娘からみた“真(芯)”の船井幸雄

このページは、船井幸雄の実の娘で現在、本物研究所社長の佐野浩一の妻の佐野ゆかりさんによるコラムページです。実の娘だからこそ知っている、家庭での船井幸雄の姿を中心に、過去も振り返り、家族間の様々なエピソードも交えながら本音で語っていただきます。
娘の視点から、“真”の船井幸雄を語っていただき、より深い、船井幸雄の“芯”に迫っていきます。

2012.10.02(第5回)
人たらし!?

 父の笑っている顔が昔から大好きです。
 仕事をしているときはとても厳しい顔で、なんだか近寄りがたく感じる時もありますが、時折見せてくれる「にこにこっーーー!!」とした茶目っ気のある笑顔を見ていると、こちらまで嬉しくなって、つられて笑ってしまいます。笑顔に限らず、父のとる態度やことばも、なんだか茶目っけがあることが多いというか憎めないというか。。。母はよく「お父さんは人たらしだからねえ〜」と言います。
 先日母から聞いて大笑いしたのですが、珍しく母が所用で、昼間の長い時間、家を空ける日がありました。母は父のお昼ごはんを作り、父が困らないようにして出かけたそうです。そして家に帰って、急いで夕飯の支度をしながら「大丈夫だった?」と母が聞くと、父は真面目な顔をして「お前がいなくてさびしかった。早く帰ってきてほしかった。。。」と言ったそうです。思わず母は吹き出してしまい、「私も若いころはずっとそう思ってたのよ〜やっと気持ちをわかってくれたのね〜。もっと若いころに言ってほしかったわあ〜」って言いながら、二人でけらけら笑ったそうです。
 このあたりが母の言う、父の「人たらし」の部分なのかなあと思います。本当に仲のいい父と母だと思います。
 そういう母も、小さなことにこだわらない、とてもおおらかな母です。本人いわく「小さなことにこだわっていたら、お父さんの奥さんなんてできないわよ。。。」とのことですが、それはとても納得です。
 子ども3人、お姑さん、そして仕事が超多忙だった父。。。一日に届く父宛の荷物や手紙やファックスなどなど、それらをさばくのも本当に大変だったそうです。母も父に負けず劣らず「大忙し」の毎日だったそうです。
 今、私自身も中身は違えど、その当時の母と同じような家族構成の中で、多忙な毎日を送っているので、母の忙しさや大変さが本当によくわかります。でも、そうなってくるとおおらかにならざるを得ないこともよくわかります。小さなことを気にしていたらやっていけない。。。大丈夫大丈夫。。。ほどほどで行こう。。。母はいつもそんな感じです。
 「船井先生の奥様だから、お料理もお上手で、家事一切完ぺきな方なのだろう。。。」と噂されたこともあるそうですが、いやはやいやはや。。。娘の私が言うのもなんですが、いつも「適度に適当でそれがちょうどいい」感じの母です。先日もちょっとしわの入った布製のコースターがあったので「アイロンかけなきゃね。。。」と言うと、「重い本の下にでも置いておいたらそのうち伸びるわよ〜」と笑って言っていました。
 そんなおおらかで朗らかなスタイルが、父にもちょうどほど良くて、父は家に帰るのが楽しみで、仕事が終わったら直帰する愛妻家と呼ばれるようになったのではないかと思います。
 父が笑顔で「人たらし」でいられる所以(ゆえん)はここにもあるのかもしれません。
 「家の中が綺麗すぎて完璧すぎると、ゆっくりできないし、安らげない。。。って言うもんね。。。」などと言いながら、自分の都合のいいように考えて、「適度に適当でそれがちょうどいい」というスタイルを目指す私を、家族のみんなはどう見ているのか。。。恐る恐るこんど聞いてみようかなと思っています。


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Profile:佐野 ゆかり(さの ゆかり)
佐野 ゆかり(さの ゆかり)
ゴンちゃん(前・♀)と我が家のニュー
フェイスのキャンキャン(後ろ・♂)です♪

船井幸雄の娘で現在は本物研究所社長の佐野浩一の妻。
17歳男子、15歳女子、5歳男子の年の離れた子どもたちや両方の親、そして、ペットの犬やウサギに囲まれて自然あふれる熱海生活を満喫中。元幼稚園教諭。そして元保育士。
現在は家事の傍ら、将来に向けて勉強中。仕事柄、小さな子どもが大好きです!!
著書に『船井家の子育て法』(徳間書店)、『神様、ママを見つけたよ!』(グラフ社)、『もっといいことが起こる今日のヒント』(海竜社)がある。

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