若き経営者の奮闘録

13年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく(株)本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。

2008.03
進むか、止まるか? 
 経営者の決断は、少々乱暴にいえば「進むか、止まるか」のどちらかに集約されます。そして、何かを進める決断と、止める決断とでは、その心持ちに大きな違いがあることも事実です。前者の場合、普通前向きな心と展望から心が躍(おど)ることもよくあります。しかし、後者の場合、そこから先のマイナス部分が頭をよぎり、お客様との関連性が密な案件であればあるほど苦しいものです。動いているものを止めるために費やすエネルギーは、想像以上に大きなものだといえます。
 このように、一見この2つは異なるものに見えますが、結局どちらの選択をしても、時間の流れに沿い、前を向いて動いていくことに変わりはないのです。すべては"よくする"ための決断です。ですから、どんな場合も素早く、前向きに決断できることが、経営者としての熟練度ではないかと思われます。私も日々の積み重ねの中から、思考力、決断力、プラス発想力を鍛えている最中です。
 船井会長は、決断のプロです。迷う姿を見たことはありません。しばし目をつぶり沈思黙考ののち、おおよそ数秒で決断してしまう姿を何度目にしたかわかりません。
 以前、私はある関連会社の役員として、一事業所を任されていた時期がありました。当時、全社的にも業績が芳(かんば)しくなかったこともあり、結果としてその事業所を撤退することとなりました。そのときも、わずか数秒でした。その後の対応には相当苦慮しましたが、これまた結果として決断に誤りはなかったと認識しています。ならば、決断は早い方がよいわけです。
 よく経営は兵法にたとえられます。生きるか死ぬかの戦いの中で、指揮官が判断に迷い、立ち止まることは断じて許されません。自分の命どころか、仲間の命さえも無駄にしてしまいます。そう考えると、船井会長が説く「即時処理」「即時決断」の姿勢は、指揮官たる経営者として必要最低限かつ必要不可欠な能力と考えられます。
 時間はあと戻りすることはありません。よいことも悪いことも、すべては必然必要。さらに、すべての決断は、よりよい会社づくりのためにあります。そして、社員はもちろん、会社と関わり、応援してくださるすべての人々にプラスとなるように決断するのです。
 経営には、スピードが必要です」
 「経営には、決断による付加価値創造が常に必要です」
 いま私が正面から向き合っている2つの課題です。

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Profile:佐野浩一

1964年大阪生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、13年間中高一貫教育校の英語教員として従事。2001年4月、(株)船井事務所に入社。2003年4月、船井幸雄グループ・(株)本物研究所を設立し、代表取締役社長に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓蒙、普及活動を行なっている。

ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる2005年10月に『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)を出版。




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