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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
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2004年6月8日
日本の神社・仏閣は経営戦略がない

 つい先日のことです。何万坪という敷地の中にお寺と神社が一緒にある有名な神社仏閣場所を訪問しました。2時間くらいかけて敷地内の一部を見学したのですが、20ヶ所ぐらいだったと思います。「ここでしか売っていないお札です」や、「特別な数珠です」などといっていろんな商品(?)を売りつけるのです。案内人もお坊さんも、いたるところでそれらを買わそうと一つ一つ説明をしてくれるのです。さらにどこを拝観するにもお金がかかり、見学場所に行くたびに集められて、もったいぶった説明が始まります。参拝客に物を売りつけよう、参拝客から儲けようと全力投球しているのがよく分ります。資本主義下で生きていくためには仕方がない行為ですが、ちょっとイヤになりました。
 神さまをお祀りするところとはいえ日本は資本主義の国ですから商売をするのは仕方がないと思います。ですが、もう少し違うやり方があるのではないかと思うのです。
 この日、一緒に同行していた船井総研の社員は、インドのサイババに会いに行ったことがあるそうです。サイババのところでは、お金を取られるようなことは一切なかったと彼はいってました。サイババの教えを知るために人が集まることなどで、病院が建ったり、学校が建ったりと、とてもよかったそうです。日本では、どこの神社でも賽銭箱がいたるところにおいてあったり、何かとイヤラシイシステムになっています。それでもどこかの神社が特別に豊かだったという話を聞いたことがありません。「日本の神社は、本当に商売が下手なのですね」というのが、その社員の感想でした。
 商売というはっきりとした形をとるのなら、経営手段を確立したほうがよいのではないかというのが私の意見です。神社やお寺に限らず、昔ながらの観光地なども同じです。本来、素晴らしいものがあるからこそ観光地や寺社などに人は集まってくるのです。だから、商売することを一番の目的にせず、その素晴らしいものを最大限に活かして、魅力があるから人が集まってくる、その結果、お金もついてくる・・という形にしてほしいと願います。
                                           =以上=

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公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 -->
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