船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　（株）本物研究所にて、本年４月より営業管理をさせていただいております。
　第８回目の今回は、先日読みました記事から思いついたことについて、ちょっと書いてみたいと思います。

　先日『ＦＵＮＡＩ　ｆａｘ』を読みました。そこには「仕事で使っていても携帯電話料は自分で払うもの！」という文が載っていました（表現は違いますが・・。）。
　私は今管理の仕事ですので、当然のことながら弊社営業各人の携帯電話料の精算も私どもの仕事です。多い、少ないと毎月一喜一憂しております。ところが、この文章を読んだときにふと、「そう言えば自分が営業していた時って携帯なんてなかったよな。どうやってお客さんと連絡をとっていたんだろう？」と、何だかタイムスリップをしたような雰囲気に包まれました。

　同じように、知らないうちに変わってしまったことって多いですよね。
　１０円玉で掛けていた公衆電話が、テレカ用に変わり、そして今は電話ボックスを探すのも大変なくらい、無くなってしまった。
　当たり前だった年末の年賀状書き、大変でしたよね。一枚一枚宛名を見ては文章を書いていました。今はどうですか？　パソコンがその代役をしています。

　情報機器の発達によって、いまや、いつでも、どこにいても情報伝達や即時対応が可能になりました。そして人に時間を与えてくれました。「もっとスピーディーに生きなさい」と。でも、その代償として人は大切な何かを忘れてしまったのではないでしょうか、と私は思っています。

　人が人に対する思いやりを失い、自分の思い通りにならないとすぐ「きれる」。私はこの言葉が大嫌いです。少なくとも私の少年の頃はそんなことありませんでした。
　文明を築き、いつのまにかその文明に支配され、人々は人の本来の「こころ」をどこかに置いてきてしまったのではないでしょうか。しかもそれに気づいていない！
　
　皆さん、ちょっと「こころ」の一服をしてみませんか。子供が何か言いたがってますよ。昔置き忘れてきた何かを思い出してみませんか。きっと笑顔がそこにあると思いますよ！

「こころ」を取り戻してみませんか。


１周目：「ニコニコ」
２周目：「基本原則」
３周目：「うそでしょ！　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
４周目：「オープンワールド　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
５周目：「長所伸展　（テーマ：私が強く影響を受けた船井会長の言葉）」
６周目：「ちょっとお伝えしたいこと　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
７周目：「小さなことからコツコツと （テーマ：私から見た船井幸雄）」