船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　今、霞ヶ関の居酒屋タクシーが話題になっています。確かに報道されているような現金のキックバックがあったのなら、我々が納めている税金が賄賂に変わり、まさか個人に還元されていたとは夢にも思わなかったのは私だけでしょうか？　　　　
　いろいろなところで社会保障費が問題になり、見直しが叫ばれています。一部の官僚だけが特権を使い、民間では考えられないことが日常茶飯事のように行われている官僚組織そのものが変わらない限り、無駄な税金が減ることはないと私は思います。
　少し前に、国土交通省の出先機関である埼玉の事務所で、一年間のタクシー代として４９０万円も使っていた問題が記憶に新しいことと思いますが、民間の常識とかけ離れすぎていて、ただ呆れるばかりです！しかしながらこのようなことは、時代劇の中にも出てくるようなことです。権力を持つものがよほどしっかりと自制心を持っていないと同じことが昔から続いているということでしょう。また、お隣の中国でも歴史物を読むと宦官が大きな権力を使い、私利私欲に走っていたことがよく出てきますし、共産圏であったソビエト連邦・ポーランドなどでもその権力の座についていた者は、よく商社との取引でリベートを要求していたそうです。
　古今東西、昔も今も変わらない図式で世の中が回っているということでしょうが、しかしながら民主化された国では許されないことですよね！（当然民主化されていない国もです！）
　人間は弱いものです。「誰も見ていないからいいや」的な発想が浮かぶ人のほうが多いと思うので、どこの会社でも内部統制や内部監査・外部監査・株主総会等、色々なチェック機関があるにもかかわらず、官僚組織にはなぜそのような力が働かないのか不思議です。
　前回のこのコーナーで、後期高齢者医療制度について書かせていただいた時、消費税問題にも触れました。その際も「見直す部分を見直してそれでも足りない場合には、消費税ＵＰも仕方がなく、一番公平な税金の徴収方法として良いのではないか」と書きましたが、国債・地方債等、民間では借金できない状態にありながら、次々と借金を重ねる今の現状はおかしいと思いませんか？　天下りの問題・公務員の給料も日本の大企業と比較してもそう変わらないない（４０歳平均８００万円・・・間違っていたらゴメンナサイ）のでは？　それでいてお金がないと言い、税金を上げる前に公務員改革・政治改革等、やれることをぜひやっていただきたいと思います！


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１周目：「即時処理　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
２周目：「目標(計画性？)なくして成長無し　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
３周目：「基準　（テーマ：私が日々思ふこと）」
４周目：「ライバル　（テーマ：私が日々思ふこと）」
５周目：「偽装（うそ）　（テーマ：私が日々思ふこと）」
６周目：「自律心　（テーマ：私が日々思ふこと）」
７周目：「健康はプラス発想で　（テーマ：私が日々思ふこと）」
８周目：「一枚の年賀状　（テーマ：私が日々思ふこと）」
９周目：「ゴミの減量化　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１０周目：「後期高齢者医療制度に思う　（テーマ：私が日々思ふこと）」