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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2013年7月29日
「すべては『必要、必然、最善』か」

まえがき

 昭和44年(1969年)に、最初の本をビジネス社から発刊した。それからいままでに、いつのまにか私は単行本だけでも400余冊も出していた。延べ発売数は二千万冊を超えるだろう。
 ところで本書は私の「最後の本」になる可能性がかなり高い。
 時間と体調が許せばまだまだ書きたいことは多くある。ただ私の肉体がそれに耐えられないようだ。
 私は今年1月に80才になったが、いまのところ余命は永くても3〜4年と思えて仕方がない。
 80才、日本男性の平均寿命は超えたから、これで充分に満足である。
 私は、超健康体だった。しかし2006年3月12日に、佐賀市で講演中にセキが止まらなくなり、ムリがたたって、それ以来、半病人になってしまった。
 体調の悪いのを自覚しながら、2012年11月までは1人前以上によく働いてきた。毎日、講演をし、原稿も書いてきた。
 しかし、2012年12月に入って、声が出なくなった。それに「よだれ」が出て止まらなくなってしまった。
 ゆっくりと字を書いて文章を綴る以外、生産的(?)なことは、全くと言っていいほどできなくなり、ベッドに伏すことが急速に増えていった。
 それに喰べられない。最高時、73kgあった体重は2013年4月には44kgまで減り、いつのまにか、近所の病院と仲よくなってしまった。神経内科、心療内科、耳鼻咽喉科、口腔外科などへはいまも毎月、通っている。
 妻の涙ぐましい努力もあり、おかげで体重は50kgぐらいにもどったが、今度は次ぎつぎとあちらこちらが悪くなる。それに痛いところが出てくる。全身創痍、前向きな私も、2012年末から、本気で「死」を考えざるをえなくなった。
 毎日、ベッドの中で「神(?)」と対話をしている。
 また、いろんなことが分ってきた。
 過去の79年分よりも、近々半年余りで知ったことの方が多いくらいである。
 いつのまにか「死ぬ」ことが、こわくなくなってきた。最近は「あの世」への「お迎え」を心待ちしている自分を時々は発見して、びっくりしてしまっている。
 それともう一つ、私には、遺言がわりに本書を発刊する使命があるらしいことにも気づかされた。
 とはいえ、アタマは冴えているし、気持ちは前向きに生きているので、そのことは知っていてほしい。
 そういうことで本書の執筆に取りかかったのである。
 全く変な「まえがき」になってしまったが、正直にストレートに書いたのでお許し願いたい。
 なお本書の本文でも体調のよい時に正直にストレートに大事なことだけを書く予定でいる。
 その点、よろしく御了承ください。
 5月下旬の新緑の下、時には「ほー、ほけきょ」という鶯(うぐいす)の鳴き声を耳で賞でながら、本書の「まえがき」を終りたい。
                                2013年5月21日
                                  熱海市西山町の自宅書斎で
                                     舩井幸雄


 私は以下のレジュメに従って書き出したが、これとはかなり変った本になりそうです。

【レジュメ】
『すべては必要・必然・最善』
          タテ書き 原稿用紙 400字づめ 300枚くらい
                                (記念に残しておく)
                            ビジネス社 2013年刊行予定

1 まえがき いまの著者はこんな男

(1)2013年1月 80才。日本男性の平均寿命は超えた。
(2)2006年3月から半病人。それでも2012年11月まで一人前以上によく働いていた。しかし2012年12月からは、ゆっくり字を書く(文章を綴る)以外、生産的なことはほとんどできなくなった。
(3)満身創痍、地元の病院と仲良し。しかし気分は前向きに生きている。
(4)本書を発刊するのは、今生の使命だと思っている。
(5)死ぬことがこわくなくなった。むしろ喜んでお迎えを待っているようだ。

第1章 もっとも大事なこと
(1)人間の生きてきた目的は、自由、自治、他者に迷惑をかけないこと。
(2)神というか、サムシング・グレートはいるようだ。
(3)すべては「必要、必然、最善」らしい。
(4)この世は勉学の場。われわれの故郷は「あの世」らしい。
(5)働こう。そして世のため、人のために尽くそう。それが人の使命であるといえそうだ。

第2章 使命
(1)個人、個人に、その人のための使命がありそうだ。それは好き嫌い、得意、不得手によく表れている。
(2)自分の使命に従ったことをやるのは楽しい。生きがいを感じる。全力を打ちこめる。
(3)使命は人によってそれぞれ、みんなちがっていそうだ。
(4)好き嫌いは、使命判断の好材料。たとえば私は「特別」はきらいだし、理屈っぽいのも嫌いだ。それに「無資格、無賞罰」「美的センスはある方だし、ルール化は上手いもようだ」……だと思う。
(5)一つの使命が終ると、つぎの新しい使命が出てくるもようだ。

第3章 最近(ここ半年ぐらい)になって、教えられたこと。(「サムシング・グレート」=「神」が教えてくれたのか?)
(1)これからしばらくは、本書を書き上げるのが使命だ。いままでの使命はひと段落した。
(2)「日本語」と「日の丸」を大事にしよう。
(3)寡黙がよい。そしてシンプルがよい。
(4)だれよりも妻を大事にし、その意見をきこう。
(5)「神」=「サムシング・グレート」の存在を信じたら、すべてが楽になる。

第4章 あとがき
(1)年齢を取ると不便になる。しかしものすごく学べる。
(2)最近はいままで分らなかったこと、見えなかったことが分るようになった。
(3)コンピュータは人間の熟練度には対応できない。
(4)生産的なことにしか興味のない男だった。これも使命の一環のようだ。
(5)使命を果たしたら、老兵は静かに消えるのみ。これがもっともよい。


「付記」
 私自身も、1998年になって、はじめて借金をし、取引銀行に指摘されるまでは、まちがって自覚していたのだが、私の本名は「舩井幸雄」である。「船井幸雄」ではない。
 したがって、私の創った会社などは、「株式会社 船井総合研究所」や「株式会社 船井本社」になっているし、既刊著書も「船井幸雄著」になっているが、本書は「舩井幸雄著」と本名で出す予定である。よろしく御了解願います。(転載ここまで)


 以上のような「まえがき」の本を、いま執筆しています。書き了れると、年内には書店に並ぶ予定です。その折はよろしくお願いいたします。
 題名は『すべては「必然、必要、最善」』か『必要、必然、最善』にする予定で、出版社はビジネス社にしたいと思っています。
                                            =以上=

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