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"幸感力"経営&ライフ

このページは、(株)本物研究所社長・佐野浩一によるコラムページです。佐野は「いま世の中で求められているのは“幸感力(=幸せを感じる力)”ではないか」と考えています。“幸感力”の実際の生活や会社経営での活かし方や、それにまつわるエピソードを語ります。

2009.11
一生懸命を見直してみると…

 「〜しなければならない」「〜でなければならない」「〜すべきだ」…。
 私たちのまわりで、実は新型インフルエンザよりも流行しているといっても過言ではない現象。
 ふとした社内での会話のなかにも、どれくらいこの「〜しなければならない」病、略して「〜しなければ」症候群(あまり短くしても表現上の効果はなかったようですが…)にかかっている人が多いことか…。単位時間当たり、たとえばたった1分あたりでも、10回くらいでてくる人もいます。一度、貴方の上司や部下の方、または家族の間で、内緒でカウントしてみられてはいかがでしょうか?
 これは、少々語弊があるかもしれませんが、お・も・し・ろ・いですよ。
 1分で10回以上出てきたら、「〜しなければ」の超プロ?です。
 処方箋としては、船井幸雄の『幸運と成功の法則』(グラフ社)の「第一章 幸運を招く生き方」「第三章 成功の法則」あたりを、あらためてお読みになることをおススメします。

 考えてみますと、1分に1回登場するだけでも、一体一日に何回言ってることになるのでしょうか…。ちょっと恐ろしい気がします。

 さて、前回の宿題で紙に書き出されたもの。
 「〜しなければならない」という表現を消して、「〜すると楽しい」「〜すると幸せ」に書き直してみましょう。
 そして、書き直したものを、よく読み返してから捨ててしまいましょう。これで、メンタル的にはリセットです。どうしても捨てたくない人は、逆にことあるごとにながめるようにされてもいいでしょう。いずれにせよ、リセットをかけることが大事なのです。

 ずいぶん前回の宿題に文章を費やしてしまいました…。
 今回は、とてもよく似ているのですが、「一生懸命」について考えてみたいと思います。

 「一生懸命」というイメージから、どんなイメージが伝わってきますか?
 真剣、熱意、パワー、エネルギー、誠実さ、真面目さ、成果…、いろんな言葉や概念が浮かんできますね。しかし…、どうも心も体も“力んで”しまっている状態が浮かんでくるんですよね。思えば、私も「力が入って」いました。それも、思いっきり。心も体もガチガチでした…。

 しかし、それで万事うまくいったかというと、決してそうではなく、ときに体や心に大きなダメージを受けてしまうことも少なくありませんでした。これが実は、世の常です。そこで、「可必」(=必ずしもそうなるとは限らない)という思考が大切だと、何と鎌倉時代の禅僧である道元禅師は教えてくれているのです。メンタルタフネスの世界は、近年生まれたものと思いこんでいましたが、いわゆる宗教の世界では、もうずっと前から「生き方」「あり方」「考え方」を説いてくださっていたわけなんですよね。ちょっとすごいなって思いました。

 自分が守るべき場所に土台を築き、そのうえで「世の中には報われないこともある。それでも日々の努力を怠らず精進しよう」と考えることができれば、それこそが一生懸命に生きることだと説かれています。「がんばる」と悲壮感に苛(さいな)まれそうになることがありませんか? そんなとき、肩の力を抜き、「可必」思考をしたいものです。

 今回の宿題です。
 何かマイナスイメージが湧き上がったとき、意識して立ち止まって、「必ずしも、そうなるとは限らないよ!」って思ってみませんか?
 今回は「思う」だけです。カンタンですよね。
 少しずつ、力が抜けてきますよ。きっと。
 そうすると、本当に「力を入れなければならない“とき”や“こと”」が見えてきたりします…。

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Profile:佐野浩一

1964年大阪生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、13年間中高一貫教育校の英語教員として従事。2001年4月、(株)船井事務所に入社。2003年4月、船井幸雄グループ・(株)本物研究所を設立し、代表取締役社長に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓蒙、普及活動を行なっている。

ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる2005年10月に『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)を出版。
<船井幸雄との共著に『本物の法則』(2008年 ビジネス社)がある。>

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