船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです(このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください)。

船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
忘れずにいたいこと (テーマ:私から皆様にお伝えしたいこと)
2009.6.8(Mon)
社名:にんげんクラブ大会事務局
名前:相澤 智子

 皆様、こんにちは。私は「にんげんクラブ大会事務局」の相澤智子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 最近、素晴しい本に出会いました。『本当のことだから―“いつかのいい日のため”の宇宙の秘密』(著:山元加津子 三五館刊)という本です。山元加津子さんは養護学校の先生をしている方です。この本に出てくる子供達は、生きることはとても素敵なんだということを教えてくれます。そして人と人はいつも関わり合って生きているということを教えてくれます。この本を読んでいると、加津子さんの温かく優しい心と、子供達のことが本当に大好きなんだという気持ちがとても伝わってきます。

 大ちゃんという男の子の作った詩をご紹介します。

 「僕が生まれたのには 理由がある  生まれるってことには みんな 理由があるんや」
 「僕の手の上に 宇宙がある  僕の身体の中にも 宇宙がある 小さなありの体の中にも いくつもいいくつも 宇宙がある」

 加津子さんが大ちゃんに「これはどういう意味?」と聞いても、大ちゃんは「読んだ人のとおりでいい」と言うといいます。本の中で加津子さんもおっしゃっていますが、大ちゃんはきっと宇宙の大きな力とつながっていて、大切なことを知っているのだと思います。みーんな大切な存在で、みんなが何かを伝え合いながら、つながっているということを私たちに教えてくれているのだと思います。

 もう一つ心に残ったところをご紹介します。

 もう何年も前のこと、NHKの『人体V』という番組を見ていて、とても興味深い内容がありました。その放送はこんな風でした。

 アフリカでは鎌状赤血球貧血症という病気を持っている人がたくさん見られ、その病気は、遺伝子によるものだということが分かっているのだそうです。
 ところで、その遺伝子を持っている人の兄弟を調べると、4人に1人が貧血症を発症していて、呼吸困難や発熱や痛みなどの発作がある障害を持ち、そのうちの2人は同じように鎌状赤血球の遺伝子を持っているけれど障害はなく、そして残りの1人はその遺伝子を持たないのだそうです。鎌状の遺伝子を持つ人がたくさんいる一帯でマラリアが流行ったときに、みんながばたばたと倒れて命を落としていったけれど、鎌状赤血球を持つ人はその病気のかからずに、その一帯の人達が絶滅することなくすんだというのです。不思議なことに、マラリアが流行る地域で、鎌状赤血球の遺伝子を持つ人が多く見つかっているそうなのです。
 NHKの放送では、マラリアに強い、障害のない鎌状赤血球の遺伝子を持った二人が存在するときには、鎌状赤血球で障害を持っている人も必ず存在することになる。言い換えれば、もし鎌状赤血球を持ち、身体に障害を持っている人がいなかったら他の2人も存在せず、その周辺の人たちは絶滅したのではないか。だからその障害を持った人は、その一帯の人たちにとってすごく必要な人だったのだ---------ということでした。
         (中略)
 そして今、現代の人類がたくさんの病気をくぐりぬけて存在しているのは、過去の人たちの苦しみが生み出したものの上にあると説明されていました。
         (中略)

 テレビの中で、作家で遺伝子科学の研究者でもある柳澤桂子さんがこう話していました。
 「“悪い遺伝子”という言葉がありますが、個人にとっては悪い遺伝子というのはあると思うんです。たとえば病気の遺伝子。しかし、社会にとっては悪い遺伝子というのはないと思います。もし、そういった遺伝子があると考えるとしたら、悪いのは社会であって、遺伝子は悪いとかいいとかそういうものはありません。そういうものなんです。ある程度で病気を生み出すものなんです。ですから社会全体としては、何パーセントかの重症の子どもとか、ハンディキャップを持つ子どもたちを、必ず支えていかなくてはならないのです。社会としては、そのことをもっと真剣に考えなくてはなりません。個人の問題ではないのです。ある割合で障害を持つ人たちや病気の人たちが生まれるわけですが、その人たちは、自分の代わりに障害や病気を受け取ってくれたのです。ですから、みんなでそうした人たちに一生懸命尽くさなくてはならないと思います。」

 私はこの本に出会えて本当によかったです。日頃健康に過ごせること、自由に過ごせることをついつい当たり前に感じがちですが、感謝を忘れず、過ごしていきたいと思います。


17周目:「とってもシンプル (テーマ:最近読んでオススメしたい本)」

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