若き経営者の奮闘録

13年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく(株)本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。

2008.10
仕組みをつくろう
  『「儲かる仕組み」をつくりなさい』(河出書房新社刊)という書籍、よく売れましたよね。その著者である小山昇さんを訪ねるべく、先日株式会社武蔵野の見学会に参加してきました。
 書籍から情報を得て、実際に取り組んでみたことがらもあります。しかし、“現場”は知の宝庫でした。実際に足を運び、自分の目で見て、そこで働く社員の方々に直接話を聞く。答えはまさしく現場にあるんだと、あらためて痛感することに……。まさに、百聞は一見にしかず。
 小山さんは、「株式会社武蔵野は、私の59年におよぶ失敗の歴史の上にあります」と明言されます。私も少し気持ちが楽になりました。さらに、「自分で考えたことは何一つありません。すべて、他社から真似たことばかりです」と。よいと考えたことは迷わず即実行されます。即時処理の達人です。

 さて、その小山さんが何より大事にされているのは、「仕組みで解決、改善すること」。実は、ここで伺った一つの事例が、ホントにストーンと腑に落ちたんです。
 「会社を出た車が営業所に向かう際、以前は左折をして、角のタバコ屋を右折していました。そこで年に数回事故が起こっていたんです。これを頭ごなしに注意したら、愚の骨頂ですよ。経営者失格です。ここに仕組みを導入しました。それは、単純に『(左折していたのを)右折に変える』ということだったんですよね。そしたら、事故はなくなりました。これが仕組みというものです。」
 なるほど……。
 あたりまえといえばそうですが、これこそまさに仕組みです。目からウロコでした。
 さて、武蔵野社内では、会社理念にはじまり、目標、組織表、仕事の分担、個々の作業状況、プロジェクトの進行具合など、すべてが「見える化」されています。これもまた、仕組みの一つです。営業成績ももちろん「見える化」。そして、ここにちょっとした工夫があります。それは、「他者ではなく、過去の自分と比べる」という視点の置き方。過去の自分と向き合い、比べることこそが、モチベーションの自発的向上につながるのだそうです。
 なるほど……。
 船井会長からも、よく「仕組み(づくり)が大事やな」と教えをいただいていました。しかし、今から思えば、十分その真意を理解し得ていなかったと、今回心底気づくことができました。ラッキーです。
 仕組みで考え、仕組みで動かす。
 よし、仕組みをつくろう!
 またまた、新たなる挑戦がはじまります。


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Profile:佐野浩一

1964年大阪生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、13年間中高一貫教育校の英語教員として従事。2001年4月、(株)船井事務所に入社。2003年4月、船井幸雄グループ・(株)本物研究所を設立し、代表取締役社長に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓蒙、普及活動を行なっている。

ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる2005年10月に『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)を出版。




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