
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

ここ3年くらい前から、折にふれ言ってきたことに、医師、コンサルタント、弁護士など、弱者から相談を受けることを職業としている人が、絶対に言ったり書いたりしてはならないことは、「相手の人を脅したり、不安にさせたり、心配させたり、マイナスの発想をさせることである」…という禁句についてでした。
これは共著を書くために安保徹さんと話していた時に教えられたことで、「一流の医師と、そうでない人の見分け方」と彼は言いました。
たしかに、そう言われて私の知人を見ると、経営コンサルタントでも一流と言われる人は、決して、これらの禁句を発しないものです。
私も40年くらい、相談者(クライアント)には、元気づけても、がっかりさせたことは一度も言ったことはありません。
これは易者や霊能者にも通用すると思いますし、そのうえ、同業者や他人の悪口を言わない人は「超一流」と言えるな…と思い、それらのことをいろんなところで話したり、書いたりして来ました。
それ故か、私の前では、たいていの人は他者の悪口を言いませんし、人から相談を受けた場合、被相談者に不安を与えるようなことを言う人もいなかったのです。もちろん最近2−3年のことです。
ところが先週、私の目前で、ある医師が、同業者の医師のやり方を批判し、悪口を言い、相談に来た患者さんを不安に陥れる現場に出合いました。
私は、その医師を信頼できる立派な人だと思っていただけに、その時は本当にびっくりしました。
その患者さんも、私の知っている人でしたので、私は「一人一人の医師の言うことに一々悲観していたら、病気なんてよくなりませんよ。あなたのやっている治療法を認め、ほめ、元気づけてくれる医師が世の中には多くいるはずですから、そういう人と付きあえばいいのですよ。たとえば私の親しい人では、安保徹さんや矢山利彦さん。歯科医なら村津和正さんや矢田浩章さんは、どんなことがあっても、患者に不安は与えないし、安心させてくれますから、よろしければ私が紹介しますよ」と言っておきましたが、ともかく私もびっくりするとともに、「人を見る目がなかったなあ」と反省しました。
11月14日と11月21日のこのホームページで「名医や良医」のことを書いたのですが、あらためて、もう一度まとめてみます。
名医や良医というのは、常に患者の立場になり、心を籠めて対処してくれる上、
@どんなことがあっても患者を安心させてくれる人。
A圧倒的に実務経験の多い人。心底から自らの治療法に自信を持っている人。
B正攻法で、根元からの治療を必ず考えてくれている人(応急処理などは、必要最低限でとどめる人)。
C患者に治療法を説明し、納得させてくれる人。
D常に謙虚な人。
E検査装置や診断装置にたよるのはいいが、それだけでなく、人間的に問診や触診などもしてくれる人。指テストや前屈テストで患者にいい薬などを必ずチェックしてくれる人。
F患者のカラダを部分的に診るのでなく、総合的に診てくれる人。
Gなるべく薬を出さない人(指テストでみると、よい薬は5−10%くらいです)。
H人相がよく、決して同業者の悪口や批判を言わない人。
…と言っていいと思うのです。
まだまだ条件はあると思いますが、この十ヵ条くらいにすべて当てはまっている医師なら大丈夫でしょう。
これは経営コンサルタントや易者、霊能者、風水師、弁護士などでも同様です。大ざっぱな見方ですが、相談に乗ってもらってもいい人の条件として、充分注意してこのような先生業の人とは付きあってください。
=以上=

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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

