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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2020年12月4日
記紀を超えて (※舩井勝仁執筆)

【運営会社よりのお詫び】本内容は通常なら11月30日にアップさせていただくものでしたが、諸般の事情により本日のアップとさせていただきました。楽しみにされていた皆さまにはご迷惑をおかけしてしまい、まことに申し訳ございませんでした。

 多少のデコボコはありますが、株価が順調に上がっています。アメリカでは3万ドルをはじめてつけて、コロナのワクチンとかトランプ大統領が政権移行の手続きを認めたとかいろいろニュースはありますが、いまのコロナ禍の各国の経済政策が財政措置をばらまくものになっていて、それだけ金余り現象が強烈になっているので、その行き先が株式市場しかないというのが主な原因だと思います。
 先週書いたように、来年になって米民主党政権が始動すれば4年前とは逆に株価は下がっていくかもしれませんが、いまのところ買わないリスクの方が先行している状態だと感じます。日本の株価は世界から見ればかなり出遅れていて、いよいよ買い場がやってきたと考えているのが世界の投資家の見方のようです。日本のように、ずっとデフレが続く国は魅力がないと思われていましたが、いつの間にか世界が悪い意味で日本化してきており、事情はそれほど変わりません。
 国内ではコロナの感染増が心配されてきて、再び自粛要請が出始めていますが、それでも欧米各国に比べれば桁が2つぐらい少ない数で推移しており、日本株を買わない理由がないということになります。また、日本の個人投資家も若い人を中心に株や投資信託を買わない理由がないことから、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が昨今の株高で国内株のポートフォリオが基準の25%超になってきていることから、株を売却しているということが報道されるようになりました。
 日銀のETF買いも含めて出口をどうするのだと批判されていましたが、それでも株価がトレンドとして見れば上がっていることを考えれば、GPIFも日銀も売却益を出しながらの出口政策が保有株の一部とはいえ、可能になっているという理想的な状態が実現しつつあるとも言えます。日銀の売却の動向が伝わると相場が一気に急落する恐れもありますが、どうもそれよりもお金が余っているという圧力の方がいまの段階では強いように感じます。
 本当に何が起こるかまったく予想できない時代ですが、もしかしたら大きなトレンドの変化によるものかもしれないので、言い訳みたいになりますが、自己責任でなるべくリスクの少ない投資を始められるタイミングに来ているような気がします。

 師走に向けて、また落ち着かない日常です。メディアの報道が世の中の不安を煽るばかりと頭では理解していても、いつまでも続く閉塞感に、何とは無しに、すっきりとした心持ちにならないと、日々を見失いがちになります。
 このような時、私が手に取るのは、古代の叡智を生かした本です。縄文古代史の私の信頼する2トップいときょう先生と吉野信子先生の共著をいただいていたことを思い出し、早速一気に読みました。タイトルは「ホツマツタヱとカタカムナで語り尽くす」(明窓出版)です。

 いときょう先生の「ホツマツタヱ」は日本最古の歴史書で、古事記、日本書紀のもとになった古代の日本の国つくりを描いた書物です。全て漢字で書かれていたとされている古事記、日本書紀に対して、ホツマツタヱは、縄文時代より使われてきた日本固有の文字、ヲシテ文字が使われていることが特徴です。前述の日本の造国のことだけでなく、和歌や日本の祭り、行事の起源についても詳しく書かれており、縄文文明を知る上でも貴重な文献です。
 一方、吉野先生の研究される「カタカムナ」とは、漢字伝来よりもっと前の、上古代とも呼ばれる1万2千年以上前の時代に使われていたとされる言葉です。父もカタカムナには注目していて、イヤシロチやケガレチという言葉の出典はカタカムナだったと思います。線と円のみで構成された幾何学的図形の文字で、うずまき状に綴られています。日本の古代文明が現代の科学を凌駕していることを示し、量子力学、相対性理論から はたまた超ひも理論の原理が描かれているという説もあります。
 「にんげんクラブ」でもよく取り上げさせていただき、会員様にもこの2つの古代史は長らく愛されてきたと思いますが、今回のコラボレーション本は必読だと思います。太古からの陰と陽、善と悪が一体である縄文の心を2つの古代語から読み解かれています。また実践的なヒントとして、新世界の実践の始まりのヒントは「瞑想」にあるという箇所も、お二人ならではの瞑想の解釈が面白いので、日常の習慣に取り入れてみようと思います。いときょう先生が巻末の対談の中で
「歌手の故・桑名正博さんが『人類の最終兵器、それはあんたの心やで!』という名言をおっしゃっているが、これはあなたの生命の根源に全世界の愛が詰まっている」ということを話されていて、とてもファンキーな中に真実があり、面白いと思いました。この時期、ちょっと覚醒したい方はぜひご一読をお勧めします。
 どちらも一般のアカデミーの世界では偽書だと言われているものですが、江戸時代の人が多少校正ぐらいはしたかもしれませんが、かなり日本の歴史を考える上で少なくとも精神的には参考になるところがたくさんあります。そろそろ古事記と日本書紀を超えた叡智として参考にしてもいいのではないかと思っています。
                                            =以上=

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