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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2008年2月8日
今月の仕事人

 「にんげんクラブ」(事務局 熱海市西山町19−6 TEL:0557−86−5155 FAX:0557−85−5001)は、私が主宰者ですが、会員も増え、会員用月刊誌『にんげんクラブ』の内容も充実してきました。
 その月刊『にんげんクラブ』の中の読みものは、「今月の仕事人」というページで、毎月1人の人をとりあげ、同誌の編集責任者の兒玉裕子さんが、深く深くインタビューをしています。
 先週、2008年2月号ができ上りましたが、この号で兒玉さんがインタビューをした人は山名保子さんです。
 まず、山名さんの経歴を紹介します。

山名保子(やまな やすこ)
昭和6年  7月生まれ。
昭和24年 若松高等女学校を病気のために中退
昭和30年 東洋医学鍼灸について研究
昭和57年 井澤敏と香野里本舗設立
昭和57年 民間薬草について研究をはじめ、現在にいたる

【阿蘇薬草園 お問い合わせ/アクセス】
〒869-1404 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5007-2
TEL 0967-35-1188  FAX 0967-35-1187
http://www.asoyakusouen.com/mainpage.html


 私は去年の10月に彼女に会いましたが、元気な、そしてフシギな人でした。
 ところで、このインタビュー記事を見て、いろいろびっくりしたのです。
 山名さんが脈診の名人である・・・というのは知っていたのですが、「夜、寝る前に水を飲むとよい」とか「土作りには農薬を使わず化学肥料を使わず、草を土にもどす」とか・・・、私にとっては常識でしたが、だれも信じてくれないようなことが、いっぱい書いていたからです。
 今週は、その中の「山名保子さんの健康の秘訣」のところだけを、ここに再録します。9〜23ページまでのインタビュー記事の中の2ページ余ですが、ぜひお読みください。

山名保子さんの健康の秘訣

――山名さんはそのような知識がたくさんあって、実践されているからお元気なんですね。健康でいるために、これが秘訣だ! ということがありましたら、教えてください。

山名:秘訣と言うものはありませんが、やはり食事ですね。三度三度の食事の組み合わせを考えます。東洋医学に、五味五色と言われるものがありまして、五つの味、五つの色を組み合わせたお料理を食べるのが良いと言われていますので、無意識のなかでもそういう料理を食べます。五つの味とは、塩っぱい、甘い、ピリ辛い、苦い、酸っぱい、です。また、五色とは、白、黒、赤、黄色、緑、の五つです。にんじんの根と葉っぱで、赤と緑はとれますね。ダイコンも白と緑がとれます。今は葉っぱを落とした状態で売っていますが、もったいないですね。葉っぱまで食べるのが良いんですよ。それに、根、葉、の組み合わせも考えます。冷蔵庫をあけた時に、そんな献立を自然に考えているんです。
 私の簡単、手間抜き自慢料理を教えます。大根2本、人参3本、きゃべつ大1個、たまねぎ3個、とまと5個、りんご2個。柑橘は中袋はそのまま、葉物はかき集め、それぞれ大きくぶつぎり、それに薬草の粉をたっぷり入れ、じゃこに、アミ漬け、加え水をたっぷり大鍋で煮込みます。スープがとても美味しいカレーやシチューにすぐ化けてくれます。欠かせない常備鍋料理です。

――そ、それはとても美味しそうですが、すごい量のスープですね・・・(笑)。

山名:
日本人は西洋人より腸が長いそうです。毎日の食事が長い腸を必要としたのでしょう。長い時間のなかで作られた内臓に合うのは米だと思いますので、やはりご飯が主食で、野菜をよく食べます。そして春夏秋の、自然からの素晴らしい贈り物、野の菜、ヨモギ、あざみ、すいば、ふきのとう、山椒の芽、わらび、ツクシ、うど、いたどり、たらの芽、かきどうし、スギナ、おおばこ、たちしおで、やぶれがさ、これは山菜通がよだれをたらして欲しがる珍味の山菜です。貪欲に春菜採りをして、塩漬け、乾燥、仕分けが大変ですが、薬草園の春の一大行事の始まりです。それをちゃっかり私食にもします(笑)。数が多いので、全部の種類を数えるには、頭の余白が無くなりそうですね。冬は冷凍、また塩漬けの山菜、を頂きます。今思ってみると、自然の気を、たっぷり含んだ、野の菜を毎日頂いていたんですね。私の健康の素は山菜でした。

――山菜が健康の素でしたか。阿蘇の大地のパワーがたくさん含まれた山菜は、とても元気になりそうですね。

山名:
それから健康の秘訣のもうひとつは、必ず夜寝る前にコップー杯の水を飲みます。これは腎臓の掃除のためです。

――夜寝る前に水を飲むのは、あまり意識したことがなかったです。どちらかというと夜水分をとるといけないのかと思っていました。

山名:
確かに朝起きたときに水を飲むことは多くの方がされていますが、なぜか夜飲むことを知らない人が多いですね。腎臓は、何万ミリミクロのろ過装置の世界でろ過作業をして必要なものは体に戻し、不要なものは膀胱に送るんです。そのろ過装置が悪いと、不要なものが逆流してしまいます。眠っている時も体湿は蒸発しています。できれば今夜から家族中でコップー杯の水を飲んでほしいと思います(笑)。
 それから、ニコニコすることを忘れないでください。「笑う門には福来たる」です。いつもニコニコしていることで、免疫力があがります。
 それに阿蘇の懐で朝に夕にお山と対面し、朝焼け、夕焼け、雪の日、雨の日、自然に囲まれる日々の生活が、私の健康の一番のポイントです。なるべく自然に触れてほしいですね。
 また、体はホドホドに使うのが良いと思うのですが、私はお風呂の中で、体調に合わせた湯船運動をしています。膝がつくように曲げたり伸ばしたり20回ほどします。お腹と足の運動が同時に出来ます。湯船の中で正座をして口で強く息を吸い込み、口でゆっくり吐き出します。肺の働きがよくなります。ごろごろと音はしてもその痰がなかなか出づらい時、試して下さい、痰切れがよくなります。お風呂をあがったら、足の腹の指圧をします。それに首の運動もします。お昼にする事もあります。湯船の中の運動は、体調に合わせてする事をくれぐれも忘れないで下さい。老人の浴室の事故もよくありますから。
 食事、水、笑い、適度な運動を実践すると、人生150年、長生きできるんじゃないかと思います(笑)。


――山名さんのお話を聞いていると、人間は本当に150歳まで長生きできるような気がしてきました(転載ここまで)。

 

 いかがでしょうか?
 このような楽しい記事がいっぱいの『にんげんクラブ』を、できればぜひ毎号お読みください。よろしく。私は面倒なことが嫌いな人間ですが、山名流は、そんなに面倒臭くなく私にもできそうです。
                                            =以上=

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公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 -->