若き経営者の奮闘録

13年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく(株)本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。

2009.07
「拝啓 未来の本物研究所へ」

 「お客様に真剣」であるために、どうすればよいのか? 真剣に考えた結果、これまで毎日行ってきた朝礼を一部変更することとしました。カシータで行われているのと同じように、お客様の情報を共有することにしたのです。
 そうすると、これまで15分程度であった朝礼が、何と60分近くもかかってしまいます。でも、“結果としての効率”をとることにしました。お客様情報や来客情報はもちろん、お客様からのご意見についても即座に議論します。改善、改革のスピードは目に見えて変わってきました。私は、これを「毎日の会社改革」と呼ぶこととしました。この習慣づけの行く先には、お客様に対するサービス力の飛躍的向上が実現すると考えています。
 誤解のないようにお願いしたいのですが、もちろんこれまでお客様に真剣でなかったわけではありません。真剣でした。でも、そこには「自社に真剣」も「仕事に真剣」も一部分で含んでいたのです。会社における規則や取り決めもまったく同じですね。お客様を守るためではなく、結局会社や自分たちを守るために存在するものも“確かにあった”ということになります。このことに気づけたのは、マクロに見てとても大きな出来事でした。 
 いま私は不思議な感覚に包まれる自分に少々驚いています。なぜなら、それまでに一度下した判断を淡々と覆してしまう自分がいるからです。これからしばらくの間は、こうした判断の変化に戸惑う社員やお取引先様が出てくることと思います。でも、淡々と勇気をもってお答えしたいのです。「判断基準が変わったので、判断結果も異なるのです」と。「お客様に真剣」は、ズバリ改革のエンジンであり、未来への指標となると確信しています。

 いよいよ、これにて2年9か月続いた連載の最終回とさせていただきます。ここまでご愛読くださり、本当にありがとうございました!心より感謝申し上げます。
 次回から始まる私の新コラム『“幸感力”経営&ライフ』もどうぞよろしくお願いします。

 そして、最後に、未来の本物研究所へ向けてメッセージを送ります。

拝啓 未来の本物研究所へ
 皆さん、お元気ですか? 本物に一生懸命で、そして皆さん、相変わらず東奔西走の日々かと思います。あれからずいぶん月日が過ぎましたが、その後もずっと本物研は「お客様に真剣」な会社であると評判ですね。これもまた、長年にわたって継続している朝礼のおかげでしょう。これからも、お客様からの喜びの声に包まれる会社であり続けてくださいね。では!


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Profile:佐野浩一

1964年大阪生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、13年間中高一貫教育校の英語教員として従事。2001年4月、(株)船井事務所に入社。2003年4月、船井幸雄グループ・(株)本物研究所を設立し、代表取締役社長に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓蒙、普及活動を行なっている。

ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる2005年10月に『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)を出版。




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