娘からみた“真(芯)”の船井幸雄

このページは、船井幸雄の実の娘で現在、本物研究所社長の佐野浩一の妻の佐野ゆかりさんによるコラムページです。実の娘だからこそ知っている、家庭での船井幸雄の姿を中心に、過去も振り返り、家族間の様々なエピソードも交えながら本音で語っていただきます。
娘の視点から、“真”の船井幸雄を語っていただき、より深い、船井幸雄の“芯”に迫っていきます。

2012.08.07(第1回)
父から母への究極のラブレター

 こんにちは。船井幸雄の娘の佐野ゆかりと申します。この度、この貴重な場所に「娘からみた“真(芯)”の船井幸雄」という題名で寄稿させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 8年前から、自然あふれる熱海の父宅の隣に住んでいます。2年ほど家族の事情で東京住まいを経験しましたが、熱海を離れてみて、この山の中のおいしい空気のありがたさを実感しました。今また熱海での生活に戻り、心身が自然の空気に癒され、喜んでいるのがわかる今日この頃です。ありがたいことだと思います。
 でも父はここ数年、体調不良に悩まされています。それまでは日本中を飛び歩いて仕事をしていた父だったので、周りの家族も父の体調の変化にとても驚き、心配しています。
 小さいころから父の姿を見て、父の考え方を学び、尊敬してきました。どれほど、プラス発想に助けられたかわかりません。そんな「元祖プラス発想」の父ですら、弱音が言いたくなるくらいの辛さがあるようで、いつもそばにいながら何もできない自分を歯がゆく思っています。父のニコニコっと笑う顔がたくさん見たいな。。。と願いながら、自分にできることを探している毎日です。
 母も父があまり外出ができなくなってから、同じように自分も家にこもり、父の身の回りのことを手伝い、父の食事を作り、父の気分転換のトランプにつきあい、とても献身的に父を支えています。本当に父も母も大変だと思いますが、なぜか家の中の空気はゆるやかで、穏やかで、優しく流れているように思います。「二人とも70代の老夫婦家庭だから当たり前でしょ。。。」と母は笑いますが、イライラすることなく、穏やかに父を助けている母の出す空気(オーラ)が優しいからだろうなあと思います。昔からどんなに父が仕事人間で忙しく、家族との時間が取れなくても、不平不満を言わず、逆に私たち子どもに「お父さんのおかげよ。お父さんはすごいのよ」と教え続けてくれた母です。今同じ3人の子どもを持つ身になってみて、全く母のようにできなくて、仕事が忙しい主人に不平不満を並べてしまうことばかりの私には、母のすごさがよくわかります。母がいたから、父は安心して、気持ちよく仕事に集中することができたんだと思います。そして、今の父になって、活躍してきたんだと思います。そして、父はそのことをちゃんとわかっていて、母に感謝の気持ちを持ち続けています。。。なかなかわが親ながら、素敵な夫婦だなあ。。。と尊敬しきりです。。。

 先日、ふと父と母の目の前で、父の最新刊『大事なこと』(ビジネス社)という本を手にとって中をのぞいてみました。。。最初のページに書かれていた一文に、不覚にも涙がこぼれそうになって、必死でごまかしました。
 そこには「本書を、わが最愛の妻に捧げます。」とありました。
 これは、辛い体調を抱えながら、必死で綴った父から母への究極の最高のラブレター本だと思います。「直筆の元原稿、もらっちゃったのよ。。。ふふふ。。。」と笑う母の顔はとても嬉しそうで、胸がいっぱいになりました。私もこんな風に感謝してもらえる妻になりたいな。。。と猛省し、努力しようと思う今日この頃です。


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Profile:佐野 ゆかり(さの ゆかり)
佐野 ゆかり(さの ゆかり)
ゴンちゃん(前・♀)と我が家のニュー
フェイスのキャンキャン(後ろ・♂)です♪

船井幸雄の娘で現在は本物研究所社長の佐野浩一の妻。
17歳男子、15歳女子、5歳男子の年の離れた子どもたちや両方の親、そして、ペットの犬やウサギに囲まれて自然あふれる熱海生活を満喫中。元幼稚園教諭。そして元保育士。
現在は家事の傍ら、将来に向けて勉強中。仕事柄、小さな子どもが大好きです!!
著書に『船井家の子育て法』(徳間書店)、『神様、ママを見つけたよ!』(グラフ社)、『もっといいことが起こる今日のヒント』(海竜社)がある。

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