
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

今月末に海竜社から私の新刊『仕事のくせづけ』(仮題)が出ます。そこには私が仕事を通じて知った約50のアドバイスがあります。以下はその一つです。
一番の失敗は挑戦しないこと
自分のできる一歩から始める
慎重であることは、ある意味軽率な行動をとらないため、良いことといえます。しかし、若いうちからあまりに慎重でありすぎると、何事にも挑戦するのにしり込みをしてしまいます。
挑戦をしないかぎり、失敗はしないものですが、失敗がないことを誇りに思わないでほしいのです。なぜなら、一番の失敗は、何も挑戦をしないことだからです。
西洋では、チャンスの神様の前髪をつかめ、と言われます。チャンスの神様は後ろ頭がはげているため、とおり過ぎる前に前髪をつかんで捕まえなければならない、ということだそうです。
この言葉のとおり、チャンスというのは、確実にあるべき時期があります。その時期を逃してしまうと、せっかく仕事を成し遂げても、失敗に終わることもあります。石橋を叩きすぎてしまうと、そのチャンスを逃すこととなるのです。
「できることはすぐにやれ、しかも完璧に」と、自らに言い聞かせ、即時処理を身につけると、この橋は渡るべき橋か、渡らざる橋か、ということは、すぐにわかるようになります。
「できない」という言葉をやめ、すぐに行動に移しているにもかかわらず、なんとなく、これはできない仕事だ、と思うときには、何か理由があるのです。良心に反することであったり、他者を傷つける可能性があったりします。
そのように迷った仕事は、お断りすればよいのです。自分がまだヒラ社員の場合は、先輩に正直に相談してみるとよいでしょう。そうすれば先輩は、その問題の解決策を教えてくれるはずです。
そうではなくて、単に自分の「逃げ」や「恐れ」からくる迷いの場合は、「できない」という言葉を使わず、とにかく石橋を叩き過ぎずに、自分のできる一歩から進めば良いのです。
最初の一歩を踏み出してしまえば、後は流れに乗ればいいのです(転載ここまで)。
このようなアドバイスが50ほどあります。ぜひお読みください。
=以上=

2007.09.26:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】「ザ・フナイ」の2007年10月号巻頭言他
2007.09.24:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2007年9月16日〜9月22日)の主な行動と主として感じたこと
2007.09.21:【先週のびっくりより】矢山利彦さんのゼロサーチ
2007.09.19:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】良いと思うことをやり、悪いと思うことをやめよう
2007.09.17:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2007年9月9日〜9月15日)の主な行動と主として感じたこと
2007.09.14:【先週のびっくりより】すばらしい超能力者 荒井義雄さん
2007.09.12:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】9月29日、30日に高輪に来て下さい
2007.09.10:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2007年9月2日〜9月8日)の主な行動と主として感じたこと
2007.09.07:【先週のびっくりより】本物素材 ファロックス
2007.09.05:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】一番の失敗は挑戦しないこと。自分のできる一歩から始めよう
2007.09.03:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2007年8月26日〜9月1日)の主な行動と主として感じたこと

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

