船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
福島訪問で感じたこと
2011.10.4(Tue)
社名:(株)本物研究所
名前:佐々木 信一

 皆さんこんにちは。
 私は、(株)本物研究所の営業スタッフとして、北海道・東北地域を担当させていただいております。
 9月の中ごろ、出張で福島のお客様を訪問させていただきました。
 震災から半年が経ったとはいえ、福島の皆様は、目に見えない放射能への不安を抱えた日々を送っておられます。しかしながら、全く具体的な手が打てないでいる国や行政に頼らず、自分たちの力で前に向かって進もうという力強いお姿を拝見することができ、大変勇気をいただいた訪問でもございました。
 そのような福島のお客様からお話を伺う中でよく耳にした言葉がありました。それは「土壌の除染をどうするか?」でした。
 その場にいたあるお客様は、EM菌を使った土壌の除染を見つけられ、早速収集した情報を教えてくださいました。微生物の無限の可能性に驚くばかりでした。そんな中、ふと、当社で「ゼトックス」というゼオライトの清涼飲料水を扱っている関係で、かつてチェルノブイリの土壌の除染でゼオライトを使っていたとの報告を思い出し、早速自身でも何かお役にたてないかと模索し始め、様々な情報に出会いました。そのような中、新聞で以下のような記事がございましたので紹介いたします。


<以下引用>

○セシウム吸着にゼオライト 作物への移行抑制確認 (2011年9月25日 日本農業新聞)

 天然のゼオライトを土壌に混ぜると、農作物に移行するセシウム133(非放射性)の量をゼオライトを混ぜない場合の1、2%程度にまで抑えられることが、東京農業大学の後藤逸男教授の研究グループの調査で分かった。ゼオライトがセシウムを吸着し、作物への移行が著しく減ることを数値で裏付けた例は国内で初めて。放射性セシウムにも同様の効果があるとみられ、今後、福島県相馬市などの農地で除染への活用法を探る。

・農地除染活用探る
 東京電力福島第1原子力発電所の事故以降、放射性セシウムの汚染土壌を浄化する資材として、ゼオライトを活用している例もある。ただ具体的な効果は未解明だった。

 試験は(1)長野県松川村の水田の灰色低地土(2)栃木県鹿沼市の林地の多腐植質黒ぼく土――の2種類を使用。それぞれの土壌で、砂状の天然ゼオライトを1割加えた区と、無添加の区を作った。

 さらに各土壌で、非放射性セシウムを1ppm(1キロ当たり1ミリグラム)加えた区と、無添加の区を作った。1ppmは、放射性セシウムに置き換えると25億ベクレルに相当する。全ての土壌で1カ月間、チンゲンサイを栽培した。

 その結果、土壌の違いやセシウム添加の有無に関係なく、ゼオライトを加えた土壌で栽培した作物中のセシウム量は1、2%まで減った。後藤教授は「実験前から土壌中にあり粘土質に固定されていたセシウムも、ゼオライトが吸着することが分かった」と分析。「放射性でも同様の効果を確認できれば封じ込めに活用できる」と説明する。

 JAなどと連携し南相馬市や相馬市、飯舘村などの農地で来春から具体的な活用方法を探る計画だ。後藤教授は「農水省は放射性セシウム濃度が1キロ当たり5000ベクレル以下の農地の対処法として反転耕を挙げた。ゼオライトを表土に混ぜて反転すれば、より効果的に作物の吸収を抑えられるのではないか」と見込む。

 ゼオライトは火山灰が海中にたまってできた鉱物。アンモニウムやカリウムなどを吸着する性質があり、土壌に混ぜると保肥力を高めるため、土壌改良資材として政令指定されている。東北地方で多く産出し、福島、山形、秋田各県が主産地。

<引用ここまで>



 震災後、様々な「専門家」と呼ばれる先生方がテレビや新聞などのマスコミに登場しては諸説を唱えていましたが、正直何が正しいのかわからなくなっておりました。そんな中で、このように具体的で明るい話題に出会い、ほっとしております。

 まだまだ研究はこれから深まっていくことと感じておりますが、今回のゼオライトやEM菌などの微生物のような「自然の力」を活用した「より自然な技術」がいち早く現場で困っている方々のお力になればと思い、また、自身もそのお役にたちたいと強く感じております。

 今後、このことが進展いたしましたらまたご報告させていただきます。
 ありがとうございました。


2周目:「春の体調管理について」
3周目:「“まごころ”の輪」
4周目:「被災地訪問報告」
5周目:「こころの支援」

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