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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2006年3月15日
夫婦は似る。このルールを活用しよう。

 私が愛読している月刊誌が4冊あります。1冊は私が主幹になって作っている月刊『フナイメディア』ですが、これを別にするとつぎの3冊です。
 マキコデザイン(株)(代表者 浜田麻記子さん)発刊の『ぺるそーな』、選択出版(株)(代表者 湯浅正巳さん)発刊の『選択』、そして(株)ウェッジ(代表者 松本怜子さん)発刊の『WEDGE』です。ともに内容に惹かれて、長年愛読しています。
 この中でも、特にいろいろな知恵をつけてくれるのが『ぺるそーな』です。マキコデザイン(株)の電話は03−3508−4522、FAXは03−3508−4521、定価は税込1000円ですが、できればお読みください。
 ところで『ぺるそーな』の2006年3月号に、「夫婦は似たもの」を科学する・・・という対談記事が載っていました。
 浜田麻記子さんと物理学者であり新しい科学分野のクオリア(質感)研究の第一人者の茂木健一郎博士の「クオリア談議」です。これは楽しく読みました。
 この対談中、特に楽しかったところが2カ所ありました。それを紹介します。まず一つめです。

浜田:夫の卓二郎と私とは骨格がまったく違うのに、皆に「似ている」といわれます。
茂木:でも毎日顔を合わせていらっしゃって、相手が何かするのを見ているだけで似てくる、そういう神経細胞がある。クオリアです。顔を見て、お互いの仕草を見ているから・・・。
浜田:そういえば、私、まわりにキタナイものがあると本能的に気持ちが悪くなるんです。いつもきれいなものにとりかこまれていたい。これ、女のオシャレには凄くためになる話じゃないでしょうか。
茂木:美しいものにとりかこまれていると、それにとりこまれていくんですよ。モーツァルトの音楽は美しいですが、ザルツブルグという町はモーツァルトの音楽そっくりなんですね。モーツァルトの音楽はザルツブルグに彼が住んでいたから生まれたんですね。もし日本の町―具体的に町の名前をいうとさしさわりがありますが―に住んでいたら、あの音楽は生れていない。モーツァルトとザルツブルグ、これは一種のクオリアです。たとえば、「フルートとハープの協奏曲」とか「魔笛」とか、それに「浄しこの夜」もザルツブルグのどこかで作曲されたんですが、共通したものがあるでしょう。何というか、すがすがしい。いまもザルツブルグの旧市街はそのままですよ。「世界文化遺産」にも指定されて、景観は保護されている。ま、ぼくの仮説ですけれど。
浜田:ほんとにそうですわ。私、ハーバード大学のあるボストンのケンブリッジの町を歩いていると、なんか凄い高級な魂がこのへんに浮遊しているんじゃないかと思われるくらい、いろいろな発想が湧いてくる。
茂木:ぼくはイギリスのケンブリッジに2年留学していましたから浜田さんのおっしゃること、よくわかります。あそこはニュートンや、最近ではホーキングのような、いろんな天才がいたところですから。

 ついで二つめです。

浜田:最近読んだ本で藤原正彦さんの『国家の品格』の中に、インドで数学の天才の生まれた町・・・。
茂木:ラマヌジャンのクンパコナムのことですね。美しい環境が数学の美しさを生む。
浜田:先生のザルツブルグとモーツァルトの話と似ていますね。これもクオリアですね。
茂木:たとえばオクスフォードの町を歩いているだけで、宇宙の真理について考えようではないか、という気が起こるから不思議ですよ。残念ながら東京にはそういうところはない。江戸は美しい町だったのかもしれないけれど、いまの東京じゃまずダメですね(抜粋ここまで)。

 ともかく「夫婦が似てくる」ことは、常識ですが、それがクオリアで説明できることを、この対談の7ページ分を読んで私は納得しました。
 とするなら、このルールを活用すると、天才にもなれるし、成功者にもなれるということです。
 できるだけ、そのような人と付きあい、そのような場に行けばいいわけです。
 皆さんもぜひ実践してみてください。これはすばらしいルールだと思います。
                                                =以上=

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公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 -->
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