の住吉大社、福岡の宗像(むなかた)大社、大分の宇佐(うさ)神宮など、全国の名神大社の責任役員や、氏子崇敬会の幹部役員は、著名な一流企業の首脳幹部が名前を連ねている。
 日本経済を背負って活躍する経済人は、また日本の神々を崇敬する生粋の日本人なのである。経済的合理性を追求するこれらの人々にとって、神とは企業共同体の安全と繁栄を祈る存在である。いずれにしても、自分の生命・人生のあり様を強く感じさせる存在であるに違いない。
 このように神道信仰は潜在信仰となって、ハイテク工業社会を支配する精神的基盤となっている(転載ここまで)。


 私は、どんなことであれ、それで「すばらしい確信」になり「やる気が出」「不安が少なくなる」ことなら、人間として、否定しない方がいいと思っています。
 なぜなら「人の思い」や「やる気」は、ものごとをよい方に成しとげるうえで非常に大事なものだからです。
 人間を深く考えれば考えるほど、 近代科学万能論者には、ならない方がよいでしょう。
                                               =以上=

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