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国家防衛の勤めの最後の日に

21世紀 ヤマトごころの部屋

このページは、元幹部陸上自衛官で、2010年の12月に40年間に及ぶ自衛官生活にピリオドを打った池田整治さんによるコラムページです。池田さんが自衛官在任中に書かれた著書『マインドコントロール』(ビジネス社)は大変好評です。このコラムでは主に、“社会の真実”“家族愛”“自然との共生”をテーマにお届けします。

2012.11(第25回)
偽りの危機と本当の危機

 いよいよ待ったなしの激変の時がやってきそうだ。
 これまで、様々な有意の人たちが危機回避に努力してきたが、全体を動かすまでには至らなかった。それほど、この国のメディアを通じたマインドコントロールは鉄壁だったと言える。特に情報ソースがTVや新聞に限られる地方や、ネット情報・口コミ情報に疎い中高年の男性等は、現代の「お上」情報であるメディアに完全に洗脳支配されている。
 しかし、諦めるわけにはいかない。これから大激変時代に突入し、どんな天変地異や人災が起ころうとも、地球が無くなることもなければ、人類が滅びるわけでもない。どれだけの人々が、どのぐらいの文明的な生活を維持できる程度に残れるか、というサバイバル係数の問題だ。

 大難を小難とし、少しでも多くの有意な人々が生き残り、廃墟の中から、地球本来のガイアと一体となった高度文明が築けるように、今、できることに全力を尽くすほかない。その中で、日本人の役割が改めてクローズアップされるであろう。
 こういう観点から見れば、危機にも二つの種類があることがわかる。一つは、自分たちのエゴのために、危機を作り、そこから利潤を生むもの。つまり、作為的危機である。
 その典型が、「尖閣諸島問題」である。


尖閣諸島問題

 尖閣諸島問題を、一言で言ってしまえば、アングロ・サクソン(その典型が世界金融支配体制)による、「ディバイディッド&ルール(分断支配)」である。つまり、日本・中国・韓国等を分断し、調整役を演じて国益を得る、ことにある。

 この原型は、英国の植民地統治にある。占領地から引き上げるときに、「係争地」を設定しておく。やがて独立した2国間で紛争が起きたときに、調整役として利潤を得る。
 その典型が、インドとパキスタン間のカシミールである。中東ならイスラエルの建国である。
 我が国も米国の占領統治下に、北方領土、竹島、尖閣諸島が、「将来の係争地」として設定されていたわけである。

 そしてこの地域の最大の彼らの「国益」が、日米安保に保障された「在日米軍」の沖縄等「駐留権益」である。在日米軍の地位が安定する限り、中近東から極東に及ぶ彼らの利潤の源泉地域を支配下に置き、彼らの最大の利益創出のイベントである戦争をいつでも行うことができる。朝鮮動乱、ベトナム戦争から湾岸戦争、イラク侵攻まで、策源地としての列島の基地機能なくして米軍は行動できない。この駐留権益という彼らの根元の国益の虎の尻尾を踏んでしまったのが小沢氏であり鳩山氏である。もっとも、この権益がある限り、日本に真の独立はない。
 1951年サンフランシスコ講和条約締結のあと、下士官クラブに只一人連れていかれて日米安保にサインさせられ、ホテルに帰ったときに流した吉田茂の「くやし涙」は、未だ拭えていない。安保の目的は一つ。「米国の軍隊を米国の欲する時期と場所に自由に駐留できること」。それは、じ後この国が大人へと自立することを阻害し、永久(とわ)の米国依存症小児患者にしてしまった。

 そこから派生的に吸い取ることのできる利潤で、米国の財政が成り立って来たと言っても過言ではないだろう。
 例えて言うならば、生後間もなくの赤ん坊に免疫力低下の予防接種ワクチンを接種し、成長ともに様々な疾患の投薬治療で生涯お金を吸い上げる構図と同じである。

 尖閣諸島問題が起こされた途端に、オスプレイ配置及び国内飛行訓練も、普天間基地移転問題も、米兵によるこれまでの数千人に及ぶ婦女暴行事件さえも、日本国民の安全が無視され泣き寝入り状態となっている。
 さらに、原発産業の再興も、すでにアメリカの命令の下、既成事実化している。
 まさに、総選挙前に、絶妙のタイミングで尖閣諸島問題が、引き起こされたわけである。


ジョセフ・ナイ等ジャパンハンドラーズの東アジア戦略

 ここで、世界金融支配体制の東シナ海における利潤追求のためのシナリオを要約してみよう。彼らは国家を超えた企業体を原動力として利潤を追求する。東シナ海においては、膨大な海底資源が彼らの最終目標となる。それを彼らの企業が独占開発するために、基本的に、次のようなシナリオを描いている。
1 台湾独立問題等を作為し、中国と台湾に紛争を起こす。
2 米国が台湾を軍事支援する。
3 日米安全保障条約に基づき、日本の自衛隊が米軍を支援する。
4 米軍の策源地である沖縄、日本列島の基地を中国軍が攻撃することにより、反中国意識が高揚し、日本が本格的に参戦する。
5 米軍は徐々に正面から手を引いて、本格的な「日中戦争」にする。
6 国際世論を煽り、平和維持活動を展開、米軍がその主力となり、東シナ海を統制下におく。
7 米軍の統制下、世界金融支配体制の企業を資源開発に独占的に参入させる。
8 このシナリオ前に、日本の自衛隊が自由に活動できるように、条件整備する。

 この「先例」が、イラクである。今一度、イラクに侵攻した米軍のあとに、イラクの石油の開発や戦後の復興を行って膨大な利益を独占している企業体がどこなのか確認してみればいい。


尖閣諸島の歴史的経緯

 このような世界金融支配体制の強欲な彼らの青写真を確認した上で、尖閣諸島問題の歴史的経緯を確認してみよう。

・1945年の日本敗戦まで、尖閣諸島は沖縄県八重山支庁の一部であり、周辺諸国もいっさい異を唱えていない。日本の敗戦により、全列島が米国の占領化に置かれる。
・1949年、蒋介石との内戦に勝利した毛沢東共産軍が中国本土に中華人民共和国(現中国)を樹立。
・1952年、サンフランシスコ講和条約に基づき、日本は独立を回復。但し、沖縄は米国の占領が継続される。尖閣諸島も沖縄の一部として、米国の施政下が継続。中国、台湾ともいっさい異を唱えず。
・1968年、国連資源探査船が尖閣諸島周辺を調査し、膨大な油田を含む海洋資源の存在を発表する。(国連も世界金融支配体制の走狗)
・台湾、中国が、自国領土と主張を始める。(欲に走る)
・1972年、沖縄が日本に復帰。その一部である尖閣諸島も日本に復帰。但し5島のうち、2島は米軍の射爆場として米国の施政が継続。
・日中平和条約の精神に基づき、日本の「実効支配」を認めた上で、帰属問題等を棚上げし、漁場として公開するとともに共同で資源開発することを取り決める。
・2012年、石原前都知事が訪米時に、尖閣諸島の都による買い上げを発表。じ後、政府が購入することを決定。
・「棚上げ論」を一方的に破棄したとして、中国が反発。大々的な反日デモ等が生起。
 未だ日中の政府レベルの交渉も行われていない。

 「実効支配」というのは、国家の承認を得ていないが実質的な支配を認めることを言う。それ故、尖閣諸島で不法事案が生起した場合は、日本の警察及び海上保安庁が処理をしている。
 日本に有利な「実効支配」での「棚上げ」を、日本から無いものとして活動するのはわざわざ紛争の種を撒くことに等しい。あきらかに日中間に「紛争」状態を生起させることにより、「利益」を産むものたちが、役者を選んで行わせていることがわかる。
 ちなみに尖閣に上陸した香港の活動家は、かっては中国の国旗を焼いていた人物である。米国CIAの要員とも指摘されている。まさしく金で何でも行う「役者」である。
 今回の尖閣諸島問題の結果、揺らいでいた米軍の沖縄駐留という彼らの根本権益が再度確実なものとなった。しかも尖閣問題と連携して、「原発再開」、隷属という意味での「日米安保強化」、年次改革要望書に代わる日本経済再占領を狙う「TPP推進」の「政治勢力」が次の日本の政権を握るように「メディア誘導」されている。

 これ以上の「シナリオ」を進ませてはならない。
 これらの状況を踏まえて、これから日本を取り巻く国際情勢等はどのようになるのかを新著『今、「国を守る」ということ 日米安保条約のマインドコントロールから脱却せよ』(PHP)であきらかにしました。是非、参考にして下さい


本当の危機

 メディアによって、この人為的危機が造成される間も、本当の危機は静かに確実に脅威を増していく。そして、この事実を知り得るものたちだけが、危機回避の対策を秘かに取り、国民にはいっさい情報を流さない。
 その典型が、放射能汚染問題である。
 今この時も、毎秒1千万ベクレルの放射性物質が福島第一原発から放出されている。特に、ウラン235を人為的に分裂させた約300近くの人工放射性物質という使用済み核燃料あるいは死の灰を、完全封鎖あるいは微生物等を利用した原子転換による無毒化しない限り、プルトニウム等長期のものは24万年にわたり健康に多大な影響を与える。これらから放出されるヘリウム核であるα線、電子の粒子であるβ線が地表面や食物にどれだけ蓄積されているのか正確に計測して情報開示しなければならない。

 例えばセシウム137にしても、β崩壊=電子の放出を30年間行った最後の瞬間に電磁波であるγ線を放出する。地表等のβ線をしっかり計測しなければ実態はつかめない。プルトニウムなどはα崩壊→β崩壊→γ線と放出して数万年後に鉛となる。これも地表のα線を計測しなければ実態はわからない。これだけでも、γ線だけを計測する現体制の欺瞞が見えてくる。

 言うまでもなく、それらが人の細胞の新陳代謝の時に、どれだけ遺伝子コピーミスの病理となるのか、緻密な研究と、その対策を早急に行わなければならない。広島でも、10才の子供が2キロ以遠の地で内部被曝し、10年後に結婚して産んだ子どもが、脳なし症で死産という実例がある。しかし、この国はこれらの真実を、無いものとして一切動かない。
 ちなみに核マフィア勢力を一掃したロシアでは、アカデミーがキチンと調査し、ウクライナでは健康被害が250万人にも及び、さらに30代から40代の死亡率の増加に伴い、寿命が70才から50才に落ちたことも発表している。
 そのウクライナ・アカデミーから、α、β線も計測できる3000万円相当の放射能測定器をプレゼントされたが、日本政府は受け取りを拒絶した。本当のことがわかれば、核マフィアが原発産業で金儲けできず、困るのである。この計測器で測定したところ、東京人もα、β汚染されていることがわかった。
 もっとも、天然のビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、味噌等発酵食品をキチンと摂取していれば、キレートされる。放射能の体内除去も、基本は金属キレートと同じであるからだ。でも、キチンと現状を知って口養生等で処置をするのと、知らずに(知らされずに)さらに体内で活性酸素を生み出す食品化学添加物や薬を摂取するのとでは、時間とともに生と死が明確になるであろう。

 ところで、この国では、敗戦後の占領下、米国の一喝のもと、爆心から2km以内、100ミリシーベルト/年以上のγ線(電磁波)を受けたものしか原爆症として認めていない。2km以上離れていたり、α線やβ線の内部被曝などは、「ないもの」としているのである。そのため、広島の原爆症認定患者は、わずか8000名になるのである。
 核マフィアによる情報管制である。真実がわかれば、いかにお上に従順な日本人といえども、原発など置けるような世論にならないからである。
 それにしても、核の平和利用というメディアを通じた日本人への戦後の洗脳工作は完璧であった。但し、3.11フクシマまでは……。


放射能が熱圏を壊す

 さて、放射能による健康問題に加えて、今一番の問題は、地球の生命環境を守る「熱圏」が、この放射能で壊されていることである。
 地球の表面は、高さ約400kmの大気で覆われている。下から対流圏、成層圏、中間圏そして熱圏である。400kmを超えると、そこは高次元の宇宙に入る。宇宙レベルから見れば、核兵器まで装備するエゴの極致の人類は、この宇宙圏の高度文明への仲間入りを拒絶され、封じ込まれている。
 地球を12センチのボールに例えると、大気の厚さはわずか4ミリとなる。その薄皮のさらに一番外側の熱圏が、温度10万度、秒速300kmの太陽フレアやプラズマから地球を守り、生命活動に調度いい可視光線と温度に保ってくれている。いかなるコンピューターでもその機能代替は不可能であり、まさに地球が「複合生命体」と言われる所以である。
 その熱圏が、1960年代から壊されて機能が弱くなってきた。原因は核実験等による放射能である。にもかかわらず、引き続き核マフィアは、原発でお金儲けをしようとしている。まさに人体そのものを滅ぼすガン細胞と同じと言える。
 今年の7月、グリーンランドを覆っていた氷床が僅か4日間で全て溶けた。
 北極圏地方の熱圏が特に弱くなったからだ。この現象の細部は、『ザ・フナイ』12月号の五井野正博士の論文を参照してほしい。氷がとければ海面が上昇するという「理論」の誤謬も実証されたわけだ。ニュートン力学等旧態依然の物理学では、真実は見えない。

 熱圏では、酸素や窒素の原子がイオン化して機能している。これを強化するには、地球の緑の自然を復活させること。そのためには、自然と地球と調和した文明に方向変換するほかないであろう。その原型が日本の縄文から続く「和をもって貴し」の文明であり、江戸は世界の雛形であった。19世紀のパリは、江戸をモデルに造られている。
 このような観点からも、二酸化炭素による地球温暖化「説」は、世界金融支配体制側の「金儲け」の為の「嘘」であることが見抜けるだろう。逆に、緑=植物を復元するために不可欠なのが、「二酸化炭素」であり、光合成なのである。
 また、放射能汚染された大量の瓦礫を、なんら対策を講ずることなく、全国で焼却処理することは、大気圏への放射能拡散となり、周辺住民の健康被害ばかりか、熱圏弱体化に加担していることも認識する必要がある。この事実を知っている横須賀米海軍基地等の家族は米国に引きあげている。彼らにとって人口削減対象である日本人には、その真実を知らせないわけだ。


ついに来たニビル

 さらに、第10の惑星ニビルが3600年周期でやってきている。ニビルを正確に把握しているのは米国のNASAであり、ロシアのアカデミーである。ここでNASAの設立目的の一つに、「宇宙の本当の情報を大衆に知らせない」ということを理解しておく必要がある。
 火星や金星が緑溢れ、地球人よりも高度な文明人が住んでいて、彼らがUFOで地球にもやってきていることなど、世界中の人々が知ったならば、世界金融支配体制による全地球の専制体制・「ワン・ワールド」樹立など不可能となる。このため、NASAの宇宙情報は、フィルターをかけて世界に配信されている。
 今、日本でニビルに関する情報に一番詳しいのは、日本人でプーチン大統領にもっとも信頼されているロシア・アカデミーの五井野正博士である。もし、機会があれば、博士の拠点である長野県大町市で行われる勉強会に参加することをおすすめする。

 まず、太陽系を立体的に理解してみよう。日本人脳の特性として、右脳で立体的に景色等を把握し、絵に創作できることがある。これが目の前の事象を写実的にしか把握できない西欧人脳との根本的差異であり、「浮世絵」とゴッホたち印象派以前の西洋写実派との次元レベルの違いである。この能力があるから、日本人のものつくり等の優位さは不変である。
 太陽を直径30センチのサッカーボールだとすれば、地球はマッチ針の先の直径3ミリの玉となる。太陽(ボール)との距離は約12m。これが宇宙単位1(AU)であり、実際は約1億4960万キロメートル離れている。太陽系の9番目の一番外側の冥王星は、約50AUであり、ボールから約600mのところを回っている。
 太陽系の9つの惑星は、ほぼ同じ水平面を回っている。これに対して、10番目の惑星ニビルは、直交する長楕円軌道である。その周期約3600年。太陽系の他の惑星から見れば、南極側から突き上げるように交差して北極側に通り抜けていく。それ故、NASAは秘かにニビル用の天体観測所を南極に設置していたのである。これまでニビル情報を公表しようとした観測責任者は、皆その前に急死している。
 ニビルの大きさは、巨大な外惑星の一つである木星とほぼ同じと言われる。
 ということは、小さな内惑星の一つである地球の直径の約10倍。巨大惑星ということだ。
 そして他の惑星の軌道面と交差する位置が3AU。つまりボールから36mのところである。大きさは3センチのゴルフボール。実は、この位置が問題なのだ。サッカーボール(太陽)から18mの火星と62mの木星間には、小惑星帯が拡がっている。惑星になりそこなった岩石の塊だが、これまでに6000個発見され、直径1000kmのものまである。7年ぶりに奇跡の帰還を果たしたハヤブサで有名となったイトカワもその一つである。これらが地球と同じ方向でまわりながら衝突を繰り返し、その時壊れたかけらが惑星に衝突したりする。最近では、木星で数多く衝突痕が確認されている。もちろん、地球にも落下し、流れ星や地表の隕石として発見されている。

 問題は、巨大なニビルにはじき飛ばされた小惑星のかけらで、地球表面に衝撃波を与えるほどの大きさの隕石が地球に落下する危険性が高いことにある。
 この際、巨大津波が発生する。五井野博士によるとその確率70%という。
 実は、宇宙ステーションは、この地球に落下する隕石の軌道を変えるための装置の発射台である。まさに、映画「ディープ・インパクト」の世界なのだ。
 しかも日本列島の周囲にはいまだ安全化してない原発が54基もある。太平洋に隕石が落ちた途端に、津波でフクシマの悪夢が全国規模で再現される。


 ちなみにハリウッド映画は、真実の一部を流すとともに、その事象を通じて世界を都合のいい方向にもっていくように、マインドコントロールする目的で「創作」される。是非、そういう観点から映画を見て欲しい。例えば、「地球が静止する日」では、じ後のエイズ、サーズ、トリインフル等ウィルスによる(彼らの基準の)劣等民族殲滅が予見できた。その事実をロシア・アカデミーの力を借りて、サーズ菌がはしかとおたふく風邪菌で人工的に合成されたものと確認し、五井野博士が、日本の週刊誌に掲載すると、それ以上のウィルステロができなくなったのである。まさに、現実は小説よりも奇なり、である。
 そしてもっとも大事なことは、「真実が拡がれば洗脳支配はできなくなる」ことである。

 ところで、宇宙は引力でなく、電磁力・プラズマで支配されている。
 今、太陽系そのものが秒速約200kmのスピードで、銀河系の強大なプラズマ帯に入りつつあることは、拙著『ついに来たプラズマ・アセンションの時』に書いていた。
 実は、巨大な惑星ニビルと太陽との間でも強大なプラズマ帯が形成されることになる。つまり、二重のプラズマ帯に地球が入ることになる。この電磁力の作用で、地球環境もかなりの影響を受けると見られる。地殻変動や異常気象、その最大のものが「ポール・シフト」と言われる。
 太陽も活性化し、巨大フレアも予期される。ここで問題となるのが、自ら地球生命体の宇宙防護服である熱圏を放射能で壊した、人間の愚行である。3600年ごとのニビルの通過で、確かに1万5千年前から続いた自然との一体感の縄文文明の末裔の現代人は、滅びてはいない。しかし、僅か50年間で壊した熱圏がどれだけこの地球を守ってくれるか、まさに誰にも予想はつかないだろう。神のみぞ知る、である。
 ニビルが地球等他の惑星の軌道面と交差するのが12月21日と言われる。
 そしてもっとも地球に接近し、プラズマ帯の最大の影響を受けるのが来年の2月14日と予期されている。
12月21日前後から隕石の落下、地殻変動による南海トラフ、東京直下型地震、太陽フレアによる異常気象、火山噴火、大規模停電等が起こる可能性がある。大規模停電が起これば、世界中の原発の暴発も始まるだろう。
 もちろん、何事もなくニビルが通過することを祈っている。
 ちなみに、米国は最悪800mの津波を想定し、両海岸の海軍基地の代替基地をそれぞれの内陸部に建設し、道路網も水没しない地域でインフラ整備している。これらの情報を独占している世界金融支配体制の一部は、火星に避難しようとして、高度文明人に拒絶されたという。そこで、彼ら上流階級者たちは、秘かに地下都市等に避難するようだ。英国やドイツでもニビルの情報がTV等で流れ、地下都市を建設しているようだ。
 永世中立国スイスでは、法律で各戸に2ヶ月分の非常糧食の備蓄と地下核シェルターがもともと義務づけられている。今回の最悪の事態でも、スイス国民は全員無事であろう。
 お隣の中国でさえ、海岸から400km以上離れた標高600m以上で、しかも原発から300km離れた地域に、万一の時に必要な国家や都市機能を準備しているという。
 国家・政府の基本任務が、予期される危機から出来うる限り国民を守り、最悪の事態になっても国家としてできうる最善の対策が取れることからすれば、当然の処置である。
 ところが、現状の日本では、国家・政府にいっさい期待をかけることはできない。非常時の地下都市や備えなどどこにもない。そればかりか、3.11フクシマの貴重なスピーディ情報を米軍には通報し、肝心の福島県民・国民には知らせず、平然と嘘をついて被曝させたのである。刑事裁判に相当する悪逆無道であるが、誰も咎められていない。このような輩たちは、複合生命体のガイアにより、今回抹殺されても致し方ないのかも知れない。そのための東京直下型地震があると言う予言まである。もっともこれに善人が巻き込まれないことを祈る。
 こういう真実を知らせないまま、相変わらず日本のメディアは、芸能おちゃらけ番組とスポーツ、さらに誰が勝利しても対米従属となる候補者だけを舞台役者としての政争「劇」を繰り返している。
 これが現在の日本の実態である。メディア情報に踊らされることなく、しっかり自己責任で判断し、各人、各家庭、各企業、地域で最大限のサバイバルのための備蓄等を行い、万一の避難場所等を確認しておくことである。


未来を築くのは日本人の今の意識

いずれにせよ、ネバーギブアップ。地球が複合生命体ということは、人類の意志の総和が運命を決めるということでもある。
 ここで、先述の「地球が静止する日」が思い出される。
 主人公は、父を亡くしている典型的な米国の母と子。そして宇宙の高次元レベルから派遣された男性。任務は、地球の他の生命のために、ガンとなった人類だけを抹殺するか、あるいはまだ存続させるかの判断と、その実行。
 彼は、無敵のロボットも連れてきているが、まるで日本のアニメの鉄腕アトムと鉄人28号を、彼ら得意の遺伝子操作で「合成」した形である。実は、これにも深い意味がある。アニメの原点は江戸時代の浮世絵にある。その浮世絵から西欧人が学んで、藝術のみならず、市民レベルの「自由」社会を実現したのである。「現代文明の原点は江戸にある」ということは、こういう意味でもある。映画のロボットは、その象徴であった。
 彼は、人類の抹殺を決定する。するとロボットが砂のように崩れ、超微少型の人工ロボットウィルスとして空中を飛んでいく……。主人公の親子も感染するわけだが、そのような状況になっても、高度宇宙文明人の理知的合理判断とは別次元の、地球人独特の深い愛情を発見する。そこに人類の可能性を見いだした彼は、人類抹殺の装置を止める。
 まさしく、いま見直されている日本人の「おもいやり」「おもてなし」という深い慈愛である。
 映画の中で、父の墓のもとに男性を連れて行き、子どもが「お父さんを生き還らせて」と懇願するシーンがある。彼が間違って車ではねた保安官を蘇えらせるのを見たからである。しかし、男性は、それはできないと告げる。
 「人は死んでも終わりじゃないんだよ。お父さんは、形を変えて新たな役割で今も生きているよ。だからもうここにはこれない」

 今まさに、日本人の叡智が問われている。
 方向的には、ガイアの熱圏を強めるような文明への切り替えが、ポイントとなる。それには、日本語脳をもち、自然との共生ができる日本人が、率先して世界の雛形として歩むしかない。
 どれだけの被害が起こるかわからない。まさに、人智を超えたところで、人類への警鐘が送られるのかも知れない。
 しかし、それさえも、今この時の日本人の意識の覚醒度がただちに反映されるだろう。3.11で見せた思いやりである。日本人の覚醒度に応じてサバイバル係数が変わる。
 そして確実に言えるのは、来年春になりニビルが地球から去ったあと、この地球に残った人々が、これまでのエゴを捨てて、循環型のコミュニティ的な自然との共生社会を築くことであろう。
 その時には、税金もなく、お金も必要もない人間性豊かな江戸型社会が再現していくのかも知れない。
 願わくば、サバイバル度ゼロで、全ての人々が、新たな高次元文明へと歩むことを念じている。


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◆池田整治 公式HP: http://ikedaseiji.info/
東藝術倶楽部顧問
◆美し国 副代表 http://umashikuni.co.jp/index.html
『ついに来たプラズマ・アセンションの時』(ヒカルランド)
『脱・洗脳支配』(徳間書店)
『マインドコントロールX 国防の真実』(ビジネス社)
超マインドコントロール2 日本人だけが知らない! 日本と日本人の凄さ!
『超マインドコントロール』(マガジンハウス刊・アマゾン総合第2位を記録)
『原発と陰謀』(講談社)
『マインドコントロール』(ビジネス社)
『マインドコントロール2 〜今そこにある情報汚染〜』(ビジネス社)
『転生会議』(ビジネス社)
『心の旅路』(新風舎)(新日本文芸社:改訂版)
『なかったことには出来ない話』(新日本文芸協会)
◆写真集『今を生きて〜ガイアからのメッセージ』(新日本文芸協会)
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目覚めし、ヤマト魂たちよ!(最終回)

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13/09

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13/08

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13/07

時代認識再考……明治維新の真相

13/06

滅びから永久(とわ)の道へ

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11/01

最終章開幕!

Profile:池田 整治(いけだ せいじ)

1955年、愛媛県生まれ。元・陸上自衛隊小平学校 人事教育部長で陸将補(2010年12月に退官)。防衛大学校国際関係論卒業。空手道8段、全日本実業団空手道連盟理事長。90年代半ばの第一次北朝鮮危機における警察との勉強会、それに続くオウム真理教が山梨県上九一色村に作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行支援した体験等から、世の中の「本当の情勢」を独自に研究。2009年12月の自衛官在任中に著書『マインドコントロール』(ビジネス社)を出版。北海道での単身赴任時代、太古から残る大自然に感動し、4人の子どもたちへ、万が一の場合、父の想いを残し伝えるためのエッセイ『心のビタミン』(メルマガ)を始める。エッセイや写真は江戸の日本人が感じた『自然との一体感』をテーマにしたものが多い。著書に『心の旅路』(新風舎/改訂版:新日本文芸協会:2011年1月発売)もある。月刊『ザ・フナイ』(船井メディア発行)にもたびたび登場。2011年1月に新著書『転生会議』(ビジネス社)が発売。
ついに来たプラズマ・アセンションの時2011年3月に『マインドコントロール2 〜今そこにある情報汚染〜』(ビジネス社)を発売。2011年9月に『超マインドコントロール』(マガジンハウス)と『原発と陰謀』(講談社)、2012年5月に『脱・洗脳支配』(徳間書店)を発売。2012年8月に『ついに来たプラズマ・アセンションの時』(ヒカルランド)、写真集『今を生きて〜ガイアからのメッセージ』(新日本文芸協会)を発売。大好評発売中。
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