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舩井幸雄のいま知らせたいこと

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2018年11月5日
天皇の国師 (※舩井勝仁執筆)

 このブログの原稿は前週の木曜日か金曜日に執筆することが多いのですが、先週には日経平均が22,000円の壁を割ってしまったので、次の目安は20,500円ということを書きました。しかし、その前の10月26日(金)には20,971円93銭の最安値を付けています。幸いまだ20,500円までには至っていませんが、何ともきわどい感があります。
 気になるのは米中貿易摩擦が激しくなっていることです。誰もトランプ大統領の頭の中は覗けませんが、先々週(10月22日)のブログでご紹介したように、在日トルコ人エコノミストであるエミン・ユルマズ氏が書いた『世界は新冷戦へ突入 それでも強い日本経済!』(ビジネス社)の中で、典型的な共和党政権であるトランプ政権は民主党の支持者が集まっているシリコンバレーを叩き潰しても構わないと思っているのではないかという見方をされていることです。
 中国を本格的に叩くと、シリコンバレーのIT産業もかなりのダメージを受けるので、アメリカ経済をけん引しているIT産業を潰すようなバカなことはしないだろうというのが一般的な見方です。でも、トランプ大統領ならやりかねないかもしれないとも思えます。時価総額が100兆円を超えるアップルやアマゾン等の調子が悪くなったら平均株価が上がるはずがありません。日本でもサウジアラビアと関係の深いIT企業が苦戦をするのではという観測もありますが、いままで栄光を一身に浴びていた会社があっという間に大変な局面を迎えることになることに時代の変化の早さを感じています。

 私はそれでも日本株はまだ前向きだろうと思っています。先週のブログに書いたように10月の動きが来年1年間を象徴しているのなら、年間を通じては下がることになるのかもしれませんので、これから年末にかけて株価がどうなるか注視していきたいと思っています。間違いないのは、毎週のように状況が変わる変化の時代がこれからも続いて行くだろうということです。まがりなりにも予想を書かせていただいている立場で言うと、とてもやっていられない状態ですので、みなさんも私やエコノミストの先生方の言うことを鵜呑みにせずに自分の判断で、自己責任で投資をしていただければと思います。

 今年6月にきれい・ねっとから新装改訂版が出された宮崎貞行著『天皇の国師 賢者三上照夫と日本の使命』を読みました。きれい・ねっとの山内尚子社長からは、出版直後にいただいていたのですが、バタバタして自宅の机の上に積読になっていたものが目に入り一心に読みふけりました。言い訳ですが、いろいろ哲学についての本を読んでいるこのタイミングで読めてよかったなあと思っています。
 国師とは朝廷から仏教の高僧に対して送られる尊称のことで、臨済宗の高僧に送られることが多いそうですが、本書の主人公の三上照夫は僧侶ではありません。ただ、昭和天皇に対して無償で昭和51年から62年まで私的な相談役を引き受けられていたことなどから、一部の識者の間では、そう呼ばれていたようです。にんげんクラブのセミナーにもよく登場していただく著者の宮崎貞行先生に、この著書があることは知っていたので大変気になっていた本でした。
 内容は結構深く、そう簡単に読み進められるものではありませんが、いろいろ考えさせられる点が多々ありました。日本教の経営学という章では、三上氏が講演で語った言葉として以下のような日本書紀で紹介されている神武天皇のお言葉が紹介されています。

(引用開始)

 「神武天皇が新しい国づくりをする目標として語った言葉が、経営にも当てはまるのです。『慶びを積み、暉(ひかり)を重ね、正しきを養わんがために』経営をするのです。慶びを積みとは、生活を保障してやって社員を慶ばせることですね。社長である限りは社員を食わさなければならない。でも、ただ食わすだけなら労力と賃金の交換にすぎない。
 大事なのは、生きる意義、目的を明らかにすること、そうすれば社員の顔は輝いてくる。暉(ひかり)を重ねとは、そういうことです。そして、最後に、自分だけ、自分の会社だけ良くなったのでは不十分だ。周りの社会全体が正しき道を歩むように促していくことが大事だ。正しきを養わんがため、とはそのことを指しているのです」

(引用終了)

 かなり我田引水ですが、私にはまるで舩井幸雄の経営論を聞いているように聞こえてきます。また、まるでいまのトランプ大統領の出現を預言(三上氏は平成6年にご逝去されていますし、講演自体は昭和52年にされたものです)しているようなソ連が崩壊した後はアメリカも崩壊するという三上氏の言について具体的に説明してほしいという質問に答えているところも、とても興味深い内容になっています。

(引用開始)

 「(中略) そしてソ連なき後のアメリカは、世界最大の覇者となり、覇者の自由を国内だけでなく西欧や日本、第三世界に押し付けようとします。かれらは、それがよいと思って無邪気な善意からそうするのですが、それは世界の弱者の反発を呼ぶでしょう。アメリカの投資と輸出を増やすため、極端な自由主義を他国の政治経済機構の中に導入させようとするはずですが、かえって他国内部の対立と紛争を激化させることになるでしょう。
 アメリカの国内においても、ごく少数の金融と石油産業を支配する強者が自由に振る舞い、その結果、弱者の窮乏化と反発を招くことになると思います」

(引用終了)

 まるで見てきたような予言になっています。哲学者が世の中を俯瞰すれば先まで見えることがよく分かりますね。まだまだ勉強が足りないと反省しています。
                                            =以上=

バックナンバー
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