若き経営者の奮闘録

１３年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく（株）本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。

　ビジネス書を読んで、涙を流されたことってありますか？
　私は、二度（二冊）もあります。
　一冊目は、ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長、高野登さんが書かれた『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』（２００５年　かんき出版刊）。これは衝撃的でした。感動して、体が熱くなりました。その後、憧れの高野さんとの出会いがあり、直接いろんなお話をお聞きすることになります。これまた感激でした。
　そして、今回で二度（二冊）目……。『「お客様に真剣」ですか？―サービスの合言葉』（２００９年　かんき出版刊）という書籍。

　どうやら、大事なことを知らせるために、神様はいろいろ工夫をしてくれるようです。
　ある日、東京オフィスに来られた販売店のＳ様が、「これから、奇跡のレストラン“カシータ”に行くんだ」とおっしゃっていました。そのときは、そのＳ様の行動力のすごさにただただ呆気にとられていたのでした……。
　またしばらくして、その“カシータ”のオーナー、高橋滋さんが書かれた著書を読んだ弊社スタッフの横浜が、「この本おススメです！」と教えてくれました。もちろん、すぐさま購入して、読ませていただきました。

　こうして同じ対象や同じテーマについて連続して触れるとき、いつも「これは何かを気づかせてもらえるチャンスだ」、つまり“神様からのメッセージ”だと考えることにしています。
　今回もまったくそうでした！
　その副産物は、とんでもなく大きな気づきと経営にもたらした大きな変化。
　そのきっかけとなったのは、書名にあるとおり、“「お客様に真剣」ですか？”というズバリの問いかけ。「仕事には真剣、会社のことには真剣だったかもしれない。でも本当にお客様に真剣でしたか？」と真正面から問われたのです。誤解を恐れず真正直に答えるとすれば、心のどこかをグサッと刺された感じがしたのです。
　これがきっかけとなり、いま日々の会社改革に取り組み始めることになりました。キーワードは、「お客様情報のシェア」。
　詳しくは、来月の本ページにて……。