若き経営者の奮闘録

13年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく(株)本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。

2008.11
人格の力
  先月、全国の販売店様を集めた「全国販売店統括会議」を執り行いました。ちょうど、その日は「船井幸雄オープンワールド2008」が開催され、船井会長は講演で疲れていたにもかかわらず、会場に顔を出してくださいました。そこで、約15分、挨拶をしていただきました。
 「本物研は、社長以下、本当に人間性のよい人たちが集まっている。しかし、儲け方を知らない。仕事の仕方を知らない。サービスの仕方を知らない。しかし、これは、自分がこの5年ほどまかせっきりで、教えてこなかったせいだ。本当に申し訳ない。元気になったので、来年あたりから、しっかり教えていきます。」
 こう話した後、ペコッと頭を下げたのです。
 「責任は常にトップにある」。船井会長の持論を、そのまま行動で表現した一場面でした。そして、これは、現場のトップたる私への直接の「教え」であったのだと理解しました。
 折りしも、この日、私たちは“ギアチェンジ宣言”をし、新生・本物研究所としての再スタートを誓った日でした。まだまだ会長から学ぶことが山ほどある……。そんなふうにも思いました。そして、この会長の言葉を胸に、再度“変わりゆく”本物研究所を心のなかで意を固めた瞬間でもありました。

 手前味噌になりますが、本当に当社の社員の皆さんは人柄がいい……。こんな社員に恵まれているのですから、うまくいかないことがあるとすれば、それは私の舵取りが間違っているということになります。私自身に逃げ場はありません。
 かつて、関西の阪急グループの総帥であった清水雅氏が次のようなことをおっしゃっています。「一人の力で事業が成功することは絶対にない。一人の力が他人の協力を得たとき、初めて事業は成功する。そして、協力を得られるのは鋭さではなく、人格の力である」と。今後の私の目標は、日々十二分に研鑽し、人格の力を鍛え上げていくことです。 
 幸か不幸か、私には特別の力もなければ、秀でた得意領域も持ちえません。そんな人間がトップ足りうる条件は、人格の力を鍛えることしか選択肢はないのだと思いました。
 船井会長の“トップ”たる心意気に触れ、私自身の未来へ向けての指針が確固たるものとして意識された一幕でした。
 感謝……。


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Profile:佐野浩一

1964年大阪生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、13年間中高一貫教育校の英語教員として従事。2001年4月、(株)船井事務所に入社。2003年4月、船井幸雄グループ・(株)本物研究所を設立し、代表取締役社長に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓蒙、普及活動を行なっている。

ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる2005年10月に『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)を出版。




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