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2007年10月19日
10月5日、あ・うん刊 柳下要司郎さんの本の威力

 10月15日の、このHPにも書いたのですが、10月5日にあ・うん社から発刊された柳下要司郎さんの『予測を100%的中させた男 超人「船井幸雄」の近未来予測』を読まれた人々から、数多くのお手紙などをちょうだいし、私としては本当にびっくりしています。
 柳下さんは著名なジャーナリストで、著書も多くあります。1941年生れ、京大独文科を出た方で、最近の3年余は私とは非常に親しく付きあっています。私の秘書や友人たちとも親しい人です。
 彼が、ジャーナリストの目で私の特性をとらえて、客観的に書かれたのが、本書ですから、私にも非常に参考になりました。
 この本の「まえがき」の中で柳下さんは、つぎのように書いています。

 「船井幸雄」という人物ほど、会うたびに驚かされる人はいない。
 私が船井幸雄氏のことを最初に知ったのは、今から30数年もまえ、昭和40年代の後半のことである。
 私は出版社に勤めており、千葉大学教授の心理学者・多湖輝(たご あきら)氏の何冊目かの本を出版する打合せに、東京・中野にあった多湖氏宅を訪ねたときだった。
 多湖氏はベストセラー『読心術』『頭の体操』『企画力』などを出版した後、地方での講演に引っ張りだこになっていた。40代のことである。日本全国を講演会で回っているとき、ときどきいっしょになる講師で、中小企業、とくに小売業の経営者・幹部から圧倒的な支持を受けている人がいることに気づいたという。
 「ぼくよりだいぶ若いけれど、もうほとんど教祖に近いね」と、多湖氏はその講師の人気というか、聞き手を惹きつける説得力に舌を巻いていた。
 多湖氏の講演は、さすが心理学者だけあって、聴衆の心をじつにうまくつかんだみごとなものだった。その多湖氏をしてこう言わしめるのだから、その講師の魅力は並大抵のものではないことがわかる。
 とくに聴衆たちを惹きつけているのは、その社会情勢・経済環境の変化を見抜く目だった。1、2年先から20年先くらいまで、予測がピタリピタリと当たり、聴衆はひと言も聞き漏らさないようにと、一心にメモしているという。
               (中略)
 そうこうするうち、船井氏の会社は顧客先数千社、東証・大証一部上場企業となるまでに成長し、傘下企業も数十を数えるほど巨大化した。外から見る印象では、船井氏はそのオーナー経営者としてグループに君臨する雲の上の存在になっていった。
 ただ、一方で船井氏は、ワンマン・オーナー経営者としての「雲上人」になりすまさない一面をつねに持っていた。
 経営コンサルタントとして一世を風靡した人であることは論をまたないし、その世界では教祖であり長老でもある。そういう偉い人が、難しい経営論や、マーケティング術だけの世界ではなく、身近な人生や健康の問題、もっと広く知的好奇心を掻き立てる新発見や新技術、そして精神世界といわれている分野に降りてきてくれた。
 現在の多くの氏のファン、読者、信奉者たちは、かつての華々しいコンサルティング活動よりも、今のあの好々爺然(こうこうやぜん)とした不思議な氏の魅力に惹かれているようである。
 その意味で、最近の私の船井氏に対する職業的関心は、以前とはまた違った角度を持ち始めていた。
 そんなとき、ついに運命の女神が、私を船井氏に引き合わせてくれるときがきた。3年前のことである。ある出版社からの要請で、船井氏が得意とする「気」の世界を取材することになった。そこで会うたびに信じがたい思い、不思議な感じが募った。

 その「信じがたいこと」「不思議なこと」は、大別して二つある。
 まずは、何が信じがたいといって、船井氏の存在自体が信じがたいのである。
 第一には、ほかならぬその予測力である。船井氏自身は、学者先生たちの予測と違い、コンサルタントというのは、日々が地道な見通しの連続であり、これがなければやっていけないという。そういうビジネスなので、予測が当たるのは当たり前、当たらなければ商売上がったりと言っている。
 それにしても戦後経済の大きな出来事を、ほぼ100%当てていると言われるその予見力はどこから出てくるのか。船井氏という存在自体の大きな不思議である。
 第二に、私などが聞きかじりの常識で信じがたいと感じている事柄を、船井氏はこともなげに知っているだけでなく、信じているらしいことが不思議でならなかった。もともとが京都大学農学部出身という理系の頭脳のはずなのに、一見およそ科学的と見えないよう事柄をよく知り、信じているようにもみえる。
 凡人には信じがたいことを、信じていることが、信じがたいのである。
 そして一方では、現代の凡庸な人間には及びもつかない速さで、まだだれも注目していない最先端科学や画期的技術にいち早く目をつけ、それの実用化に力を入れている。 科学技術の専門家もかなわないような鋭敏で確かな知識力や技術眼を持ち、新しいものに対する嗅覚を持つ。
 たとえば、後ほど詳しく書くつもりであるが、岐阜大学の元島栖二(もとじま せいじ)教授による基礎研究から、10数年かかってやっと注目されはじめた新技術、CMC(カーボン・マイクロ・コイル)に対してもそうであった。
 電磁波吸収・マイクロ波発熱・電波可視化・細胞増殖抑制・エネルギー変換・特殊構造材・生物活性素子・触覚近接センサー・がん治療・美容・ロボットなど、驚くべき広範囲への可能性でノーベル賞級の新技術と言われるこの研究を、経済人としては誰よりも早く評価し、その事業化に手を貸したのは船井氏だった。
                (中略)
 そしてもう一つの「信じがたいこと」「不思議なこと」は、そういう船井氏のことが、ほとんど現在のマスコミに出てこないということである。
 世のマスコミ報道が、もし「現世界」の重要事件を網羅するものなら、船井氏の周辺だけは「別世界」のように見える。この「別世界」でいかに驚くべき現象が起きていても、現代のマスコミが扱う「現世界」の報道には出てこない。
 まるで「この世」の報道には、「あの世」は出てこないと言わんばかりの不思議現象がここにはある。これはマスコミ界の意図的な隔離現象なのか、それとももっと深い理由に基づく基本的・本質的な断絶現象なのか。この点にも、一人のマスコミ人、当事者の一人として無関心ではいられない。

 さらに彼はつぎのようにも、「まえがき」内で書いています。

 船井幸雄氏は、したたかに半生を生き抜いてきた海千山千のやり手経営者だけに、一筋縄ではいかない人間像を持っている。
 開けっぴろげで人懐っこい人柄。天衣無縫(てんいむほう)・無邪気とでも言えそうなその好奇心の持ち方――。しかし、その眼差しの奥には、余人が知ることのできない深い淵がひそんでいるようにも見える。そして、その淵を覗いてみたい誘惑にかられる。
 私などは、そうした信じがたさ、不思議さから、この人は「人間」なのか「超人」なのかとさえ思ってしまう。それは、私の極めて個人的な関心かもしれないが、同じ思いで「船井幸雄というびっくり現象」に目を見張る人の少なからぬことを思い、身の程知らずを顧みずに執筆にかかることにした(転載ここまで)。


 本書の中にも書かれていますが、たしかに、私は過去40年ほど5年〜40年ほど未来の大きな社会的変革の予測については、ほぼ100%的中させてきました。それらは3百数十冊の私の既刊著書を調べれば分ります。
 1980年ごろに「ソ連は後10年くらいでつぶれる」と言っていましたし、1987年バブルの最盛期に、「このバブルは数年はもたない」と言っていました。それらについて、本書で柳下さんは、うまくまとめてくれています。
 この私はいま、人類は「すばらしい世の中をつくれるか」「地球をむちゃくちゃにし、自らも破滅し、原始人からやりなおさねばならないか」の分岐点にいると思っています。
 前者の確率は50−60%、後者が40−50%というところでしょうか。
 なぜ、このように考えるようになったかが、柳下さんの書かれたこの本で、たいていの人にはかなり客観的に分るようです。
 よろしければ、私の最近著の一冊である『もうすぐ次元上昇か』(2007年9月30日 徳間書店刊)と、あわせてお読みいただくと、私のいま考えていることや、なぜ予測が当るかなどがお分りいただけると思います。できれば、この2冊をぜひお読みください。
 しかし、それらよりも、この柳下さんの本を読まれた多くの方から、メールや手紙などでいろいろな「お問い合せ」や「感想」をちょうだいし、私はびっくりしているのです。
 こんなに多くの人たちが、近未来・・・そして地球や人類の将来に関心をお持ちならよい世の中をわれわれはつくれる・・・と思い、うれしくもありました。
この分岐点をぜひよい未来の方に進めようではありませんか。それはわれわれ次第です。よろしく。
                                             =以上=

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