若き経営者の奮闘録

13年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく(株)本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。

2009.03
拙速は巧遅に勝る

  船井会長がよく言う即時処理。
 「すぐに処理しないと、仕事が山のようにたまってしまうからね……」と言いながら、自分でももちろん実践されています。
 検討すべき案件に対する判断もメチャクチャ速いんです。よく、直感力のことについて語られますが、おそらく直感で決断され、それと同時に論理的な判断もくだされているのだろうと想像しています。
 意志決定こそが社長業のすべてといわれます。しかし、まだまだ会長のようにすばやく、正しい答えを引き出せているとはいえず、反省することもあります。また、組織としては、トップの判断から現場による実行まで、いかにすばやく円滑にできるかも勝負どころです。結局、いかに早く決め、短期間で実行に移せるかが、企業としての総合力であり、生命線ともいえるのでしょう。

 ところで、以前勤務していた学園で、時折耳にする“あるフレーズ”がありました。
 「まあ、やってみなはれ!」
 実は、当時の学園理事長は、サントリー元会長の佐治敬三氏。その佐治氏が事業において大きな成功をおさめられたのは、創始者である父・鳥井信治郎氏が頻繁に口にされるこの言葉であったと聞かされたことがあります。これを真似て、生徒たちにもよく、「まずやってみたら!」といったことを覚えています。 
 一方、「拙速は巧遅に勝る」という言葉もあります。完成度は多少低くても、すぐに行動を起こしていれば、またそこで新しい展開が生まれてくるもの。何もやっていなければ進展することはありません。石橋を叩いて渡ることはとても重要ですが、まず行動を起こすことはさらに大事だという意味です。
 「石橋を叩いても渡らない」、ましてや「渡ってから叩く」というのは、まったくナンセンスです。でも、こういう失敗は、実は何度も経験してきたことでもあります。
 「拙速は巧遅に勝る。」
 この厳しい時代を生き抜く最大のキーワードであるかもしれません。私たちも、この言葉どおり実践できるかどうかが試されている時期だと痛感しています。



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Profile:佐野浩一

1964年大阪生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、13年間中高一貫教育校の英語教員として従事。2001年4月、(株)船井事務所に入社。2003年4月、船井幸雄グループ・(株)本物研究所を設立し、代表取締役社長に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓蒙、普及活動を行なっている。

ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる2005年10月に『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)を出版。




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