
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

私の若い友人に赤池キョウコさんというマンガと絵の達人がいます。今回、ご縁があって、彼女のまんがで、私の言っていることをまとめてもらって出してもらうことになりました。若い方にも読みやすい、いい本になったと思います。ぜひ読んでみてください。グラフ社から7月に出版予定です。そのまえがきを紹介したいと思います。
―まえがき―
赤池キョウコさんは、わたしの大好きなタイプの明るくかわいい人です。わかりやすく、あたたかい絵を描く美しい女性です。表現描写が実にお上手なのです。そのうえ繊細です。
ともかく彼女の人間性そのものといっていい絵、マンガをていねいに描く人で、初対面の時に、あっという間に私は彼女のファンになってしまいました。
おどろいたことに赤池さんは、拙著を多く読んでいました。何十冊も読み、詳しく内容をご存知だったのです。
私は、特に女性に読んでもらおうと思って本を書いたことがないので、拙著は、どちらかといえば男性向きなのですが、なぜか、十数年前から女性に読まれはじめました。
また若い人にも読まれはじめました。それらは読者からのお手紙などでわかったのですが、それでも赤池キョウコさんのような若い女性は少数派の読者でした。
そのことにも私は感動したのです。「船井先生のご本の内容は、非常に分りやすい。若い人向きですよ。それも女性向ですよ」と彼女から言われて、そのときは本当にうれしかったのです。
本書の出版元であるグラフ社のおかげで、最近は浅見帆帆子さんのような二十代の女性との共著が出ました。
その結果多くの若い女性から、お手紙をちょうだいしはじめました。
私の研究テーマの一つである「百匹目の猿現象」などを通じて、これからは若い女性が大活躍をするだろうことに確信を持っていましたので、これはうれしいことです。(「百匹目の猿現象」については本書をご覧ください)
ともかく赤池さんと話している間に、本書が誕生することになりました。
できるだけ若い人に読んでほしい。私の考え方、生き方で、いいところは若い人にも知り学んでほしい・・・・・・と考えて、本書の本づくりは全面的に赤池さんに任せました。
そのせいか、いい本になったように思います。
1933年(昭和8年)に生まれた私は、戦争を知っています。戦中派です。
今在71歳ですが、昨今の若い人たちの想像もできないような人生を歩んできました。この70年、世のなかは大変革を遂げました。さらに、いま、その大変革の総仕上げの時期に入ったように思います。
あと10年以内に、若い人たちもびっくりするようなさらに大きな変革が来るでしょう。そのための生き方が赤池さんのおかげで本書につまっています。
ともかく私はいままでの大変革の人生経験を通して、世の中の構造やルール、人間のあり方などを、いろいろ知りました。
どんな時にでもどのように考えると楽しく生きられるか、上手に生きられるかなどもいろいろ知りました。それらがマンガで、みごとにまとまりました。
読者の方も、本書で、それらを知っていただき、せひツキを呼び、明るく楽しく生きてください。
期待しております。
この辺で、赤池さんや版元であるグラフ社の皆さまに感謝し、本書の「まえがき」のペンをおきます。
2004年 熱海市の自宅の書斎で
船井 幸雄
=以上=

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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

