若き経営者の奮闘録

13年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく(株)本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。

2008.04
長所伸展法・再考 
 正式に弟子入りをお願いしたことはありませんが、私には"師匠"と呼べる人が二人います。
一人はいうまでもなく船井幸雄会長。あたりまえのことです。もう一人の師匠とは、船井総研の小山政彦社長です。
 小山さんは超多忙な方ですが、実は毎月一回、一時間、私のために時間を割いてくださり、様々にアドバイスをいただいています。小山さんと話していて、いつも感じるのは、共通の師匠である船井会長の教えを誠実なまでに行動実践され、なおかつ超具体的に自分自身の言葉と文法に置き換えておられることです。
 小山さんは、長所伸展法を徹底的にやってこられました。もちろん、並大抵の覚悟でやってこられたわけではありません。『「興奮」を売れ』(2006年ビジネス社刊)によれば、「私など、最初のころは思わず目の前の社員を怒鳴りつけたい衝動に駆られることばかり多くて、そんな自分を辛うじて抑えつけるのに精一杯の毎日でした……」と述懐されています。
 長所伸展法の実践には、何より我慢が必要です。「我慢する」という確固たる決意です。小山さんは、そのことについて、次のように述べておられます。
 「長所伸展法に徹したときの代償とは、部下に対する失望、絶望、肩すかし、そして何より求められるのが、自分を殺してまでしなくてはならない『我慢』なのです。」
 私には、まだここまでの表現はできません。つまり、まだ"徹する"ことができていないということなのでしょうね……。しかし、「長所伸展法」は、船井流の根幹をなす方法論であり、しかも万能の人材育成法だと考えると、私もまたここから逃げるわけにはいかないのです。
 小山さんは、こういいます。
 「佐野さん、どんな意見も、どんな提案も、『私もまったく同感だ』と、まず受けてごらんなさい。そうすると、ダイナミックに変化する"何か"に気づくよ。それが、長所伸展の入り口であり、社長の度量というものなんだ。」
 そう語る小山さんのお顔は、愛情と確信に満ちていました。
 本当の意味での組織的経営会社を目指すべく、私もあらためて「長所伸展法」に取り組むべく、腹をくくる決意であります。

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Profile:佐野浩一

1964年大阪生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、13年間中高一貫教育校の英語教員として従事。2001年4月、(株)船井事務所に入社。2003年4月、船井幸雄グループ・(株)本物研究所を設立し、代表取締役社長に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓蒙、普及活動を行なっている。

ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる2005年10月に『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)を出版。




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